勉強会のネタが思いつかない介護職必見!使える勉強会ネタ10選

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介護職はスキルアップのために、勤務先の介護施設・介護事業所で勉強会を開催します。勉強会を開催する頻度は「1ヶ月に1回」「偶数月に1回」など、職場によってさまざま。勉強会は介護職にとってスキルアップ・知識研鑽ができる貴重な機会ですが、ネタがないと困ってしまうこともめずらしくありません。そこで本記事では、介護職が楽しみながら参加できる勉強会のネタをご紹介します。

介護職の勉強会にはどのようなものがある?

介護現場で活躍する介護職のスキルアップや、日頃の業務の振り返りを目的として、各介護施設で定期的に勉強会を開催しています。

勉強会を開催する頻度は「1ヶ月に1回」「偶数月に1回」など、職場によってさまざまです。

近年では、新型コロナウイルスの影響を受け、勉強会の開催方法が多様化しています。

ここでは、介護施設で行われる勉強会の開催スタイルを3つご紹介します。

外部講師による勉強会

介護現場で普段使用している車椅子やおむつ、介護用リフトなどのメーカーが各介護用品の使用方法を説明するため、外部講師の派遣を行っています。

また、歯科医や内科医、薬剤師などの医療スタッフが外部講師として介護施設に出向き、病気や薬などの説明を行うこともあります。

医療や福祉用具など、各分野の専門知識を持った外部講師を招くことで、介護職の専門性を高めることが可能です。

オンラインでの勉強会

近年、新型コロナウイルスの影響を受けてオンラインでの勉強会を行う介護施設が増加傾向にあります。

「子育てや本業の都合で勉強会に参加できない」という短時間勤務のパート職員でも、自宅から気軽に勉強会に参加することが可能です。

また、介護施設に出向くことが難しい遠方の外部講師とつながることができるため、受講できる講義の幅が広がります。

職種別・階級別の勉強会

介護現場では、無資格の介護職や介護福祉士・社会福祉士などの資格を持っている介護職、介護支援専門員(ケアマネジャー)など、保有資格が異なる介護職が活躍しています。

また、「入社1年目の介護福祉士」や「入社10年目の無資格パート介護職」など、勤務年数や保有スキルもさまざまです。

そのため、「新入社員向け勉強会」「ケアマネジャー向け勉強会」など、職種別・階級別に勉強会を開催する方法もあります。

楽しみながら参加できる勉強会を開くコツ

介護職のスキルアップや日頃の業務の振り返りを目的として、行われる勉強会。

しかし、毎回同じ内容になってしまったり、飽きてしまって勉強会への参加を断る介護職がいたりと、なかなか上手くいかないことも多いでしょう。

ここでは、介護職が楽しみながら参加できる勉強会を開催するコツを3つご紹介します。

勉強会を行う前に「事前アンケート」を行う

勉強会を開催する前に、まずは勉強会への要望をアンケートで確認しましょう。

「仕事上、困っていることや悩んでいることはないか」「どんな勉強会に参加してみたいか」という勉強会への要望を介護職に質問します。

介護職の勉強会への要望や仕事上の悩みごとを把握することで、介護職の悩みに寄り添った勉強会が開催できるようになります。

実技やグループワークを交える

司会進行役や講師が一方的に話すだけの勉強会では、集中力が切れてしまったり、途中で寝てしまったりと、参加者が話を聞いていないケースが多いです。

そのため、「職員同士で実際に介護技術を実践し合う」「介護事故が起こりそうな場所について職員同士で話し合う」といった、実技やグループワークを交えましょう。

勉強会の合間に実技やグループワークを挟むことで、参加者の参加意識が高まります

積極的に外部講師を招く

勉強会の司会進行役が参加者と同じ介護職である場合、参加者が既に知っているような介護の基礎知識や技術を教えることしかできません。

そのため、「そんなこと言われなくても分かっている」と思われてしまい、参加者の集中力がすぐに切れてしまいます。

介護食の調理に詳しい管理栄養士や調理師、福祉用具の専門家である福祉用具専門相談員、医師や歯科医師など、さまざまな分野の外部講師を招待しましょう。

介護施設内では知ることができないような新しい知識を学ぶことができます

介護の基本「基礎知識ネタ」3選

勉強会の開催を任せられた時、どのような内容やネタにするべきか迷いがちです。

ここでは、介護施設の勉強会で使える「基礎知識ネタ」を3つご紹介します。

介護の経験が浅い新人介護職や無資格介護職におすすめの「基礎知識」が学べる内容です。

コミュニケーション・接遇マナー

介護の仕事では利用者様やご家族との信頼関係を築くために、安心感を与えるコミュニケーションや接遇マナーが欠かせません。

また、新卒採用の介護職を対象とした勉強会を開き、介護現場での接遇マナーを教えることもおすすめです。

>>>あわせて読みたい「【チェックリストあり】介護職に必要な接遇マナー5原則とは?」

アンガーマネジメント・ストレスケア

