お役立ち情報
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介護業界では、スキルや経験よりも人柄を重視する「人物重視」の選考が広く取り入れられています。介護職の求人にこのような選考が多いのは、なぜなのでしょうか。今回は、介護職に人物重視の選考が多い理由や、人物重視の介護職選考を受けるポイント、人物重視の介護職面接を受けるポイントについて解説します。
介護職の求人には、スキルや経験を問わない「人物重視」「人柄重視」と記載されたものが数多く存在します。
介護職の求人には、なぜこのような人物重視の選考が多いのでしょうか。
介護業界は慢性的な人手不足の問題を抱えており、常に「人手が欲しい」という状況に陥っている施設も多数あります。
そういった中でスキルや経験を重視した採用を行っても、希望するような人材は現れづらく、人手不足の問題をすぐに解決することができません。
こういった事情から、介護職に熱量があり、スキルや経験がなくとも働いてもらえる人を採用する人物重視の採用が行われるのです。
介護職は利用者様と密接に関わることが仕事です。
コミュニケーション能力はもちろん、心のこもったあたたかなケアの提供が求められることから、これらの業務をこなせられるような人物かどうかを重視する採用が行われます。
いくらスキルや経験があっても、人と接する点で問題がある人では、高いホスピタリティのケアを提供することはできません。
一方でスキルや経験がなくてもあたたかな人間力があれば、利用者様からの支持を得ることができるのが介護の仕事。
人物重視で採用を行うことで、こういった人材を見つけることができるのです。
介護の仕事は介護士が一人で行うわけではありません。
ケアマネージャーが中心となりチームで一人ひとりのケアプランを実行していくことはもちろん、リハビリ職や看護師、医師といった他業種との連携も必要不可欠です。
このように介護職はチームワークを崩さず円滑な人間関係を築く能力が重要なため、それが可能な人物かどうかを重視した採用が行われます。
介護職は離職率が高いともいわれており、職員のほとんどが中途採用という特徴もあります。
そのため施設としては、長期的に安定して働いてもらえる人を探したいというのが本音。
面接などの選考を通じて、すぐに辞めないか、長く続けてもらえる人かどうかを判断するために人物重視の採用が行われるのです。
長く働いてもらうために、在籍している職員と性格が合うか、施設の雰囲気にマッチしているかどうかなどの点で選考が進められるでしょう。
人物重視の介護職選考を受ける場合、どのようなポイントを押さえるべきなのでしょうか。
まずは施設や法人が求める人物像を知る必要があります。
その施設で勤務する職員として求められるのはどういった人物か、どういった考え方が必要かを調査します。
施設や法人の求める姿と、自分が働くときに希望する姿がマッチしていないと、双方が「何か違うな?」と違和感を感じることにつながります。
ミスマッチを防ぐためにも、その施設ではどのような人物が求められているのかを知りましょう。
施設が求める人物像につながるような自分の経験やエピソードを言語化します。
このときに注意したいことが、ただ話をだらだらと話すだけでなく、相手に伝わりやすいように工夫を行うこと。
自分の話を上手く言語化できる人は、「コミュニケーション能力や言語化能力がある」と思われ書類や面接での印象も良くなります。
また話す内容は、必ず調査した施設や法人の求める人物像に着地するようにしましょう。
介護職の人物重視の選考で何よりも大切なことが、介護職に対する熱意を伝えること。
人物重視の選考で最も重視される点として「介護職に対する熱量」が挙げられるといっても過言ではありません。
そのため選考のなかで介護職に対する熱量が感じられなければ、なかなか採用につながらないことも。
介護職として働くことに対するやる気や希望、意欲をしっかりと伝えていきましょう。
いくら人物重視だからといって書類の作成を粗末にしてしまっては、採用にはたどり着けません。
応募書類はしっかりと作成しましょう。
応募書類に記載する志望動機や自己PRを作成するところから、すでに選考は始まっています。
「この人に会ってみたい」と思ってもらえるように、丁寧に作成することが大切です。
>>>あわせて読みたい「【テンプレートあり】介護士向け!履歴書の書き方を解説」
>>>あわせて読みたい「【テンプレートあり】介護士向け!職務経歴書の書き方を解説」
介護職の人物重視の選考で面接を受けるときに、押さえておきたいポイントについて解説します。
人物重視の選考では、面接での第一印象が非常に大切です。
髪型から服装、姿勢に至るまで、清潔で明るい印象を与えられるようにしっかりと整えましょう。
介護職は人と密接に接する仕事でもあります。
いくら面接での受け答えがしっかりできていても、身だしなみが整っていないだけで不採用となってしまうことも決してめずらしくありません。
面接には、介護士として相応しい身だしなみで参加するようにしましょう。
>>>あわせて読みたい「介護士の面接での服装や身だしなみ、注意すべきポイントとは?」
面接官はもちろん、案内してくれた職員の方やすれ違った職員の方などに対して、元気よくあいさつをするようにしましょう。
介護職は円滑な人間関係の構築が求められますが、「他人に気持ちよくあいさつができるかどうか」はその指数として見られています。
あいさつをしない無愛想な職員は採用したくない、と施設が思うことは当たり前の本音。
しっかりあいさつをして、明るく面接をスタートさせましょう。
面接中に発言する際は、面接官の目を見て笑顔で話すようにしましょう。
話しているときに目が合わないと、「しっかり伝えようとしてないのか?」「コミュニケーションが苦手なのか?」という印象を与えてしまうことも。
しっかり目を見て話すことで、面接官にとっても安心感を与えられるでしょう。
また表情は硬くなりすぎず、笑顔を意識することも大切です。
面接の終盤で面接官から応募者に対して行われる逆質問。
実は面接の結果を左右するといっても過言ではなく、この逆質問で介護職に対する熱量ややる気をアピールすることも可能です。
「特にありません」と質問をしないのは、志望度が低いと判断されてしまうため避けましょう。
施設で実際に働くことをイメージした具体的な逆質問を準備しましょう。
>>>あわせて読みたい「【例文あり】介護士の面接で評価が上がる逆質問とは?例文で紹介」
介護職の選考では「人物重視」が多いですが、この背景には人手不足や長期的に働ける人材の確保、施設のホスピタリティを高められる人材の確保などの事情があります。
スキルや経験が十分になくても採用される可能性が十分にある人物重視の選考では、資格なし・未経験の人でも応募が可能です。
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