介護職の転職面接で必ず聞かれる長所・短所のベストな回答例とは

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介護職の転職面接で回答に困りがちな、「あなたの長所と短所を教えてください」という質問。「こんなことを言ったら変に思われてしまうのでは」と考え込んで黙ってしまうと、「自分のことを分かっていないのでは?」という印象を持たれてしまいます。面接前に、長所と短所の答え方は必ず準備しておきましょう。本記事では、介護職の転職面接における長所と短所のベストな答え方をご紹介します。

介護職の採用面接で聞かれる長所・短所とは

介護業界のみならず、採用面接ではよく「あなたの長所と短所を教えてください」という質問をされます。

この質問では、応募者が自分の長所・短所を自己分析できているかを確認します。

そのため「分かりません」「特にありません」といった回答では、「自分のことを理解していない」と判断されてしまうでしょう。

また長所・短所を尋ねることで、面接官が応募者の性格的特徴や個性を把握でき、採用後の活躍をイメージすることにつながります。

介護職の転職で長所・短所を聞かれたら

介護職への転職面接で長所・短所を聞かれたら、どう答えるべきなのでしょうか。

まず長所では、応募先の運営方針に沿った長所を答えることが重要です。
例えば、利用者第一で運営している介護施設では、「相手の話をじっくりと聞くことが得意」という長所を伝えます。

自分自身の人柄をアピールすることももちろん大切ですが、応募先の理念や方針に合った長所を伝えることで、面接官の興味を引くことができます。

次に短所では、「マルチタスクが苦手」「几帳面すぎる」などの自分自身の短所をどのように克服・改善しようとしているかを伝えることが重要です。

また「短気」「せっかち」などの介護の仕事に不向きな短所を伝えてしまうと、悪印象になる可能性があるので要注意です。

介護職の転職面接で使える長所の回答例

介護職の転職面接では、自分自身の長所を具体的にどのように伝えるべきなのでしょうか。

また、介護職の転職面接で好印象になる長所にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、介護職の転職面接で使える長所の回答例を3つご紹介します。

ポジティブである

「ポジティブ」「明るい」「何事にも前向きに取り組める」といった長所は、接客サービスである介護の仕事にぴったりです。

また、「人とのコミュニケーションが得意」という長所も重ねて伝えると、さらに好印象になります。

【回答例】
私の長所は、何事にも明るく前向きに取り組むことができることです。
以前勤めていた物流センターの営業部では、お客様から『どんな話でも嫌な顔1つせず聞いてもらえて安心する』と言って頂ける機会が多くありました。
お客様との信頼関係を築くために、明るく前向きな姿勢で業務に取り組んでいます。

傾聴力がある

傾聴力は、介護現場で欠かすことができない重要なコミュニケーションスキルです。

多忙の中でも、利用者の話をじっくり聞くことで、信頼関係を深めるだけでなく、これまで気付けなかった利用者の新たな一面を知ることにつながります。

面接では、傾聴力やコミュニケーション能力の高さを積極的にアピールしましょう。

【回答例】
私の長所は、傾聴力があることです。
以前勤めていたスーパーマーケットでは、店内を長い時間、買い物をする様子もなくウロウロされているご年配のお客様がいらっしゃいました。
お声がけし、じっくりお話を伺うことで、そのお客様が認知症で徘徊されていることに気付くことができ、
警察とご家族にスムーズに連絡することができました。
こういった経験から、仕事が忙しくても、お客様のお話をじっくり聞くことを大切にしています。

協調性がある

介護の仕事は、多職種連携でのチームケアが欠かせません。

利用者へ適切かつ質の高い介護サービスを提供するためには、多職種間での円滑なコミュニケーションや情報共有を行うことが大切です。

介護職への転職面接では、協調性があることをしっかりアピールしましょう。

【回答例】
私の長所は協調性があることです。
以前勤めていた介護施設では、5年間ユニットリーダーを担当した経験があります。
上司の指示や後輩の意見を分け隔てなく聞き、それぞれの意見を取り入れながら、職場環境の改善やチーム内での課題解決に努めてきました。

