介護士の面接対策!押さえておきたい6つのよくある質問と回答例

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転職を考える際に避けては通れないのが面接です。面接ではどの職種にも共通する質問もありますが、介護士の面接ならではの質問もあります。いざ面接となると、緊張によりいつも通りに話せないことも多いですので、事前にされる可能性のある質問を押さえておきましょう。今回は、介護士の面接でよくある質問6つをピックアップして紹介していきます。

前施設ではどのような仕事をされていましたか?

この質問は、介護士としてのスキルを確認し、働きだした場合にスキルと担当する業務がマッチしているかを知ることが目的です。

介護職は施設や形態によって業務内容も異なります。

面接前に応募先の業務内容や形態などをしっかりと確認し、前職で培ったスキルの中で応募先の仕事内容とマッチしているものを積極的に伝えると良いでしょう。

【回答例】
通所介護施設で3年間介護職として勤務し、送迎・入浴介助・食事介助・体操・レクリエーションなどの業務を担当しておりました。
また認知症予防に特化した施設でしたので、音楽療法・運動療法などを取り入れた認知症予防のプログラムを学び日々のレクリエーションに取り入れていました。

ポイント

自分のスキルを伝えつつ業務内容を伝えます。

実際に行っていた業務を簡潔かつ具体的に伝えることがポイント。

回答が長すぎると伝えたいことが不明確になってしまいますので気を付けましょう。

退職理由を教えてください

退職理由に関する質問は高確率で聞かれるため、押さえておきましょう。

前職をやめた理由がトラブルやネガティブな理由の場合は、採用側は同じ理由で退職する可能性があるのではないかと不安になります。

退職理由はなるべく具体的に伝えると良いですが、可能であればポジティブな理由を伝えることが望ましいです。

【回答例】
認知症予防に特化したデイサービスで3年間働いており職場環境に不満はなかったのですが、自分のキャリアアップのためにも色々な介護施設で経験を積みたいと考え退職を決めました。

ポイント

ポジティブな事情であることで、仕事に対する前向きな姿勢を見せることができます。

前職場を悪く言うことなどは印象が良くないので絶対にやめましょう。

目標や今後のビジョンがあれば聞かせてください

この質問の意図は、働く上でどのような目標やキャリアビジョンを持っているのかを把握し、その目標が企業で叶えられるものなのかを確認することです。

また、採用側は応募者が目的意識を持って前向きに働くことができる人材なのかを知りたいと考えています。

自分の中で描いているものがあるならば、なるべく具体的なビジョンや目標を伝えましょう。

取りたい資格などがあればその点を伝えることもポイント。

【回答例】
介護士として4年間働いてきましたが、まだまだ専門的な知識や技術は未熟な部分も多いと感じます。
利用者様により良い介護を提供するためにも、介護福祉士の取得を目指したいと考えています。
働きながらスキルを磨きつつ、資格の勉強もしていきたいです。

ポイント

ネガティブな発言は控え、ポジティブな姿勢が感じられる回答を心がけましょう。

取りたい資格を伝えるなど、目標やビジョンを具体的に伝えることが大切です。

介護士になろうと思ったきっかけは何ですか?

介護士という職業はなくてはならない仕事ですが、夜勤があることやハードな仕事というイメージはまだまだ強いのが現状。

採用側は、なぜネガティブなイメージもある介護の仕事を選んだのか理由を聞くことで、仕事に対するモチベーションや姿勢を確認したいと考えています。

きっかけは介護に対するポジティブな印象のものが好ましいです。

【回答例】
祖父の介護に悩んでいた際に、利用していたデイサービスのスタッフの方々にとてもよくして頂いたことがきっかけです。
通所しだしてから認知症だった祖父の笑顔が増え、同時に私たち家族の笑顔も増え時間に余裕ができました。
その時介護は通所している利用者だけでなく、家族のケアも担っている本当に素敵な仕事なのだと感じました。
私が助けてもらったように、今度は私が利用者様とその家族の笑顔を増やすお手伝いがしたいと思い日々働いています。

ポイント

実体験を盛り込むことでリアリティが増します。

介護の仕事にいかにやりがいを感じ、誇りを持って働いているということが伝わるような回答だと好印象だと思います。

介護の仕事をする上で大切にしていることを教えてください

この質問の意図は、仕事への関わり方やどのような感性や考えを持って仕事をしているのかを知ることです。

施設や事業所の理念に沿っており、一緒に働きたいと思える人材を採用側は望んでいます。

面接前には必ず求人サイトや施設ホームページなどで企業理念を確認しておきましょう。

【回答例】
介護士として働く中で、笑顔での接遇を大切にしています。
前職場である利用者様に笑顔で挨拶をした際に「あなたの笑顔を見ると元気になる」と言って頂けました。
その際私も自然に笑顔なり笑顔は連鎖するのだと感じたのを今でも覚えています。
挨拶や言葉遣いは利用者様とのコミュニケーションに不可欠であり、信頼関係にも繋がります。
当たり前なことだからこそこれからも大切にしていきたいです。

ポイント

回答する際には、実際のエピソードや経験を取り入れることでリアリティが生まれ共感しやすくなります。

経験談やエピソードは話しやすいため、自分の言葉で心をこめて回答できる、より好印象を与えられるでしょう。

介護士の経験で培った学びや気づきを交えるのもコツです。

利用者様との印象的だったエピソードを教えてください

この質問は前職場でどのように働いていたのか、また介護士という仕事にやりがいを感じているのかを知るという意図があります。

エピソードによって自分が得た気づきや学びを伝えられるよう、なるべく具体的に回答することを心がけましょう。

【回答例】
前職場に要介護4で認知症の症状が強く、意思疎通も難しい利用者様がいらっしゃいました。
積極的にお声掛けしてもなかなか返答を得ることはできなかったのですが、ある日「雨降りお月さん」をレクリエーションで歌っていると、その利用者様が2番までしっかり歌って下さいました。
「歌がお好きなのですか?」と聞くと「昔から歌うのが好き」と返答されました。
それはアセスメントシートにはない情報でした。
その後歌のレクリーションに参加する機会を増やすと意思疎通できる回数が増え、表情も豊かになりました。
その経験から現場で利用者様と過ごす時間が長い介護士だからこそ気づけることもあるのだと学びました。
今後も利用者様とコミュニケーションを取る中で、今まで知らなかった一面に気付き、それを介護に役立てることができればよいと思っています。

ポイント

他の質問の回答よりも長めになってもいいので、実際に自分が経験したエピソードを選び、その経験から得た学びや気づき入れて回答しましょう。

映像が目に浮かぶような伝え方ができると理想です。

まとめ

今回は介護士の面接対策として押さえておきたい6つの質問を回答例とポイントを交えて紹介しました。

落ち着いて面接を受けるためにも、自分なりの回答をまとめ事前に回答準備しておきましょう。

これから面接を受ける方は是非参考にしてみてください。
 

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