介護職の面接で落ちる人の特徴は?面接で受かるためのコツを紹介

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介護職の採用面接において、落ちる人にはどのような特徴があるのでしょうか。別業種・別業界に比べて採用されやすいといわれている介護職の採用面接ですが、誰でも採用されるわけではなく、落ちる人がいるのも事実です。本記事では、介護職の面接で落ちる人の特徴と、面接に受かるためのコツをご紹介します。

介護職の採用率は高い?低い?

高齢化による要介護高齢者の急増により、慢性的な人手不足問題を抱えている介護業界は、別業種・別業界よりも「採用率が高い」と言われています。

介護職の採用率が高い理由には、具体的に以下の点が挙げられます。

高齢化により急増している要介護高齢者の人数に比べて、介護職の人数が少ないため

夜勤や早出、遅出などの不規則勤務により、家事や育児との両立が難しいため

介護の仕事には資格や専門知識が必要なイメージがあるため

このような理由から、介護業界の人手不足は今現在も解決されておらず、介護職の採用率は高いと言われているのです。

しかし、いくら採用率が高い介護の仕事でも、誰でも受かるわけではありません

介護職の面接に落ちる人も、一定数存在しています。

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介護職の採用面接で「不採用になる理由」



介護業界は慢性的な人手不足問題を抱えているため、ほかの業界や業種に比べると「不採用になりにくい」と言われています。

しかし、どんな人であっても採用になるというわけではありません。

ここでは、介護職の採用面接で不採用になる理由を3つご紹介します。

 

介護の仕事への熱意が感じられない

介護職の仕事を選んだ理由について、「なんとなく」「ほかに就きたい仕事がなかったから」という曖昧な志望動機の人は不採用になってしまいがちです

介護の仕事への熱意が感じられない人を採用しても、モチベーションが続かず、早期離職につながってしまう可能性があるからです。

時間を割いて新人研修や教育の場を与えても、早期に退職されてしまうと、再度新しい人材を募らなくてはなりません。

採用者側と新人側の双方にとってメリットになることが1つもないため、介護の仕事への興味・熱意が浅い人は不採用になるケースが多いのです。

>>>あわせて読みたい「介護の転職で採用される自己PRの書き方は?例文も紹介」

応募先の介護施設・介護事業所への興味関心が低い

面接官:なぜ、数ある介護施設の中から弊社を選んだのですか?

「待遇が良かったから」 「家から近かったから」

面接官:何か質問はありますか?

「特にありません」

こういったいい加減な受け答えをする応募者は、応募先の介護施設・介護事業所への興味関心が低く、下調べを一切していないという風に捉えられます。

応募先の介護施設・介護事業所への興味関心が低い応募者を採用しても長続きせず、すぐに辞めてしまうことが想定されるため、不採用になってしまいます。

>>>あわせて読みたい「介護士の面接に落ちてしまう理由11つ|受かるための準備とは?」

履歴書の内容があまりにもネガティブ

「前職では人間関係のトラブルがありました」

「前職よりも残業が少なく、好待遇の求人が掲載されていたため」

このように、履歴書の志望動機の欄にあまりにもネガティブな内容が記載されていると、不採用になりがちです。

また、長所・短所の欄に「短気」「コミュニケーションが苦手」と記載されていたり、履歴書に空白が多かったりすると、採用担当者に悪印象を与えてしまいます。

履歴書を作成後、ネガティブな内容や空欄がないか、何度も見返すことが大切です。

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介護職の採用面接で落ちる人の特徴

介護職の採用面接に落ちる人には、共通する特徴があります。

どんな特徴があると、介護職の採用面接に落ちてしまうのでしょうか。

ここでは、介護職の採用面接で落ちる人の特徴を3つご紹介します。

 

履歴書の印象や面接時の態度が悪い

履歴書に空白の欄が多い

履歴書に記載されている内容があまりにもネガティブ

面接官に対して敬語を使わず、ため口で話す

介護の仕事は、利用者様やご家族の方に対して敬語を使って丁寧に接する必要があります。

また、多職種連携のチームで利用者様の介護を行うため、社会人として最低限のマナーが身についていない場合、不採用になってしまいます

身だしなみが整っておらず、不衛生な印象

爪やひげが伸びっぱなしになっている

寝ぐせがそのままになっていたり、フケが目立ったりしている

着てる服がシワだらけで、本人の体型に合っていない

身だしなみが整っていないと、「だらしがない」「不衛生」といった印象を与えます。

介護の仕事はサービス業に分類されますが、利用者様やご家族の方への接客も行うため、不衛生な印象の人は不採用になりがちです。

>>>あわせて読みたい「介護士の面接での服装や身だしなみ、注意すべきポイントとは?」

面接官とのコミュニケーションが成立しない

面接官が聞いていないことを長々と話す

面接官の質問を最後まで聞かず、質問の途中で答えようとする

面接官の質問に対して、的を射ていない回答をする

介護職は利用者様やご家族の方、ケアマネや看護師などの多職種、地域の方など、さまざまな方とコミュニケーションを図る仕事です。

面接官とのコミュニケーションが成立していない人を採用しても、色んな人に迷惑をかけてしまうことが想定できるため、不採用になってしまいます。

 

