【例文あり】介護士の面接で評価が上がる逆質問とは?例文で紹介

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介護士の面接でポイントとなる逆質問。逆質問は面接官が応募者の志望度を図るだけでなく、応募者が施設に対する理解度を深める機会でもあります。大切な時間のため、「特にありません」とスルーすることの内容に、いくつかの質問を用意しましょう。今回は、介護士の面接で使える逆質問を例文付きで紹介します。

逆質問は評価を上げるチャンス!

面接が終盤に差し掛かった頃に問われる「何か質問はありませんか?」の質問。

この質問の時間は「逆質問」といい、応募者が面接官に対して質問を行うことができます。

面接で自分の志望度をアピールし評価を上げるためには、この逆質問がキーといっても過言ではありません。

一方で逆質問で効果的な質問ができないと、面接自体が良くても最後に評価が下がってしまうことも。

面接の最後に熱意を伝えるチャンスとして、逆質問する内容もしっかり準備していきましょう。

逆質問はどのような意図で行われるの?

介護士の面接時で逆質問が行われる理由は、応募者の働く熱意や意欲を確認することができるためです。

また面接中に聞かれるような質問は、一般的に面接で必ず尋ねられるような質問が多いでしょう。

例えば、『なぜ転職をしようと決意したのか』『なぜ私たちの施設を選んだのか』といったようなもの。

そのため応募者が聞かれることの他に伝えたいことがあっても、なかなか伝わらないということが多いでしょう。

そういった場合に面接官が逆質問の機会を設けることで、応募者のさらなる熱意や本気度を引き出すという目的もあるのです。

【例文】評価が上がる逆質問

応募者側から逆質問を行う場合、どのような逆質問を用意すればよいのでしょうか。

評価が上がる逆質問を、例文とともにいくつか紹介します。

仕事の流れに関する逆質問

実際にその施設で働くことを想定し、仕事の流れを確認するような逆質問は、評価されることが多いです。

一日の流れに関して具体的な質問をすることで、施設への志望度の高さをアピールできるでしょう。

  • 「こちらの施設で勤務する介護士さんの一日の流れを教えていただけますでしょうか。」
  • 「異動の可能性はありますでしょうか。」
  • 「こちらでは地域に根差したケアを大切にされておりますが、具体的にどのような取り組みを行っておられるのでしょうか。」
  • 「季節の行事やレクリエーションは、どのような流れでどれくらい行われているのでしょうか。」

ケア方法に関する逆質問

介護士のメインの業務である利用者様へのケア方法においても、逆質問で聞くべきポイントです。

ケアのアプローチ方法は施設によって異なる点もあるため、自分の考えるケアの価値観と一致するか確認するとよいでしょう。

  • 「夜勤の際のスタッフの体制について教えていただけますでしょうか。」
  • 「入浴介助はどのような頻度で行っておりますでしょうか。」
  • 「こちらでは明るい雰囲気を大切にされていると伺いましたが、利用者様へのケアの際に心がけているポイントなどはありますでしょうか。」

やる気をアピールする逆質問

逆質問でやる気や熱量をアピールすることも可能です。

特に未経験の場合は、『その施設で介護士として働く気満々』な姿勢でいることがポイント。

実際にその施設で介護士として働くことを強くイメージしていると捉えられ、評価も高くなります。

  • 「こちらで介護士として勤務するにあたり、最も大切にしていることは何ですか?」
  • 「こちらで活躍できる介護士になるために、何か事前準備をしておくことはありますか」
  • 「こちらで介護士として働く中で、最もやりがいを感じることは何ですか?」

自分の資格やスキルに関する逆質問

自分の資格やスキルをPRできる逆質問も評価されやすくなります。

例えば初任者研修や実務者研修など、介護に関わる資格を取得しているのであればアピールしつつ、どのように活かすことができるのかを逆質問すると良いです。

また未経験・無資格の場合は、入職後に資格取得に関する取り組みができるのかどうかも質問すると良いでしょう。

  • 「資格の取得に取り組みたいと考えているのですが、資格取得のためのサポートなどはありますでしょうか。」
  • 「〇〇の資格を取得しているのですが、こちらで活躍できる機会はありますでしょうか。」
  • 「こちらで介護士として働くにあたり、入職前に学ぶべきことなどはありますでしょうか。」

働き方に関する逆質問

その施設でのキャリアプランについて逆質問することもポイントです。

長く働くことを想定したときに、気になる点を聞いてみましょう。

ただし賃金や待遇について深く質問をすると、かえって評価が下がってしまうことがあるため要注意です。

  • 「出産妊娠後も勤務したいと考えております。こちらでは産前産後休暇があると伺いましたが、実際にそのような働き方をされている方はいらっしゃいますか。」
  • 「こちらの施設でキャリアアップされる介護士さんに共通する点があれば教えていただきたいです。」

逆質問の注意点

逆質問を行うことで面接の評価を上げることができますが、何でもかんでも質問していい訳ではありません。

評価を下げてしまうNG逆質問もあるため、注意点をしっかり押さえておくことが大切です。

「特にありません」はNG

逆質問で一番避けたことは、「特にありません」といい何も聞かずに終わってしまうこと。

これでは「施設への志望度が低いのか」「施設に興味がないのか」と思われてしまいます。

逆質問で面接官に質問することはもはや当たり前。

多くの応募者がさまざまな逆質問をしているなかで、何も質問してこない応募者は他と差をつけることができないでしょう。

オープンクエスチョンで質問する

オープンクエスチョンとは、質問の回答が「はい・いいえ」だけでなくさまざまな会話に広がる質問方法のこと。

逆質問ではオープンクエスチョンで質問して、面接官からたくさんの話を引き出すようにしましょう。

一方で「はい・いいえ」だけで完結してしまうクローズドクエスチョンは、会話が一往復で終了してしまうため逆質問ではあまりおすすめできません。

【例】
クローズドクエスチョン
「この経験が活かせる仕事はありますか?」→回答がはい・いいえで完結されてしまう
オープンクエスチョン
「この経験が活かせる仕事にはどのようなものがありますか?」→さまざまな回答が予想できる

賃金系の質問は要注意

賃金や待遇などについて逆質問することは、条件面だけで施設を選んでいるような印象を与えてしまうことから、あまり相応しくないとされています。

しかしミスマッチ防止の観点から、質問すること自体はNGではありません。

もし聞きたいことがある場合は、質問の方法に工夫をすることが大切です。

例えば「残業ありますか?」や「シフトの融通は利きますか?」といったストレートな聞き方ではなく、「勤務時間やシフトの決め方について教えていただけますでしょうか。」のように質問してみましょう。

調べて分かることは質問しない

求人票や施設のホームページなどで調べれば分かるような逆質問も避けましょう。

施設に対する下調べが少ないと見なされ、評価が下がってしまうことも。

逆質問は、直接確認しなければ分からないことのみ質問するようにしましょう。

まとめ

介護職の逆質問は、面接での評価を上げるための大切なポイントです。

逆質問をすることで、面接官が応募者の志望度を図ることができるだけでなく、応募者が施設についてより理解を深めることができることから、ミスマッチ防止にもつながります。

「特にありません」とスルーしてしまわず、いくつかのことを質問してみましょう。
 

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