お役立ち情報
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介護職をする上でコミュニケーション能力は必要不可欠です。しかし中には、コミュニケーションが苦手という方もいらっしゃいますよね。コミュニケーションを取るのが苦手な方でも、ポイントさえ抑えれば介護の仕事で充分活躍できます。この記事ではコミュニケーションが苦手な人の特徴やコミュニケーションを上手く取るコツ、働きやすい介護の職場について解説します。
まずはコミュニケーションが苦手な人の特徴を5つ紹介します。
苦手意識の理由に気付いていない方も多いため、ぜひチェックしてみてください。
介護の仕事に就いたばかりでどう関わればいいかわからず、受け身のコミュニケーションになってしまう場合があります。
また、業務をこなすことに精一杯で利用者様と積極的に関わろうとしていないことから、コミュニケーションのスキルがあがらず苦手意識をもつ人もいます。
自分では話をしっかり聞いているつもりでいませんか?
利用者様はそう受け取っていないかもしれません。
話を聞いているつもりでも表情やリアクションが薄いと「あまり興味がないのかな」という印象を与えてしまい、話が弾まなくなってしまうこともあります。
気付けば自分ばかり話していて、利用者様は相槌を打つのみで話す隙がない…というパターンです。
一見コミュニケーションがとれているようで、介護者側の一方的な会話になっています。
利用者様のお話を引き出せるようなコミュニケーションをとれるのが理想です。
人見知りするタイプであることから、コミュニケーションを取ることに苦手意識を持つ人もいます。
しかしこのタイプの方は働いているうちに利用者様と打ち解け、スムーズにコミュニケーションがとれるようになっていくもの。
焦らず少しずつ関わっていくことで克服できることもあります。
利用者様のことをあまり知らない・興味が薄いため、いざコミュニケーションを取るとなると、何を話せばいいのか分からなくなってしまうことも。
知らない人と会話が続かないことから、苦手意識を持ってしまう人もいます。
利用者様と円滑なコミュニケーションを取れるコツ5つを紹介します。
利用者様が座っているのに、介護者が立ったままお話していませんか?
利用者様も見上げながらは話しにくいため、介護者は座る・膝をつくなどして目線を合わせて話すようにしましょう。
また、利用者様の視界にしっかり入ることも意識してください。
特に認知症の方は視界が狭くなっている方が多いため、横や後ろから突然話しかけると驚かれることもあります。
利用者様の目線に合わせる・視界に入ることでお互いに表情がよく分かり、会話がしやすくなります。
自分が何か話さなければと思って焦る必要はありません。
介護職は利用者様のお話を引き出すことが大切です。
介護者が次から次へと話すより、利用者様にゆっくり質問を投げかけてみましょう。
おすすめの話題は、
話しているうちに盛り上がる話、あまり弾まない話、得意な話題と不得意な話題などがわかります。
この人はこのお話をしていると楽しそうだな、話が弾むなという話題をみつけたら、その話を掘り下げて聞くことで良いコミュニケーションが取れますよ。
利用者様の中には視力や聴力が落ちている方もおられます。
相槌を打つ声が小さかったり頷きが小さいと、相手の反応が分かりづらく話しづらさを感じられることがあります。
介護者は少し大きめに頷いたり、「そうだったんですね」など利用者様に伝わりやすく反応することで安心していただけます。
高すぎる声や大きすぎる声は相手に怖い印象を与え、早すぎる口調は伝えたいことが伝わりにくくなります。
また仕事柄、介護職は利用者様を介助する際にどうしてもお願いすることが多くなってしまいますが、その口調が怖い印象だと不快感を与えてしまいます。
介助の際もお話をするときも、落ち着いた声でゆっくりと利用者様に伝わりやすい口調で話しましょう。
利用者様とのコミュニケーションは話すことだけではありません。
実際お話が好きな方もいれば、そこまでお話をされない方もいます。
例えばお話よりも歌が好きな方は一緒に歌を歌ったり、流れている音楽を一緒に聴き手拍子してコミュニケーションがとれます。
洗濯物を一緒に畳むなど同じ活動をすることでも自然なコミュニケーションがとれますね。
何か言わなければと思って焦るより一緒に好きなことをしたり、活動を楽しむこともコミュニケーションになると楽に考えてみましょう。
コミュニケーションに苦手意識のある方が働く介護の現場としては、まずは入所施設をおすすめします。
入所施設は毎日同じ入居者様とかかわるため関係を深めやすく、生活の中で自然な会話をはじめやすいでしょう。
また身体介護対応に重きをおく施設もあるため、そもそも会話の機会が通所施設より少ないところもあります。
一方通所施設は、毎日利用者様が変わり色々な方と出会えるメリットがある一方、コミュニケーションが苦手な人にとっては関係が作りにくく戸惑いがあるかもしれません。
通所施設の職員は、レクリエーションなど通じてコミュニケーションを積極的にとっていける人が望ましいでしょう。
コミュニケーションをとることが苦手でも、この仕事がやりたいという気持ちがあれば介護の仕事は充分できます。
介護者が積極的にコミュニケーションを取ろうとして不快な気持ちを持たれる利用者様は、実は滅多にいません。
苦手意識を持ち過ぎず、「この人はどんな方なんだろう?」と興味をもって利用者様達との時間を楽しんでくださいね。
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