介護士の一人暮らしは大変?介護士の一人暮らしの実態を紹介

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一人暮らしは介護士のみならず、どのような業界・業種に勤める人にとっても大変なものです。一人暮らしの場合、仕事や私生活、金銭面などの生活のすべてを自分自身で管理しなければなりません。介護士は一人暮らしをしながらでも働きやすい仕事なのでしょうか。本記事では、介護士の一人暮らしの実態についてご紹介します。

介護士の一人暮らしは大変?

介護士は不規則勤務が多いことから、生活リズムが乱れてしまいがちです。

そのため、一人暮らしをしながら食生活や生活習慣、体調管理などに気を遣うのは難しい側面もあります。

また、介護士は業務量に対して給料が低いため、実家暮らしの介護士に比べると金銭面での不安を抱える方も少なくありません。

介護士として働きながら一人暮らしをすることは可能ですが、自分自身で体調管理や生活費のやり繰り、貯金などをしっかりと管理していく必要があります。

 

一人暮らしをする介護士のお金の管理

介護士の給与額は、雇用形態や保有資格、勤務年数によって大きく異なります。

毎月限られた給料の中で、介護士はどのようにして一人暮らしの生活費を管理しているのでしょうか。

ここからは、介護士が一人暮らしをするにあたってのお金の管理のポイントをご紹介します。

毎月定額の貯金をする

正社員の介護士の給料は、税金や保険料などが差し引かれ、約16万円の手取り額が給料として振り込まれるのが一般的です。

将来の結婚や子育てを考えるのであれば、その給与額の中から、毎月2~3万円ほど貯金をすることをおすすめします。

以下は、一人暮らしをしている介護士の一般的な収支モデルです。

月収入(手取り額)16万
家賃 5万円
水道・光熱費 1万円
交通費 2万円
食費 3万円
交際費・娯楽費 3万円
貯金額 2万円

介護士が一人暮らしをしながら、毎月定額の貯金をするには、以下の節約のコツを実践することが大切です。

コンビニ弁当やスーパーの総菜に頼らず、自炊をする

家計簿をつけて、金銭管理を徹底する

支出の内容を細かく記録することで、浪費癖の改善が期待できます。

また、旅行や娯楽などの息抜きになる目標を立てることで、貯金へのモチベーションが維持できます。

>>>あわせて読みたい「【徹底解説】介護士の給料はどのくらい?給料アップにできること」

 

職場の福利厚生に頼る

一人暮らしをしている介護士は、職場の福利厚生に頼ることも大切です。

福利厚生が充実している職場では、家賃手当の支給が受けられます。

家賃手当とは、従業員が住む賃貸住宅の家賃の一部を、職場が負担してくれるものです。

家賃の一部または全額を、給料に上乗せして支給してもらえます。

これから介護士への就職や転職を検討している方には、福利厚生が充実している職場を選ぶことをおすすめします。

>>>あわせて読みたい「介護職の転職で失敗するケース7選|失敗の原因と職場選びのコツ」

ダブルワークで収入を増やす

介護業界は、「短時間勤務可」「ダブルワーク可」の求人が豊富にあります。

介護士とほかの業界・業種での仕事を掛け持ちすることで、収入アップが目指せます

しかし、勤め先の介護施設・介護事業所によってはダブルワーク禁止と決められている場合もあるため、必ず職場の就業規則を確認するようにしましょう。

>>>あわせて読みたい「介護職は副業できる?始めるときの注意点やおすすめの副業を解説」

 

一人暮らしをする介護士の仕事の管理

介護士の一人暮らしでは、仕事の管理も1人で行う必要があります。

仕事の管理では具体的に、どのようなことをすれば良いのでしょうか。

ここからは、一人暮らしの介護士が行うべき仕事の管理を3つご紹介します。

 

