40代から介護士をめざす!転職を成功させるポイントとは?

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40代から介護士を目指したい、でも介護業界は40代・未経験でも大丈夫か心配、求人内容のどのポイントを見ればいいのか分からない…。そんな不安を抱えていませんか?今回は介護業界は40代・未経験でも大丈夫なのか、介護士を目指すメリットやデメリット、押さえるべきポイントには何があるのかについてご紹介します。

40代でも介護職への転職は遅くない理由

介護業界では、慢性的な人手不足が叫ばれています。

介護業界の求人倍率は、厚生労働省の調べによると3.82倍。
求人倍率とは1人あたりに何件の求人があるかを示す数値のため、希望者1人当たり3〜4件の求人があることになります。

また令和2年度の介護労働の現状によると60代以上の介護士が全体の2割を超え、介護士の高齢化も進んでいる状況です。

同調査によると介護士で働く人の中では40代が最も多く、介護士の平均年齢は49.4歳でした。
さらに、介護士で働く人の年代で40代に次いで割合が高いのは50代です。

この結果からわかるように、介護士を目指すのは40代だと遅いのか、ということは全くありません

さらに最近は未経験歓迎や資格取得を支援するといった求人も増えてきています。

このように求人のポイントを押さえて選べば、介護士は40代・未経験であっても問題なく挑戦できる仕事だといえるでしょう。

参照:厚生労働省|一般職業紹介状況(令和3年12月分及び令和3年分)について

40代から介護士を目指すメリット

40代から転職して介護士を目指すメリットには、以下のポイントが考えられます。

未経験でも挑戦しやすい

介護業界は人手が不足している分、未経験者を育てて戦力にする必要があります。

実際に求人でも未経験者歓迎と記載し、積極的に採用している施設もあるほどです。

そのため、大きな施設であるほど未経験者に対する教育環境は整っているといえるでしょう。

今までの経験を活かしやすい

介護業界は生活に関連するさまざまなシーンがあるため、介護士は転職後も今までの経験を活かしやすい仕事です。

例えば運転免許証を持っているのであればデイサービスの送迎ができます。

他にも家事に必要なスキル、例えば食器を洗ったり洗濯をしたりといったスキルも、仕事上必要になることが多いスキルです。

企画が得意なのであれば折々のイベントやレクリエーションに活かせます。

このように介護士の仕事は現在持っているスキルを活かしやすい仕事といえるでしょう。

同年代が多い

介護士で働く人の中で最も多い年代が40代

そのため、生活環境や趣味なども重なる可能性が高く馴染みやすい職業だといえます。

例えば子どもがいて、子どもに関係する理由で休んだりシフトを交代しなくてはならなくなったとしても、他の介護士も同じような理由を持つ人が多く、申請が通りやすい環境です。

景気に左右されず安定している

介護士の仕事は年々ニーズが高くなっています

高齢化は増々進んでいく予測にあり、介護士の平均年齢も上がっていく傾向です。

40代・未経験で始めるのであればまだ若手の部類に入るため、この先も安定して稼げるでしょう。

40代から介護士を目指すデメリット

一方で40代で介護士になったときのデメリットとしては、以下の点が考えられます。

意外と体力が必要

介護士の仕事は立ち仕事が多く、今までデスクワークが多かった人にとっては負担がかかることがあります。

さらに、基本的な動作を覚えないまま介護士の仕事に取り組んでいると腰痛を患ってしまうことも少なくありません。

最近は施設によって介護ロボットなどを導入し体への負担を減らそうと取り組む施設もあるため、介護士に挑戦するのであれば施設の設備や内容を事前に調べておくと安心です。

>>>あわせて読みたい「介護職が悩む「腰痛」原因は?対策法や改善できるストレッチ方法」

上司が年下になることも

40代で転職すると上司が年下の可能性があります。

これは40代であれば介護士に限定しなくてもあり得ることです。

特に未経験で挑戦するのであれば、仕事内容について年下の上司から強く指導されることがあるかもしれません。

しかし、強く指導されるのは仕事を覚えるまでの間だけです。

悔しさをバネに仕事に慣れるよう頑張っていきましょう。

給料が上がりにくい

他の職業と比べて頑張って働いていても、なかなか給料が上がらないことがあります。

特に無資格では給料が低い傾向がある仕事です。

給料アップを目指したいなら仕事にある程度慣れてきた後、資格の取得は必須でしょう。

さらに役職に就くことができれば収入アップをめざすことができます。

転職を成功させるためのポイント

未経験で介護士を目指すのであれば、転職活動をする前に押さえておくべきポイントがあります。

未経験歓迎の記載がある

未経験歓迎の記載があるということは、それだけ職員の教育に手厚いということを意味します

給料や休日といった条件だけを見て忙しい施設に転職先を決めてしまうと、意外と指導が手薄でいつまでも仕事に慣れることができないということがあります。

そのため、求人に未経験歓迎記載がある施設を選択したほうがいいでしょう。

資格取得を支援する記載がある

介護士は無資格でも就職することができますが、無資格のままでは収入が低いことが多い仕事です。

これから介護士の仕事を続けるのであれば資格取得は目指したいところですが、入門資格の初任者研修であっても費用が10万ほどかかることも。

初任者研修や実務者研修はハローワークや自治体で補助金が出ている場合があるため、補助金を利用すれば安く取得できますが、それでもかかる費用はできるだけ安価にしたいところです。

そのため、もし転職するのであれば資格取得支援のある求人を選ぶといいでしょう。

施設の種類について調べる

介護士の仕事に転職したいと一口にいっても、介護の仕事には入所系・通所系・訪問系とさまざまな種類があります。

未経験者が転職するのであれば、大きな法人の入所系の施設がおすすめです。

大きな法人の入所施設であれば毎日チームを組んで業務に当たるため、教育に対する体制も整えやすい状況があります。

さらに入所系の仕事が身につけば、利用者に対するケアを任されても一通りこなせるようになるでしょう。

逆に訪問系は少人数、もしくは個人に対するサービスになるため、未経験者には難しいかもしれません。

>>>あわせて読みたい「介護サービスの種類とは?それぞれの種類や特徴を解説」

シフトについて知っておく

介護のシフトには主に、「2交代制」と「3交代制」があります。

2交代制は日勤と夜勤シフトのみで勤務時間が長い代わりに手当が多い3交代制は早番・日勤・夜勤で勤務時間はきっちり決まっているが手当がほとんど出ないという特徴があります。

もし給料重視で選ぶのであれば2交代制、家庭との両立などできるだけ定時で上がりたい場合は3交代制がいいでしょう。

40代で介護士を目指すのにおすすめ資格

転職後仕事に慣れてきたらキャリアアップも目指したいところです。

介護士のキャリアアップのポイントは、なんといっても資格取得でしょう。

介護の資格は上から順に手当がつき介護福祉士が一番手当が厚くなっています。

まずは介護の基本の資格といわれる、介護職員初任者研修の資格を取得しましょう。

また介護福祉士を取得できれば、実務経験5年以上でケアマネジャーの受験資格の取得が可能です。

また施設によって、社会福祉士の資格取得でも手当がつくところもあります。

まとめ

未経験で介護士を目指そうと思うと勇気がいるでしょう。

しかし、例え40代・未経験であってもポイントを押さえて選べばそれがマイナスに作用することはありません。

もし興味があれば、勇気をもってぜひ介護士への転職をチャレンジしてみてください。

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