介護職を円満退職するためのポイント|事前準備や当日すること

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介護職が転職・退職を決めた際に関門となるのが、今の職場との円満退職。どのような段階を踏めば円満に退職できるのか、どうすればスムーズに伝えられるか不安になる方は少なくありません。今回は、介護職を円満退職する際の流れや準備、ポイント、当日行うことについて解説します。

介護職を円満退職するための流れ

介護職を何らかの事情で退職・転職することに決めたとき、目指したいのは円満退職。

円満に退職するまでの流れは、主に以下のようになります。

退職の旨を伝える

退職日を決定する

引継ぎなどの作業

職員へのごあいさつ

退職

いくら「早く辞めたい」と思っている職場でも、円満に退職したいのであれば一つひとつを丁寧に対応することが大切です。

前職を円満退職できれば、新しい職場でも前向きな気持ちで仕事を始められるでしょう。

退職報告ための準備

退職する旨を報告するとき、何も決めずただ闇雲に報告するだけでは後々トラブルが起こってしまうことも。

事前にしっかり準備して、タイミングを見計らって報告しましょう。

退職時期と報告のタイミングを決める

まずは退職したい日と、報告するタイミングを決定します。

法律上では 退職希望日の14日前に申し出れば問題ないとされていますが、介護業務は引継ぎやシフト穴埋めなどの作業が多いことから、14日前では「急すぎる」という印象を持たれてしまうことも。

余裕を持って、最低でも退職日の1ヶ月前には報告できるように調整しましょう。

退職の意思を固める

退職することを決めたら、気持ちが揺らがないように意思を固めることもポイントです。

あいまいな感情のままだと、未練が残ってすっきり退職できないだけでなく、理不尽な引き留めにあってしまうこともあります。

退職の意思を固めて、退職までの作業に頭を切り替えることでスムーズに退職できます。

引継ぎの準備を行う

退職した後の自分の業務を他の職員に代わってもらえるように、引継ぎやマニュアル作成などの作業も行いはじめます。

本格的な引継ぎは報告後からスタートすることになりますが、引継ぎ業務が複雑にならないように、あえて新たな作業の着手を控えるなどの工夫をあらかじめ行っておきましょう。

円満退職するためのポイント

介護職を円満に退職するためには、いくつかのポイントがあります。

ポイントを押さえながら、退職日まで丁寧に対応しましょう。

報告のタイミングを見計らう

退職を報告するタイミングは、繁忙期でないタイミングがいいでしょう。

バタバタしているときに退職の報告をしてしまうと、忘れられたり人間関係に悪影響を及ぼしてしまうことも。

退職についてしっかり相談できるタイミングを見計らうことがポイントです。

まず直属の上司に報告

退職の報告は、まずは直属の上司に報告しましょう。

その他の職員への報告については、直属の上司と相談して決める流れになります。

上司に「お話があるのでお時間よろしいでしょうか?」と先に約束をしておくことが大切です。

納得してもらえる理由を伝える

退職理由は、納得してもらえるような理由を伝えるようにしましょう。

あいまいな理由だと引き留められてしまったり、退職の件自体を流されてしまうことも。

納得してもらえるような理由には、以下のような理由が挙げられます。

  • 親の介護が必要
  • 妊娠、子育てのため
  • 引っ越し
  • 病気やケガなど
  • 他の職場でしかできないことをやりたい

退職希望日時を明確に伝える

報告するときは、退職希望日時を明確に伝えるようにしましょう。

「この日までに退職したいです」という申告があるだけでその後の作業計画がスムーズに進むだけでなく、退職する意思が高いと見なされて引き留めを受けにくくなります。

転職先が決まっているなどの事情がある場合も、同時に伝えるとよいでしょう。

引継ぎ業務をしっかり行う

業務の引継ぎは最終日までしっかり行いましょう。

利用者様の情報や注意事項、また自分のみが行っていた作業など、後任のスタッフを見つけて退職日までに業務を伝えきります。

マニュアル作成する、実際に現場に同行してもらい覚えてもらうなど、退職日までに余裕があればさまざまな方法で明確な引継ぎが可能です。

退職日当日にすること

退職日当日は、他の業務以外でやるべきことがいくつかあります。

制服などの返却

制服や名札、健康保険証など、事業所から貸与されているものを返却します。

何を返却しなければならないのか、あらかじめ事業所側と認識をすり合わせておくとよいでしょう。

備品だけでなく、カードキーや書類といったものを返却あるいは破棄する必要がある場合もあるため、事前に確認しておくことがポイントです。

必要書類の受け取り

退職の際に、事業所から必要な書類を受け取ります。

受け取る書類には以下のものが挙げられます。

  • 源泉徴収票
  • 雇用保険被保険者証
  • 年金手帳
  • 離職票(転職先が決まっていない場合)
  • 社会保険の資格喪失を証明できる書類(転職先が決まっていない場合)

なお書類の発行には時間を要することがあるため、何が必要なのかをあらかじめ伝えておくようにしましょう。

職員へのあいさつ

最終日は、お世話になった職員の皆さんにあいさつをしましょう。

お菓子の差し入れを持っていったり、一人ずつお礼を言って周るなど、誠意のある対応を心がけることが大切。

いくら早く辞めたかった職場だったとしても、社会人としてしっかりあいさつを済ませて退職しましょう

引き留められたらどうする?

もし引き留められた場合、まずは退職を決めているという強い意志を伝えましょう

少しでもあいまいな態度を取ってしまうと、「引き留め続けたら退職されなくて済む」と粘られてしまいます。

退職すると決めたのであれば、その姿勢を変えることなく貫くことが大切です。

なかには「ここで辞めるようであれば他のところでやっていけない」「責任感がない」と威圧されるパターンも。

反発したくなるところですがグッと抑えて、「○月○日に退職させていただきます」と忽然とした態度で対応しましょう。

あまりに脅される場合は、労働基準監督署に相談することも一つの手段です。

まとめ

介護職を円満に退職するには、いくつかのポイントがあります。

いくら早く辞めたいと考えていた職場であっても、最終日まで誠意を持って対応することが大切です。

新たな職場で気持ちよく仕事をスタートさせるために、本記事を参考に今の職場を円満に退職しましょう。

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