 

介護職の採用面接で受かる人の特徴

介護職の採用面接に受かるためには、自分自身が落ちる人の特徴に当てはまっていないか確認し、該当する点があれば改善することが大切です。

また、介護職の採用面接で受かる人にも、共通する特徴があります。

ここでは、介護職の採用面接で受かる人の特徴を3つご紹介します。

 

介護の仕事に対する強い興味関心・熱意がある

介護の仕事では、認知症による暴言や暴力行為がある利用者様への対応や、何度もナースコールを押す利用者様への対応などに疲れを感じてしまいます。

また、先輩介護職から理不尽に怒られることもあり、ストレスが溜まることも。

肉体的にも精神的にも負担が大きい仕事だからこそ、介護の仕事への強い興味関心・熱意を持っているかどうかがチェックされます。

介護の仕事や応募先を選んだ理由について、具体的なエピソードを交えてしっかりと説明できる人こそ、採用されやすい傾向にあります。 

>>>あわせて読みたい「【例文あり】介護士の面接で評価が上がる逆質問とは?例文で紹介」

高いコミュニケーション能力がある

介護現場では、利用者様やご家族の方とのコミュニケーションはもちろんのこと、ケアマネや看護師などの多職種とのチームワークが欠かせません

また、デイサービスや小規模多機能型居宅介護事業所など、外部との関わりが多い介護事業所では、地域の方とコミュニケーションを図る機会もあります。

そのため、応募者に高いコミュニケーション能力や協調性があることは、介護業界の採用面接において重要な判断基準です。

面接時に的確な受け答えをしていることや、落ち着いた様子で受け答えができることで、コミュニケーション能力の高さをアピールできるでしょう。

応募先の特色・運営方針を理解している

いくら介護の仕事に強い興味関心・熱意があっても、応募先の特色や運営方針を理解していなければ、面接官に好印象を与えることができません。

面接前に、ンターネットやパンフレットなどで応募先の特色や運営方針をしっかり下調べしているか。

また、応募先の特色や運営方針に沿った自身の強みをアピールできているか。

応募先の特色や運営方針をしっかり理解している応募者は、早期離職をする可能性が低いため、採用されやすくなるのです。

>>>あわせて読みたい「介護士面接で受かる・落ちるサインは分かる?受かる人の特徴は?」

 

介護職の採用面接に受かるためのポイント



介護職の採用面接に受かるためには、落ちる人と受かる人の特徴をそれぞれ理解し、自分自身の特徴と照らし合わせることが重要です。

もし、「コミュニケーションが苦手」といった、落ちる人の特徴に当てはまっている場合でも、介護の仕事に向いていないと諦める必要はありません。

以下のポイントを意識するだけでも、介護職の採用面接に受かりやすくなります。

体型に合った服を用意したり、寝ぐせを直したりして、身だしなみを整える

面接官の質問には「笑顔」かつ「大きな声でハキハキと」受け答えをする

猫背でネガティブな印象にならないよう、姿勢を正す

敬語を正しく使う

社会人としての基本的なマナーや一般常識を身につけておく

人には誰しも、苦手と感じることや短所があり、それを得意や長所に変えるにはかなりの時間がかかってしまいます。

「介護職の採用面接に受かるかどうか不安」という方は、社会人としての基本的なマナーや一般常識、身だしなみなどを再確認すると良いでしょう。

面接前は余裕をもって事前準備をすることで、面接日当日に慌てることがなく、落ち着いた気持ちで面接を受けることができます

 >>>あわせて読みたい「介護士の面接でのマナー|準備物やチェックされるポイントを解説」

 

まとめ

高齢化の進行により、慢性的かつ深刻な人手不足問題を抱えている介護業界ですが、どんな人でも採用されるというわけではありません。

介護職の面接で落ちる人には、共通する特徴があります。

介護職の面接に受かりたいと希望する方は、ご自身が落ちる人の特徴に当てはまっていないか、今一度確認してみてください。

 

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