お役立ち情報
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介護士が取得するべきおすすめの資格について解説します。「介護職員初任者研修は受けたけど次はどうするべき?」「専門的な資格を取りたい」と考えている介護士の方向けに、介護士におすすめの資格をまとめてみました。資格を取得し、介護士としてのキャリアアップやスキルアップ、さらには給与アップにつなげてみましょう。
■目次
多くの介護士が取得する主な資格には、以下の3つの資格が挙げられます。
介護資格の中で最初に取得すべきともいわれている、介護の入門資格です。
受講条件の資格もなく、誰でも挑戦できます。
講座などカリキュラムを修了したのち、筆記試験に合格することで取得できます。
>>>あわせて読みたい「介護職員初任者研修とは?受けるメリットや取得する方法について」
介護職員初任者研修の上位資格で、よりレベルの高い介護技術を学ぶことができる資格です。
医療的ケアといった専門的分野を学ぶこともできます。
介護福祉士などさまざまな資格取得に必要な資格のため、キャリアアップを目指す介護士にとって取得必須ともいえるでしょう。
>>>あわせて読みたい「介護福祉士実務者研修とは?資格の特徴と取得方法を徹底解説!」
介護職唯一の国家資格であり、高い介護技術を有するエキスパートとして位置づけされている資格です。
資格取得には3つのルートがあり、社会人が働きながら取得する場合は3年以上の実務経験と実務者研修を修了することが必要になります。
介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格取得を目指すために必要となる資格です。
>>>あわせて読みたい「介護福祉士とは?資格の特徴や魅力をわかりやすく解説!」
介護の業界でキャリアアップするためには、実務経験を積み資格を取得することが何よりも大切。
以下では、介護士がキャリアアップできるための資格について解説します。
介護支援専門員は一般的にケアマネージャーと呼ばれ、施設利用者とご家族に対するサポートやケアプランを作成します。
いわゆる介護施設・事業所と利用者の橋渡しのような役割です。
ケアマネジャーになるための試験を受験するには、国家資格取得後の5年以上の実務経験・5年以上の相談援助業務経験が必要です。
>>>あわせて読みたい「ケアマネージャーとは?仕事の魅力や働き方を具体的に解説!」
介護福祉士の上位資格で、介護福祉士よりもさらに高い介護技術を身に付けていることの証明となる資格です。
介護福祉士よりもより幅広い介護業務において、リーダーシップを発揮することができます。
一般社団法人 認定介護福祉士認証・認定機構が2015年12月から認証・認定を開始した比較的新しい民間資格です。
「社会福祉士及び介護福祉士法」に定められている国家資格で、福祉サービスを必要としている人の相談に乗って、必要なサービスを紹介したり他の保健・医療機関につなぐ役割を果たします。
働く場所によって「相談員」「医療ソーシャルワーカー」「スクールソーシャルワーカー」のように呼び方が変化します。
>>>あわせて読みたい「社会福祉士とは?仕事内容や活躍できる場、給与について解説」
介護士が認知症ケアをする際に活かせる資格について解説します。
認知症ケアに関する研修の入門資格です。
認知症に関する知識を深め、必要な介護技術を学ぶことができます。
認知症について深く学びたい介護士におすすめです。
指定のカリキュラムを受講し修了することで取得できますが、受講方法は各都道府県によって異なります。
認知症介護基礎研修よりも専門性の高い知識や介護技術について学ぶことができる資格です。
カリキュラムを修了することで資格を取得できますが、受講のために2年の認知症介護経験が必要です。
なお認知症対応型施設やグループホームの計画作成者には、取得が義務付けられています。
>>>あわせて読みたい「認知症介護実践者研修って何を学ぶの?メリットは?体験談も紹介」
認知症ケアを行う施設においてリーダーを育成するための資格で、認知症介護実践者研修の上位資格にあたります。
受講のためには、認知症介護実践者研修を取得して1年以上経過しており、5年以上の認知症介護経験が必要です。
一般社団法人日本認知症ケア学会が主催する民間資格で、認知症ケアに関する専門的な知識と介護技術を有する介護士を育成する資格です。
現場で直接認知症ケアに携わる介護士におすすめ。
試験を受験するには、3年以上の認知症介護経験が必要です。
>>>あわせて読みたい「認知症ケア専門士とは?受験資格や合格率アップのコツを徹底解説」
認知症ケアを行う現場において、指示や指導ができる人材の育成のため制定された民間資格です。
初級と上級に分かれており、初級は認知症のある家族を介護する人や介護職を目指す人も対象にしており、上級は認知症ケアの指導者として専門性の高い知識を証明します。
公益財団法人日本ケアフィット共育機構により認定された民間資格で、認知症に関する正しい知識や寄り添ったコミュニケーション方法、接遇・応対、環境づくりを身につける資格。
