お役立ち情報
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新しい職場での人間関係に悩んでいる、という新人介護士は決して少なくありません。新人介護士は、介護業界ならではのさまざまな要因から人間関係について悩みやすいのです。しかし、いくつかのポイントを押さえることで、すぐに良い人間関係を築くこともできます。今回は、新人介護士が悩みがちな人間関係や悩みやすい人の特徴、悩む理由、良い人間関係を築く方法、あらかじめ人間関係を知る方法について解説します。
■目次
入職したての頃は、誰でも人間関係に馴染むまで時間がかかってしまうもの。
特にさまざまな人とかかわる介護士の場合、人間関係のことで悩みやすいです。
新人介護士が悩みがちな人間関係の問題には、具体的にどのようなものが挙げられるのでしょうか。
新人介護士が最も悩みやすいのが、施設の職員との人間関係。
介護士の同僚や上司、看護師やリハビリ職などの他職種との連携で、上手くいかずに悩んでしまうことが多いようです。
介護士はチームワークが必要不可欠な職種のため、職員間の強いかかわりは避けて通れません。
しかしストレスを溜めやすい職種であるがゆえに、新人にきつく当たってしまう先輩や新人いじめをしてしまう職員も。
ベテラン介護士であれば利用者様との距離の詰め方を理解していますが、新人介護士はまだ上手く距離を詰めることができません。
頑張ろうと無理に距離を詰めようとしたり、反対によそよそしく接してしまうと、利用者様にとってストレスになってしまうことも。
その結果、利用者様と良い人間関係が築けなくなってしまうのです。
人間関係で悩んでしまう原因は、新人介護士自身にあることも。
人間関係で悩みやすい新人介護士には、どのような特徴があるのでしょうか。
普段から職員や利用者様とのコミュニケーションが不足している状態では、良い人間関係を築くことができません。
新人介護士の口数が少ないと、周りの人は「この人は自分と会話したくないのかな」と思ってしまいます。
あいさつや声掛けは、自分から積極的に行うようにしましょう。
だらしない勤務態度では、印象が悪くなってしまうのは言わずもがな。
誰も勤務態度が悪い介護士と仲良くしようとは思いません。
人間関係に悩んでしまったときは、まずは自分の振る舞いから振り返ってみましょう。
仕事のことで手一杯になってしまい他の余裕がない状態では、周りに人を寄せ付けなくなってしまいます。
会話を振られても適当な返事しかできなかったり、仕事のことばかり頭にあるあまり、気付けば孤立してしまっていたということも。
仕事を覚えることは大切ですが、周りの人のことを疎かにしないように気を付けましょう。
新人介護士が人間関係で悩んでしまうことには、どのような理由があるのでしょうか。
厚生労働省の調査によれば、介護職員の年齢層は30〜40代が主流で、女性に関しては40歳以上の割合が全体の約75%を占めるという結果になっています。
こういった職場に20代の若い新人や60歳以上の新人が入職すると、どうしても年齢によるジェネレーションギャップを感じてしまいます。
こういった年齢のことが理由で、職場に馴染めないと感じてしまう新人介護士は少なくないのです。
参考:厚生労働省|介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について
新人であるからゆえに、周りの人に気を遣われていることも理由として挙げられます。
「どんな人か分からない」「自分が話かけていいのか分からない」という気遣いの理由から、新人介護士に対して悪意なく距離を取ることもあるでしょう。
こういった場合には、新人介護士が自ら話しかけにいくことで距離を縮めることができます。
職場での人間関係が完成してしまっている場合や、ジェネレーションギャップが原因で職員同士の会話についていけないというケースも。
結局黙り込んでしまい会話ができなかったと悩んでしまいがちですが、ついていけなくても相槌を打ち、会話の輪に参加するような努力をしましょう。
また専門用語が飛び交っていたり業務のことで会話についていけない場合は、介護士としての経験を積めばいつの間にか参加できるようになります。
自分から話しかけず会話に誘われるのを待っているばかりでは、職場に馴染むのに時間がかかってしまいます。
周りの人々は、新人介護士がどのような人なのかを探っている状態。
自ら自己開示をするように話しかけていくことで、人間関係を築きやすくなります。
待っているばかりでは、「無口な人」「話しかけづらい人」と思われてしまうこともあるでしょう。
新人介護士が入職した職場で良い人間関係を築くには、どのようなポイントを押さえるべきでしょうか。
職員や利用者様には、自分から積極的に話しかけるようにしましょう。
新人のうちは、周りの人々に自己開示をしていくことが大切です。
仕事についての質問をしたり、利用者様への声掛けやコミュニケーションを密に行っていくことで、信頼され良い人間関係が築けるでしょう。
もし他の職員の愚痴や陰口の会話に入ってしまった場合は、聞き役に徹するようにしましょう。
まだ新人の立場で共感して便乗したり下手に反発してしまうと、信頼を失いかねません。
相槌や絶妙なリアクションで上手くかわすことがポイントです。
まだ仕事の一人立ちができていない新人介護士は、先輩や周囲の職員にしっかり報連相をすることが何より大切です。
報連相を徹底することで、仕事ぶりの評価にもつながるでしょう。
また報連相は相手とのコミュニケーションの機会にもなるため、上手く報連相を行うことで良い人間関係を築くことにもつながるのです。
新人介護士としての謙虚な姿勢も忘れてはいけません。
いくら介護士経験がある、年齢が上だからといって、自己流や傲慢な態度で仕事を進めることは絶対NGです。
施設には施設のやり方があり、その施設での人間関係が存在します。
職員全員が気持ちよく仕事をするためには、全員が協力しながら仕事をすることが大切です。
経験者の新人であっても、いつも謙虚に学ぶ姿勢を見せることを忘れないようにしましょう。
できれば、入職前にどのような職員がいてどのような人間関係があるのかを知っておきたいところです。
以下では、人間関係をあらかじめ知る方法について解説します。
施設見学をして、実際に働いている職員の姿を見てみましょう。
人間関係の悪い職場であれば、職員同士の会話や利用者様への介助時の態度で見極めることもできます。
施設見学で見ておくべきポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
>>>あわせて読みたい「介護職員の「猫背」に注目!?職場選びで本当に見るべきポイント」
施設や法人のSNSでは、普段の職員の様子がアップされていることも。
写真で職場の雰囲気や職員同士の距離感が伝われば、なんとなく人間関係を把握することもできるでしょう。
また楽しそうな利用者様の写真や動画が多かったり、更新頻度が高い場合、職員にSNSを動かすある程度の余裕があるということも伺えるでしょう。
そういった職場では、人間関係が良い傾向があります。
近年では、職場の口コミを閲覧できるサイトが多く公開されています。
口コミサイトを見ることで、そこで勤務経験のある人からの素直な職場の特徴を知ることができます。
口コミサイトで評価が低い職場は、なるべく応募を避けることがベターです。
新人介護士が人間関係に悩む原因には、年齢差によるコミュニケーション不足といった、介護施設や介護職という性質特有のものが多く挙げられます。
新人介護士が職場に馴染むには、自ら積極的に声を掛けたり報連相をしっかり行うなどのポイントがあります。
本記事を参考に、人間関係の悩みを解消させましょう。
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