介護職の転職面接で使える短所の回答例

介護職の転職面接で聞かれる短所は、「正直に答えると悪印象になって不採用になるのでは…」という不安から、回答に悩む方は少なくありません。

短所については、改善に向けてどのような努力をしているかを答えることが重要です。

ここでは、介護職の転職面接で使える短所の回答例を3つご紹介します。

1つの作業に集中しすぎてしまう

介護職は、多職種連携でのチームケアで利用者の介護を行います。

そのため、自分が与えられた業務と周囲との連携・コミュニケーションを同時進行することや、複数の業務を一度に行うことが求められます。

業務の同時進行やマルチタスクが苦手な場合、自分の苦手をカバーするために取り組んでいることを伝えましょう。

【回答例】
私の短所は、1つの作業に集中しすぎてしまうことです。
過去に1つの作業に熱中して取り組むあまり、周りに注意が行き届かなくなることがありました。
これまでの経験から、複数の業務を担当する際はこまめに業務内容をメモし、優先順位を決めて仕事に取り組むことを心がけています。

お節介な部分がある

介護職は人のお世話が好き・得意という方が多い傾向ですが、お節介すぎる部分があると、時としてマイナス要素につながってしまいます。

お節介に、利用者へ必要以上の介護をすることで、利用者の自立度を下げてしまいます。

面接では、お節介な部分があることをポジティブに言い換えましょう。

【回答例】
私の短所は、世話を焼き過ぎてしまう部分があることです。
これまで祖父母の介護や子育てで人のお世話をする機会が多くあり、介護が必要なご高齢者の方のお世話ができる介護職は天職だと考えていました。
しかし、この度の応募に備えて取得した介護職員初任者研修での勉強で、自立支援の大切さを学び、見守ることも同時に心がけようと考えています。

内向的な部分がある

介護の仕事では、利用者との信頼関係を築くためにコミュニケーションが欠かせません。

内向的な部分があり人とのコミュニケーションが苦手という方は、短所を改善するために行っている工夫や短所に代わる長所をアピールしましょう。

【回答例】
私の短所は、内向的な性格であることです。
大人数の前で何かを発信したり、場を盛り上げることが得意ではありません。
しかし、少人数やお一人おひとりの利用者様には、丁寧に向き合うことができます。
介護福祉士取得のために参加した実習では、言語障害がある利用者様を対象とした個別レクリエーションを実施し、これまで発語がなかった利用者様の言葉を引き出すことができました。

自分の長所・短所の探し方

急に自分の長所・短所を思い浮かべることや、自覚している長所・短所を言葉にして説明することは意外と難しいものです。

介護職への転職を決意した方は、面接前に自分の長所・短所を探しておきましょう。

ここでは、自分の長所・短所の探し方を3つご紹介します。

これまでの職業経験を振り返る

自分の長所・短所が思い浮かばないときは、自分自身の仕事の様子を振り返りましょう。

これまで仕事で成功したことや失敗したことをもとに、長所・短所を見つけます。

  • 長所:仕事で褒められたこと・顧客から受けた好評・自分自身が努力したこと など
  • 短所:仕事でのミス・仕事で後悔した体験 など

他者の意見を参考にする

自分自身の長所・短所は、なかなか気がつかないものです。

家族や友人、恋人などに尋ねることで、自分では気づかなかった長所・短所を見つけることができます。

また、他者に尋ねることで、自己分析よりも客観的かつ適切な意見が得られるでしょう。

長所・短所のどちらかから言い換える

長所・短所が見つからないと困ったら、「長所から短所」「短所から長所」と、どちらかから言い換えて探してみましょう。

  • 長所から短所:責任感がある→頑固・チャレンジ精神がある→慎重さに欠ける など
  • 短所から長所:飽きっぽい→好奇心旺盛・柔軟性に欠ける→規律を守る など

まとめ

介護業界のみならず、転職時の採用面接では自分の長所と短所を聞かれがちです。

転職・就職での採用面接を控えている方は、事前に自分の長所と短所を考えておきましょう。

また、介護業界への転職では、介護施設の経営理念や介護職の仕事内容に沿った長所・短所を伝えることが大切です。

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