介護の転職に必要な準備とは？具体的にわかりやすく解説！

就職・転職マニュアル

更新日：2022/09/08

転職を検討する理由は人それぞれ。介護の仕事に携わられている人の中にも、転職を考えられている人が多いのではないでしょうか。しかし、いざ転職をしようと考えた際に、どのように転職の準備を行えばよいのか、なかなか分からないものですよね。今回は、介護の転職に必要な準備についてまとめました。

■目次

介護業界の転職マーケットの状況について
介護の転職に必要な準備
内定後の対応をより詳しく解説
まとめ
職場の選び方に迷ったら【介護求人ラボ】

介護業界の転職マーケットの状況について

介護業界の転職マーケットはどのような状況にあるか気になりますよね。

日本では高齢者の人数が増え続けており、それに伴い介護業界へのニーズは益々高まりつつあります。

一方ニーズは増加していますが、介護の仕事を担う人材は不足している状況が継続中。
そのため、介護の業界は転職を希望する人に有利な売り手市場となっています。

実際に、介護関連の仕事で転職活動を行う方は、比較的スムーズに内定を獲得し転職活動を終える傾向。
比較的スムーズに転職が進む業界ですが、その分、事前の情報収集や自らのキャリアの棚卸しを行わなければいけません。

きちんと準備をしなければ、転職が決まった介護施設が自分の希望する職場と異なっていたと後悔する場合もあるでしょう。

そのため転職活動を行う際には事前の準備が非常に大切になのです。

介護の転職に必要な準備

転職活動を成功させるためには、事前の準備が非常に大切になります。

介護業界で必要な転職の準備としては、どのようなものがあるのでしょうか。

下記に具体的にまとめました。

①情報収集や転職理由の明確化をする

介護業界への転職活動を行うには、業界の情報収集が大切です。

例えば、1年のうち何月ごろに求人が増えるのかという情報。
求人の数が多くない時期に転職活動を行っても、魅力的な求人を見つけるのはなかなか難しいですよね。

一般的に介護職の求人は1月から3月に増えるといわれています。
こうした情報を知っているだけでも、転職活動が成功する可能性は高くなるのです。

また、転職の理由を明確にすることも非常に大切です。

現在の職場ではキャリアアップが難しい場合であったり、人間関係を改善させたいことが理由であるなど、転職活動をスタートさせた理由はさまざま。

キャリアアップを目指しての転職であれば、自分が将来どのような姿になりたいのかキャリアプランを明確にすることが大切です。

②求人を探す

転職活動を行う際は、自分が希望する業界・職種での求人を探します。
では、求人はどのようにすれば見つかるのでしょうか。

方法としては、求人サイトで探す方法があります。
皆さんも、ネットやテレビのコマーシャル、通勤電車の広告などでさまざまな求人サイトを毎日のように目にされているでしょう。
そうした求人サイトを利用して求人を探す方法が一つになります。

また、転職エージェントを利用する方法もあります。
転職エージェントとは、求職者と企業の間に入って転職活動のサポートを行ってくれる会社です。
求人の探し方がよく分からず、転職活動を不安に感じている人は転職エージェントを利用されるとよいでしょう。

さらに、ハローワークを利用して仕事を探す方法もあります。
ハローワークは地域の求人を中心に扱っています。
地元で職場を探したいのであれば、ハローワークで求人を探されることもオススメします。

転職エージェントに相談する

③履歴書・職務経歴書を作成する

応募したい求人と並行して履歴書・職務経歴書を作成することも必要です。

履歴書・職務経歴書は、応募者と施設側の初めての接点になるもの。
そのため、誤字や内容の相違がないように丁寧に作成することが大切です。

また、人事担当者が特に注目する書類が職務経歴書です。
なぜなら、職務経歴書から応募者の経験やスキルを確認することができるためです。

人事担当者の目に留まる職務経歴書にするためには、内容を端的に分かりやすくまとめることが大切になります。

④面接対策から面接まで

気になる求人に応募し、書類選考が通過したら次は面接に進みます。

面接を突破するためには、面接対策を行う必要があります。
面接時に想定される質問への回答を事前に作成し、しっかりと話すことができるよう、何度も練習を行いましょう。

もしも、身近に面接の練習を行ってくれる人がいるので協力を仰いでもよいでしょう。

また転職エージェントを利用する場合、担当につくキャリアアドバイザーが面接対策を実施してくれることも。

面接対策に取り組み、いざ面接本番になった際は、身だしなみを整えた服装で、常に笑顔で意欲的な姿勢で面接に取り組みましょう。

⑤内定から退職交渉

面接を突破し採用の連絡を介護施設側からいただいた後は、現職を退職する段取りが必要です。

現職に退職を希望することを伝え、希望する日程等も伝えましょう。
退職の意思は1～2か月前に伝えることが一般的ですが、就業規則に規定がある場合もあるため確認することが大切です。