認知症ケアを行う介護士はもちろん、接客業で認知症のお客様と接する機会がある方にとっても役立つ資格です。
>>>あわせて読みたい「認知症介助士とはどんな資格?得られる知識や活躍できる職場とは」
難易度が高くなく、働きながらでも介護士が取得しやすい資格には、以下のような資格が挙げられます。
喀痰吸引等研修を受講することで、医療的ケアにあたる「喀痰吸引」や「経管栄養」といったケアを医師や看護師の指示の元で行えるようになります。
介護士であれば誰でも受講可能で、基本研修と実地研修を合わせて受講します。
なおカリキュラムは第1号、第2号、第3号の3つに分かれており、それぞれで対象者や履修科目が異なります。
介護の現場で実施するレクリエーションにおいて、必要な知識やスキルを身に付けるための資格です。
カリキュラムを受講し試験に合格することで取得できます。
1級・2級の2つに分かれており、2級を取得することで上級資格である1級に挑戦することも可能です。
障がい者総合支援法に基づいて、全身性障がいや視覚障がい、知的障がいを持つ方の移動・行動をサポートする資格です。
受験資格は各都道府県によって異なりますが、研修を受講することで資格を取得できます。
介護士が取得していることで、業務の幅も広がるでしょう。
>>>あわせて読みたい「ガイドヘルパーとは?役割や働くメリット、向いている人など解説」
一般社団法人みんなのプライドが認定した民間資格で、看取りケアに必要な知識や介護技術、心理的な支援方法について学べる資格です。
脈拍や体温の測り方といった基本的な技術から、緊急時の対応方法、看取りに関する知識について学ぶことができます。
主に通信講座などで受講可能です。
一般社団法人 総合健康支援推進協会によって認定された民間資格で、介護現場における正しい口腔ケアを学んでいることを証明する資格です。
要介護者の口腔ケアや健康維持、QOLの向上などさまざまな面で必要とされる知識を学べます。
受験制限が設けられておらず、講座は誰でも受講可能ですが、CBT方式の試験があります。
紹介した資格以外にも、介護に関する資格にはさまざまな資格があります。
以下では、介護現場で役に立つ資格をさらにピックアップしてみました。
PT(Physical Therapistの略)とも呼ばれ、日常生活で行う動作改善のため運動療法や物理療法を使い、要介護者の自立を目指してアプローチする役割を果たす資格です。
主にリハビリや機能訓練、ADLの評価、福祉用具・住宅改修の提案などを行います。
国家資格であり、養成所や専門学校を卒業し、国家試験に合格することで取得できます。
>>>あわせて読みたい「介護施設での理学療法士の仕事内容は?向いている人は?徹底解説」
OT(Occupational Therapistの略)とも呼ばれ、何らかの理由で日常の作業が上手くいかない方のサポートを行う資格です。
例えば「字を書く」「顔を洗う」「ご飯を食べる」といった複数の動作が絡む応用的動作や、外出・他者との交流・就労といった社会参加の維持改善を目的とします。
国家資格であり、専門教育機関を卒業後に、国家試験に合格する必要があります。
>>>あわせて読みたい「作業療法士ってどんな資格?活躍する場所や他の専門職との違い」
ST(Speech-Language-Hearing Therapistの略)とも呼ばれ、話す・聞く・食べることに関して何らかの障がいを持っている方の回復・改善を目指す役割を果たします。
「ことば」と「食べる」ことに特化したリハビリ職といえるでしょう。
国家資格であり、専門の教育機関を修了後に国家試験に合格する必要があります。
>>>あわせて読みたい「言語聴覚士とは?活躍する場所や他のリハ専門職との違いを解説」
音楽に合わせて実施するレクリエーションである「音楽療法」のエキスパートにあたる資格です。
音楽を通じて心身を整え、利用者の健康やQOLの向上を図る役割を担います。
社会人から目指す場合は、3年以上の臨床経験を経て、試験・講習(約2年半)・審査に合格する必要があります。
福祉用具の選定や使用について提案ができる資格で、福祉用具レンタルや販売事業所に配置基準が定められた公的資格です。
福祉用具の選定や利用計画を立てたり、用具の取り扱い説明などの業務を行います。
受講資格は設けられておらず、研修を受講し試験に合格することで資格を取得できます。
介護職にはさまざまな資格があり、取得することでキャリアアップや給与アップを図ることも可能です。
まだ何の資格も持っていないという方は、まずは介護職員初任者研修から取得しましょう。
介護職の入門資格であり、取得することで今後さまざまな資格につなげることができます。
一般的には介護職員初任者研修→実務者研修→介護福祉士→ケアマネ・認定介護福祉士といったキャリアパスが王道とされています。
自分が将来どんなキャリアを描きたいのか考え、目標に設定することで必要な資格が見えてくるでしょう。
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