ケアマネの仕事は大変?ケアマネのあるあるエピソードを紹介

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ケアプランの作成や利用者と介護事業所との連絡調整、介護保険に関する事務手続きなど、多くの業務内容を1人で担うケアマネの仕事。仕事の悩みを相談したくても、相談相手がいないことも悩みの1つです。本記事では、「仕事に疲れた」と悩むケアマネの気分転換になるよう、ケアマネのあるあるエピソードをご紹介します。

ケアマネの仕事内容・役割

ケアマネのあるあるエピソードをご紹介する前に、まずはおさらいとしてケアマネの仕事内容や役割について解説します。

ケアマネの正式名称は介護支援専門員です。

介護サービスを利用する高齢者の総合的な支援を担います。

ケアマネの仕事内容の一例は、以下の通りです。

・介護施設や居宅介護支援事業所を利用する利用者のケアプラン作成
・介護サービスの利用を希望する高齢者の介護保険申請に関わる手続き
・介護サービスの利用を希望する高齢者への介護サービス事業の紹介
・利用者と介護サービス事業者との連絡調整や橋渡し
・利用者やご家族の介護サービス利用に関する相談対応やモニタリング業務
・提供している介護サービスを見直すための、サービス担当者会議の実施
・介護給付費の管理業務

ケアマネの仕事内容は非常に幅広いことが特徴です。

また、ケアマネが活躍する職場は介護施設や居宅介護支援事業所、地域包括支援センターなどがあり、職場ごとに仕事内容が異なる場合があります。

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【ケアマネあるある】仕事編

ここからは、ケアマネが「あるある」と感じるエピソードをご紹介していきます。

仕事編では、ケアマネが仕事中に感じるあるあるエピソードを3つご紹介します。

ケアマネなのに介護職の仕事を手伝っている時間が長い

ケアマネの業務内容と言えば、ケアプラン作成や給付管理などの事務業務をイメージしがちです。

しかし、介護施設に勤務するケアマネは介護職の手伝いをする時間も多く、ケアプラン作成やその他の事務業務は後回しになりがちです。

人手不足の介護現場では、常に即戦力となる人員を探しています。

「事務業務は後でもいいから、先に利用者の食事介助を手伝って!」と介護職に頼まれ、介護業務がメインになっているケアマネも多く存在します。

仕事中でも常に研修の予定が入っている

ケアマネは「介護支援専門員」の資格更新が5年ごとにあり、都度更新のための研修を受講する必要があります

また、業務上必要な知識が数多くあるため、介護保険制度改定や最新の介護サービス事業内容などの新しい情報を取り入れる必要があります。

そのため、ケアマネは仕事中でも公休扱いで研修を受講する機会が多いでしょう。

地域の社会福祉協議会や地域包括支援センターが主催する研修会への参加で、予定が常に埋まっていると感じるケアマネが多いようです。

気づけば「何でも屋」になっている

ケアマネが担う業務はケアプラン作成以外にも、関係各所との連絡調整や利用者のモニタリング、相談対応など、多岐に渡ります。

そのため、ケアマネは利用者やご家族から「何でもしてくれる人」と思われがちです。

特にクレーマー気質の利用者やご家族からは、介護サービスや介護職員の対応に関して理不尽な言いがかりをつけられることもあります。

ひどいケースだと、在宅生活を送る高齢者の見守りや買い物を代行など、ケアマネの管轄外の業務を平然と頼んでくる方もいるようです。

 

【ケアマネあるある】利用者・ご家族への対応編

ケアマネが抱えがちな仕事に関する悩みの中で1番多いのは、「利用者やご家族への適切な対応が分からない」という悩みです。

利用者・ご家族への対応編では、ケアマネが利用者やご家族との関わりで感じるあるあるエピソードを3つご紹介します。

介護サービスの利用者ご本人とご家族の板挟みになる

ケアマネは、介護サービスの利用を希望する方本人とそのご家族、双方の悩み事や希望をヒアリングし、最適な介護サービスを提案します。

しかし、介護サービスを利用するご本人とご家族の希望が異なり、ケアマネが家族間での言い合いに巻き込まれてしまうこともしばしば。

特に多いのが、ご本人は「介護施設に入居したくない」と介護サービスの利用を拒否し、ご家族は「自分たちでは世話ができないから、介護施設に入居してほしい」と、介護サービスの利用を強く希望しているケースです。

