介護の仕事に向いている人とは?介護士の適性検査について解説

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これから介護の仕事を始めようかと考えている方や、「自分は介護の仕事に向いているのかな?」と不安を感じている方におすすめの適性検査。介護の仕事に向いているかどうかを見極める目的で作られた検査です。本記事では、介護士に向いている人の特徴と、介護士の適性検査についてご紹介します。



介護士は無資格・未経験でもできる?

介護の仕事を始めようか悩んでいる方に多い疑問の1つとして、「介護士は無資格・未経験でもできるの?」というものがあります。

介護士になるには、専門学校に通ったり、専門資格を取得したりする必要があるのではと考える方が多いです。

しかし、介護士は無資格・未経験でも働くことが可能です。

また、介護業界は40代・50代・60代前後から介護の仕事を始めたという方や、他業界・別業種からの転職者が多いことも特徴です。

>>>あわせて読みたい「資格なしでも介護職員になれる?仕事内容や給与について徹底解説」

 

介護士は「仕事への適性」が重要

介護業界では、介護士の仕事への適性があるかどうかが重要視される傾向にあります。

その理由は、主に以下の3つです。

介護サービスの質を保つため

介護事故の防止

利用者様への虐待防止

介護の適性がないと、利用者様に不安を感じさせるような危険な介護サービスを提供してしまい、事故やトラブルにつながってしまうリスクがあります。

人と人が密に関わり合う仕事だからこそ、介護業界では介護士の仕事への適性を重要視しているのです。

>>>あわせて読みたい「介護士でよかった!介護職のやりがいや今後の課題点について」

 

介護士の適性検査とは?

介護士の適性を確かめる診断テストとして「介護の適性診断テスト」というものがあります。

お手持ちのスマートフォンまたはパソコンから、インターネットを使って誰でも診断できるため、ぜひお試しください。

介護の適性診断テスト

「介護の適性診断テスト」では、以下の質問に回答するだけで、回答者の方の強みや弱み、施設形態ごとのおすすめ度が分かります。

質問項目回答項目
ひたむきに作業ができる できる
どちらともいえない
できない
レクリエーションが好き 好き
どちらともいえない
苦手
料理が苦手ではない 得意
どちらともいえない
苦手
体力には自信がある ある
どちらともいえない
ない
最期のときまで関わりたい 関わりたい
どちらともいえない
関わりたくない
介護技術を身に付けたい 身に付けたい
こだわらない
すでにある程度できる
職場に看護師がいた方が安心 いた方がよい
こだわらない
いない方がよい
リハビリに関わりたいと思う 思う
どちらともいえない
思わない
認知症を極めたいと思う 思う
どちらともいえない
思わない
人を乗せての運転が苦痛じゃない はい
どちらともいえない
苦痛
限られた時間内で働きたい はい
こだわらない
いいえ
医療行為(痰吸引など)をしてみたい してみたい
こだわらない
したくない
夜勤ができる できる
どちらともいえない
できない
日曜は必ず休みたい 休みたい
毎週でなければ対応可能
こだわらない
毎日違う利用者様と接したい はい
こだわらない
同じ利用者のほうがよい
家族のように利用者様と接したい はい
どちらともいえない
いいえ
報連相ができる できる
どちらともいえない
できない
ストレスと上手につきあえる 得意
どちらともいえない
苦手
聞き上手といわれる いわれる
どちらともいえない
いわれない
我慢強いと言われる いわれる
どちらともいえない
いわれない
利用者様とお話するのが好き 好き
どちらともいえない
嫌い
観察力があるほうだ はい
どちらともいえない
ないほうだ
決められた通りに仕事するほうがいい はい
どちらともいえない
いいえ
臨機応変に対応できる できる
どちらともいえない
苦手
人見知りをしない しない
どちらともいえない
する
名前を覚えるのが得意 得意
どちらともいえない
苦手
接客や販売の仕事をしていたことがある ある
ない
車での移動が苦痛じゃない 苦痛じゃない
どちらともいえない
苦痛だ
すぐに人と打ち解けられる 打ち解けられる
どちらともいえない
打ち解けられない