また、退職交渉を行う際に注意することがあります。
それは、どこに転職するのかを基本的に現職には開示しないこと。

現職にとってあなたは貴重な人材です。
あなたが辞めることで人員が不足し現職にマイナスが生じることは事実。
そのため転職先を開示した場合、現職から転職予定の施設にあなたの悪い噂を伝聞されてしまう可能性も否定できません。

転職時にはできるだけ円満に退職することを心掛けましょう。

内定後の対応をより詳しく解説

転職を希望する施設より内定をいただいた後の対応について、もう少し詳しく解説したいと思います。

下記にまとめました。

①現在の職場であいさつ回りを行う

退職をする際は、退職する人の人間性が現れるともいわれるほど。
できれば円満に退職したいですよね。

介護の職場は、さまざまなスタッフとの連携がなければ仕事が進まないケースが多いものです。
あなたが在籍している間にも、さまざまな方々が仕事のサポートを行ってくれたのではないでしょうか。

そうした方々に、退職までの期間でお礼と感謝を込めてあいさつ回りを行うことが大切です。

②必要な書類を用意する

転職活動の際は、必要な書類が意外と多いものです。

例えば、源泉徴収票は転職先の企業で必要になるため、退職～退職後に準備しなければなりません。

源泉徴収票は退職後に受け取るため、郵送で送られてくるのか、自分で取りに行くのか確認をしておく必要があるでしょう。

その他にも、施設によって転職時に必要となる書類が存在します。
必要なものは準備をしておくことが大切です。

③仕事の引継ぎを行う

退職する施設で自分の後継となるスタッフに、仕事の引継ぎを行いましょう。

担当している利用者さんに関する情報の共有や、担当している業務のマニュアル作成など、引継ぎ作業は意外と時間のかかるものです。

退職直前になって迷惑をかけることがないよう、早めにスタートし、長い時間をかけて徐々に引継ぎしていきましょう。

また場合によって利用者さんへの説明も必要なこともあります。

④新しい職場でのキャリアプランを練る

転職先が決まり新しい職場で働くまでに、将来のキャリアプランを練ってみましょう。

介護の現場でも評価される資格がありますよ。
将来的に、介護の職場でどのように働きたいか目標が固まったら、その目標の実現に役立つ資格を取得することもオススメです。

資格を取得することは努力の証明でもあり、専門性の証明でもあります。

このように、介護の職場で中長期的にどのようになりたいかキャリアプランを練ることが大切です。

⑤新しい職場で必要となるものを揃える

各施設によって、職員が必要とする持参物は異なります。

例えば室内用シューズやエプロン、使い捨てグローブなど。

制服は上下両方の貸与があるのか、私物を着用する場合は規定があるのかの確認も必須です。

新しい職場で必要となるもので足りないものがあれば、早めに揃えておきましょう。

⑥リフレッシュする

転職先が決まって時間がある場合、思い切ってリフレッシュしてみることも良いでしょう。

有給休暇が残っている場合は、積極的に休暇として活用してもよいかもしれません。

働くときは働き、休む時は思いっきり休む、メリハリのある休み方が仕事にもプライベートにもプラスの影響を与えるといわれています。

社会人として働き始めたら、なかなか長期間の休みを取ることはできません。

休暇で余暇を充実させることが、新しい職場での仕事にプラスにはたらくとよいですね。

まとめ

介護業界の転職についてまとめてきました。

転職が初めての場合、どのような準備が必要か分からない人も多いことでしょう。

転職活動を成功させるためには、入念に準備を行うことが非常に重要です。

本記事が介護業界での転職を検討させている人の参考になれば幸いです。

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