介護職の面接で好印象を与える転職・退職理由の伝え方とは?

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介護職で転職するとき、必ず聞かれるのが転職・退職の理由です。転職活動で、転職・退職理由を伝え、面接官に好印象を持ってもらうためにはどうしたらいいでしょうか。今回の記事では介護職の面接のときに、転職・退職理由をどう伝えれば好印象を与えられるのか、について説明していきます。

介護職の面接で転職・退職理由を聞かれるのはなぜ?

介護職の面接官が面接のときに必ず転職・退職理由を聞くのは、転職・退職理由をみて、あなたがどんな人間であるかを知りたいと考えているからです。

面接官は前職の退職理由と転職の理由で信憑性を確認したうえで、仕事へのモチベーションや熱意、介護職への姿勢、勤務しても長く続くか、同じような理由で辞めたりする可能性はないかをチェックします。

面接でこの質問を聞かれれば、しっかりと明確に答えることで好印象を与えることができるでしょう。

基本的な質問ですが、あなたの人間性をアピールするチャンスでもあるのでしっかり答える必要があります。

介護職で「よくある」退職理由とは

介護職の転職・退職理由は面接官にとって重要なこと。

介護職でよく見られる退職理由には以下のようなものが上げられています。

<男性の退職理由>

1位:自分の将来の見込みが立たなかったため

2位:職場の人間関係に問題があったため

3位:法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため

<女性の退職理由>

1位:結婚・妊娠・出産・育児のため

2位:職場の人間関係に問題があったため

3位:他に良い仕事・職場があったため

参考:公益財団法人介護労働安定センター|令和2年度介護労働実態調査

以下では介護職の退職理由について深堀していきます。

男性1位:自分の将来の見込みが立たなかったため

日本人の平均年収は436万円なのに対し、介護職平均年収は2,421,156円となり日本人平均よりやや低めです。

これは介護職全体の平均であるため施設によってはさらに低いところもあり、将来について悩みやすいということが考えられます。

参考:国税庁|民間給与実態統計調査

女性1位:結婚・妊娠・出産・育児のため

女性1位はライフステージの変化によるものでした。

なお同調査では、介護職における女性の割合は78.4%と女性の比率が圧倒的に高い割合を占めていることが分かります。

この割合から、介護職を退職するケースで最も多いのは、結婚・妊娠・出産・育児などのライフスタイルの変化によって退職を余儀なくされた女性であるといえるでしょう。

男女2位:職場の人間関係に問題があったため

介護職は大人数との密な連携が必須です。

個人間のトラブルがあるとスムーズに仕事ができず、トラブルを解消できない場合は退職せざるを得なくなってしまうことも多いのではないでしょうか。

男性3位:法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため

法人や施設・事業所の理念や運営の在り方が自分に合わず、退職する男性も多いようです。

例えば、時間に対して求められる作業量が多く利用者の方と向き合えない、残業を余儀なくされる、職員が少ないまま業務の遂行を求められるなど。

責任者や運営との温度差があると退職を考えやすくなる傾向があります。

女性3位:他に良い仕事・職場があったため

働いてスキルを習得していくと、条件のいい職場とあなたの希望もマッチングしやすくなります。

介護業界の有効求人倍率は3.88と高く、スキルを習得することによって条件のいい職場へ転職することも難しくないでしょう。

転職理由をそのまま伝えるのはOK?NG?

結論からいうと、前職の退職・転職理由がネガティブな場合そのまま伝えてしまうのは良い手段だとはいえません

退職の理由はどうしてもネガティブになりがち。
そのまま伝えてしまうと、採用後も同じようなトラブルで辞めてしまうのではと考えられてしまいます。

しかし、退職・転職理由を適当に印象良く答えておくのが良いかというと、それもマイナスポイント。

退職・転職理由はポジティブに変換して面接官に伝える必要があるでしょう。

以下ではそのポジティブな言いかえ方について紹介します。

自分の将来の見込みが立たなかったため

前職で将来の見込みが立たなかったということは、あなたのスキルが見込めなかったということ。

評価制度が整っている職場で、自分の経験やスキルを生かしたい」「もっとハイレベルな仕事がしたい」などと言い換えると良いでしょう。

前職でスキルアップしたこと、転職先で活かせる経験についてアピールするとより印象が良くなります。

結婚・妊娠・出産・育児のために退職したため

ライフスタイルの変化で一度退職している場合は、まず現状は働けるほど安定していることをアピールすることで、面接官に安心感を与えられます。

またネガティブな理由で退職したのではないことや、仕事について前向きであることも伝えると良いでしょう。

職場の人間関係に問題があったため

人間関係はどこの職場でも必須です。

そのまま人間関係に問題があったといってしまうと、良い印象を持たれにくい傾向。

個人の意見を取り入れてもらうことが難しかった」「チームで連携をとるのが困難だった」程度におさえ、その上で「きちんと連携をとって働きたい」など、転職後のチームワークなどに対する熱意を強くアピールすると好印象を与えられます。

法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため

不満ということは、本来あなたには理想としている仕事への熱意、取り組みがあったということ。

あなたが前職、また現職で得たスキルのことを相手に説明し、さらに転職先の取り組みや体制などによってより活躍できることをアピールできると良いでしょう。

他に良い仕事・職場があったため

前職で十分にスキルや経験を得られたこと、転職理由では転職後の希望と熱意についてアピールすれば良い印象を持ってもらいやすくなります。

応募先施設の良いポイントを挙げ、いかに魅力に感じているかをアピールするいいでしょう。

転職理由を前向きに、自分に合った職場選びを

面接ではできるだけポジティブに、前向きな姿勢を面接官にアピールすることが大切です。

そのためにも自分の転職・退職理由をしっかりと、ポジティブにアピールにしましょう。

今回の記事が少しでも介護職になりたいあなたのお役に立てば幸いです。

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