また、ショートステイの利用を始めたばかりの方のご家族が、短期入所であるにもかかわらず「冷蔵庫とコタツを持ち込みたい」と無理を言うといったケースもあります。

利用者やご家族のモニタリング・相談対応を担うケアマネですが、利用者とご家族の板挟みになり、疲れてしまうことが多いようです。

苦手な利用者やご家族の対応は後回しになる

「介護サービスへの不満を尋ねると、いつも理不尽な言いがかりをつけてくる」

「世間話ばかりで話が進まず、いつも時間内にモニタリングが終わらない」

このように、ケアマネが「苦手」と感じる利用者やご家族がいる場合、ついつい対応や訪問が後回しになってしまいがちです。

ケアマネが利用者宅を訪問する頻度は決められていますが、どの利用者宅から訪問するかはケアマネが自由に計画できます。

そのため、話が長かったり足が向きにくいと感じたりする訪問先は後回しにしてしまうケアマネは少なくないようです。

利用者宅で見てはいけないものに気づいてしまう

ケアマネは利用者が普段生活している自宅や介護施設の居室を訪問します。

その際、見てはいけないものに気づいてしまうことが多いようです。

例えば、認知症の利用者が溜めてしまっている賞味期限切れの食品類の数々や、緑内障で視力が低い利用者宅の廊下にある、山積みになった古新聞の束など。

少しでも放置していれば、利用者がお腹を壊してしまったり、転倒してしまったりする可能性があるものが部屋に潜んでいます。

重篤なケガや事故につながる可能性があるものを見つけてしまうため、ケアマネは訪問先でヒヤッとすることが多いようです。

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【ケアマネあるある】私生活編

ケアマネの仕事に関する悩みは、時として私生活にも及ぶことがあるようです。

また、職業病になって、私生活でも普段仕事でしていることが頭に浮かぶケアマネも少なくないようです。

私生活編では、ケアマネが私生活で感じるあるあるエピソードを3つご紹介します。

私生活の時間でも仕事が気になる

ケアマネは「日勤のみ」「土日祝日休み」の求人が豊富にあります。

しかし、実際は休日や仕事外の時間帯でも利用者やご家族から連絡や訪問の依頼を受けることが多いです。

特に、利用者のご家族は平日の日中に仕事をしている方も多いため、「介護相談をしたいけど、土日しか空いていない」と言われる方が多いでしょう。

そのため、ケアマネは休日に家族や友人などと過ごす時間の中でも仕事の連絡が気になってしまいます

スケジュール管理が得意になる

ケアマネのスケジュールは基本的に、利用者宅への訪問や関係各所への連絡、研修や勉強会などの予定で常に埋まっています。

数多くの予定を管理しているうちに、スケジュール管理が得意になっていることも。

また、日頃からスケジュール管理や連絡調整を行っているため、私生活で急なお誘いを受けても角を立てずに上手に断る術が身についているケアマネも多いです。

家族や親戚に最適な介護サービスを勧めてしまう

ケアマネは職業柄、家族や親戚、知人に介護相談を受けることが多いようです。

しかし、ケアマネは高齢者の介護をするのではなく、高齢者に最適な介護サービスを提案する職種です。

そのため、家族や親戚、知人から介護相談を受けると、つい適切な介護サービスを考え、勧めてしまいます

家族や親戚、知人に「ちょっと相談したかっただけなのに」と言われて、「ついいつもの癖で…」とハッとなることも多いようです。

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ケアマネが仕事に悩んだ時の対処法

ケアマネは1人で担う業務内容が多いため、疲れや悩みを感じやすい職種です。

ケアマネが仕事に悩んだ時は、以下の対処法をとることをオススメします。

上司や先輩に仕事の悩みを相談する

上司にケアマネ業務の「業務改善案」を提示する

必要に応じて転職や部署異動を検討する

仕事に悩んだ時は思い詰める前に、上司や先輩に相談したり、改善が見込めないようであれば転職を検討したりすることが大切です。

また、ケアマネは生活相談員や介護職員、介護事務などの職種に変更し、同じ職場で働き続けることも可能です。

様々な選択肢から、自分に合った働き方を選ぶようにしましょう。

まとめ

ケアマネが担う業務内容は明確に決められておらず、介護業務や事務業務、利用者とご家族への対応など、1人で数多くの業務を担っているケアマネが多くいます。

仕事に疲れや悩みを感じたら、上司に業務改善を提案するようにしましょう。

それでも改善されない場合、転職も視野に入れることが大切です。

 

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