この診断テストでは、回答者の強みや弱みを分析し、どのような種別・形態の介護施設に向いているかを判断します。

回答者の向き不向きを確実に断定するものではないため、あくまで1つの指標としてご活用ください。

介護士に向いている人の特徴3選

これから介護の仕事を始めようかと考えている方は、自分が介護士に向いているのかどうか、不安を感じていることでしょう。

ここからは、介護士に向いている人の3つの特徴をそれぞれご紹介していきます。

コミュニケーションが得意な人

介護の仕事は、利用者様やご家族の方との信頼関係ができてこそ、安心して任せてもらえるものです。

そして、信頼関係の構築には、利用者様やご家族の方とのコミュニケーションが欠かせません

そのため、人とのコミュニケーションが得意な人は介護の仕事に向いているといえます。

ほかにも「相手の立場に立って物事を考えられる人」や「聞き上手な人」は、安心感のある介護サービスの提供ができるでしょう。

体力がある人

介護の仕事は身体が基本です。

利用者様を抱えたり、持ち上げたりと、介護業務を行ううえで体力が必要な場面は多くあります。

日頃からウォーキングやストレッチ、筋トレの習慣がある人や、体力に自信がある人は介護の仕事に向いているといえます。

>>>あわせて読みたい「介護職には体力が必要?介護職におすすめの体力の付け方を解説!」

 

切り替えが上手な人

介護の仕事は心身ともに疲れやストレス、悩みを抱えやすい仕事です。

仕事とプライベートとの切り替えが上手で、仕事でのストレスをうまく発散できる人は介護の仕事に向いているといえます。

「ストレスマネジメント」や「アンガ―マネジメント」といい、ストレスや怒りの感情をうまくコントロールすることも、介護士として非常に重要なことです。

>>>あわせて読みたい「介護業界で注目されているアンガーマネジメントとは?」

 

介護士に向いていない人の特徴3選

ここまでは、介護士に向いている人の特徴についてご紹介しました。

しかしその一方で、介護士に向いていない人が一定数存在するのも事実です。

ここからは、介護士に向いていない人の3つの特徴をそれぞれご紹介していきます。

コミュニケ―ションが苦手な人

利用者様やご家族の方との信頼関係が欠かせない介護の仕事では、コミュニケーションが苦手であることが原因で、うまく仕事が進められない場合があります。

【例】
●声かけを忘れてしまい、利用者様が介護を拒否してしまった
●ご家族の方への挨拶の声が小さく「無視をされた」と捉えられてしまった など

コミュニケーションが苦手な場合でも、努力で改善できるようであれば、一概に介護の仕事に向いていないとはいえません

>>>あわせて読みたい「コミュニケーションが苦手でも介護職はできる?コツを紹介!」

体力に不安がある人

体力に不安がある方には、介護の仕事はあまり向いていません。

【例】
●持病がある
●これまでの仕事で腰痛を引き起こしたことがある など

介護士は排泄介助や入浴介助、移乗介助など、体力を消耗する介護業務を任されます。

そのため、体力に不安がある人は、清掃員や環境整備職員(シーツ交換、洗濯など)の仕事を選んで介護施設で働くケースが多いです。

効率重視の人

どのような仕事であっても、要領よく、効率よく仕事が進められる人は高い評価を受けやすい傾向にあります。

しかし、介護の仕事では効率重視の思考がかえって邪魔になる場合が多いです。

介護士が効率ばかりを気にしてしまうと、安全対策がおろそかになり、介護事故を起こしてしまう可能性が高くなります。

効率重視の方や、自分中心に仕事を進めてしまう傾向にある方は、介護の仕事には向いていないといえます。

 

まとめ

介護の仕事は無資格や未経験でも始めることができるため、誰もが気軽に挑戦しやすい仕事です。

その反面、仕事への向き不向きが重要視される傾向にあるため、仕事への適性検査が欠かせません。

これから介護の仕事を始める予定の方は、ぜひインターネットでできる「適性検査」や「適性診断テスト」などをお試しください。

 

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