介護の仕事では、介護拒否のある利用者様への対応や、認知症で1日に同じことを何度も言う利用者様への対応により、ストレスが溜まりがちです。

しかし、そのストレスを放置すると、怒りが爆発して虐待につながる可能性があります。

仕事で溜まった怒りの感情をコントロールするアンガ―マネジメントの方法や、自身のストレスケアについて学ぶ機会を作るようにしましょう。

>>>あわせて読みたい「介護職で注目されているアンガーマネジメントとは?」

認知症ケア

認知症を患っている利用者様とのコミュニケーションの図り方や接し方には、特別な配慮が必要になります。

認知症では具体的にどのような症状が現れるのか、また、どのようなケアや接し方が必要になるのかについて学ぶことが大切です。

>>>あわせて読みたい「【介護士必見】認知症への正しい対応方法|よくある悩みと解決法」


介護職の心を掴む「実践ネタ」3選

腰痛予防や介助方法など、介護職の仕事に必要な「実践ネタ」を3つご紹介します。

実演を交えて学べるため、飽きずに楽しみながら学ぶことができる内容です。

腰痛予防・ボディメカニクス

介護の仕事では、利用者様を抱える・持ち上げる・支えるといった動作が多く、腰痛になる介護職が多くいます。

そのため、腰痛を防ぐ介助方法や、腰痛にならないための身体の使い方である「ボディメカニクス」を取り上げると、介護職の興味関心が高まるでしょう。 

>>>あわせて読みたい「介護職が悩む「腰痛」原因は?対策法や改善できるストレッチ方法」

介護食の作り方

介護職は利用者様に食事介助をする機会があっても、利用者様が食べる食事は栄養士や調理師に任せっきりになりがちです。

利用者様が食べている「介護食」の調理方法や献立の考え方を取り上げることで、食事に対する考え方や見方が変わるきっかけになるでしょう。

>>>あわせて読みたい「介護食の種類4つとは?介護食を楽しんでもらうポイントも解説」

食事・入浴・排泄などの介助方法

食事・入浴・排泄など、利用者様の日常生活に欠かせない身体介護。

勤務年数が長くなるにつれて介助の基本的な流れを忘れてしまい、間違った方法が身についてしまうことも珍しいことではありません。

実演・実技を交えながら、初心に戻って介助の正しい手順を学び直すことが大切です。

>>>あわせて読みたい「入浴介助の注意点とは?安全・快適なケアのためのポイントを解説」
>>>あわせて読みたい「【新人介護士必見】食事介助のポイントとは?行う理由や事前準備」
>>>あわせて読みたい「【介護士必見】排泄介助の注意点とケース別の対応方法を紹介」

介護職の専門スキルを高める「専門知識ネタ」4選

介護保険制度に関する知識や感染症対策など、介護職としてより専門的な知識が学べる「専門知識ネタ」を3つご紹介します。

介護職のスキルアップにつながるため、介護職からの注目度が高い内容です。

介護保険制度

利用者様が介護サービスを利用するにあたり、介護保険制度は非常に重要です。

介護現場で働く介護職は、意外と介護保険制度の内容や、利用者様が介護サービスを利用するまでの流れを理解していない方が多いです。

介護保険制度の内容を分かりやすく解説したり、利用者様が介護サービスを利用するまでの流れやケアプランの作成方法などを説明したりする機会を作りましょう

介護事故やクレームへの対応方法

介護職がいくら注意を払っていても、「利用者様が転倒した」という介護事故や、ご家族からのクレームは防ぎきれません。

もし介護事故が起こってしまった時や、利用者様のご家族から理不尽なクレームを受けてしまったときにはどうすればいいか、対応方法を学ぶことが大切です。

>>>あわせて読みたい「介護士のためのクレーム対応方法は?介護施設でのクレームとは?」

感染症対策

インフルエンザやノロウイルス、新型コロナウイルスなどの感染症は、職場に「持ち込まない・持ち出さない・広げない」ことが大切です。

また、感染症にかかってしまった時の対応を知っておくことで、もしもの時も焦らずに対応できるでしょう。

免疫力が低下している高齢者と接する介護職にとっては、非常に有益な知識です。

>>>あわせて読みたい「【介護職員必見】介護施設でできる感染症対策は?主な感染症は?」

災害対策・災害訓練

地震や津波などの天災や火災は、いつ起こるか予測ができないものです。

もしもの時に利用者様を安全に救助・避難できるよう、災害の対応マニュアルを確認したり、避難訓練を行ったりすることが大切です。

また、非常食の種類や保管場所についても共有しておくようにしましょう。

>>>あわせて読みたい「介護施設で避難訓練をする流れを解説|地震・火災・台風時の対応」


まとめ

介護施設で行う勉強会は「必ずこの内容について学ぶこと」という決まりがありません。

そのため、自由な発想でネタ探しをして、楽しみながら学ぶことができます。

硬い考えにとらわれず、参加者が興味を持つネタを取り入れることが大切です。

面白いネタを挟みながら、介護職の仕事に必要な知識・技術を学んでいきましょう。

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