シフトの管理・徹底

24時間体制で利用者様のケアや見守りを行う介護士は、日勤・夜勤・早出・遅出の不規則勤務をこなすことが求められます。

以下は、2交代制夜勤をしている介護士のシフト表の一例です。

4月1日(月) 早出
4月2日(火) 夜勤
4月3日(水) 非番
4月4日(木) 休み
4月5日(金) 遅出
4月6日(土) 日勤
4月7日(日) 早出

一人暮らしをしていると、起床時間や生活リズムもすべて自分で管理しなければなりません

遅刻や欠勤をすることがないよう、一人暮らしの介護士は特にシフト表を頭に入れておく必要があります。

>>>あわせて読みたい「介護士の夜勤は眠い…眠気撃退方法や夜勤前の過ごし方を解説」

資格の取得

介護士は未経験・無資格でも仕事を始めることが可能ですが、資格を取得したり、勤務経験を積んだりする方が、昇給につながります。

一人暮らしをしながら介護の仕事を長く続けるのであれば、資格を取得する方が待遇面でも優遇されます。

職場の資格取得補助制度を活用しながら、介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)などの資格を取得することがおすすめです。

>>>あわせて読みたい「介護士におすすめの資格21選|キャリアアップできる資格は?」

働きやすい職種へのキャリアチェンジ

一人暮らしをしていると、自炊や洗濯、掃除などの家事全般を代わりにしてくれる人がいません。

休日に家事をしようと思っていても、連日の夜勤や早出に疲れて眠ってしまうこともよくあることです。

夜勤を含む不規則勤務をしながら一人暮らしをするのが、どうしても難しいと感じた場合は、働きやすい職種にキャリアチェンジするのも1つの方法です。

実務経験を積み、日勤のみの生活相談員にキャリアチェンジする

介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を取得し、ケアマネジャーとして働く

介護事務の仕事にキャリアチェンジする

こういった方法で、自分が働きやすい職場や勤務形態を見つけることをおすすめします。

また、これから介護の仕事を始める方は、部署異動やキャリアチェンジの選択肢が多い職場を探すことが大切です。

>>>あわせて読みたい「介護職で出世する人・早期にキャリアアップできる人の特徴を解説」



一人暮らしをする介護士の体調管理

一人暮らしをするうえで、ついついおざなりになりがちな自分自身の体調管理。

介護の仕事を長く続けていくためには、自分自身の体調管理を徹底することが重要です。

ここからは、一人暮らしの介護士が行うべき体調管理のポイントを3つご紹介します。

規則正しい生活を送る

不規則勤務により、生活リズムが乱れがちな介護の仕事。

健康を維持するためには、できる限り規則正しい生活を送ることが大切です。

特に、仕事での疲れやストレスを解消するには、毎日8時間以上の睡眠をとるようにしましょう。

夜勤が続いているときは、しっかり仮眠時間を確保することが大切です。

>>>あわせて読みたい「介護士は生活リズムが乱れがち?NG行動や改善策も解説」

 

メンタルケアを行う

介護の仕事は、時間に追われて業務をこなしたり、認知症の利用者様から毎日同じことを言われて対応したりと、ストレスが溜まりやすいです。

そのため、没頭できる趣味を作り、ストレスを解消するようにしましょう。

カラオケや運動、アウトドアなど、ストレスを発散したり、リラックスしたりするための趣味を見つけることが重要です。

運動の習慣をつける

疲れやストレスを解消するには、運動の習慣を身につけることが大切です。

しかし、一人暮らしをしていると、なかなか運動をする機会がありません。

ウォーキングやランニングなどの有酸素運動やヨガストレッチなど、自分自身が「やってみたい」と思う運動を継続的に行うことが重要です。

特に、夜勤が多い方は無理に運動をしようとせず、近所の公園へウォーキングし、日光を浴びるだけでも乱れた自律神経を整えることができます

 

一人暮らしに理解のある職場を選ぶことが重要

職場によっては、介護士の一人暮らしに理解がなかったり、扶養家族がいる介護士への手厚いサポートを行ったりしているケースもあります。

現在勤めている職場での仕事と一人暮らしの両立に限界を感じる方は、思い切って転職することがおすすめです。

介護業界専門の転職サービスを利用すれば、福利厚生が充実している求人や、希望条件に合う求人を紹介してもらえること間違いなしです。

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まとめ

介護士の一人暮らしは、お金や仕事、体調、家事などをすべて自分で管理する必要があります。

夜勤を含む不規則勤務をこなしながらの一人暮らしは、予想以上に大変なことが多いです。

これから介護の仕事を始める方は、本記事で紹介したお金や仕事、体調を管理するためのポイントをぜひ参考にしてみてください。

 

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