お役立ち情報
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介護士の履歴書における資格欄の書き方・記入例をご紹介します。介護士は、無資格・未経験でも始められる仕事です。しかし、介護士を目指す方の中には「持っている資格が履歴書に書けるものなのかわからない」「資格は持っているけど書き方がわからない」とお困りの方も多いのではないでしょうか。本記事では、介護士の履歴書における資格欄の書き方・記入例を解説します。
■目次
介護現場では、さまざまな年齢層・雇用形態の介護士が働いています。
以下のように、介護福祉士の資格を取得している介護士と無資格の介護士が、同じ介護現場で働いているという状況は珍しくありません。
介護士の仕事は無資格・未経験でも始めることができるため、ブランクがある主婦や別業界からの転職者でも気軽に働けることが特徴です。
しかし、介護系の資格を取得しなければ、介護の専門知識や専門技術を学ぶ機会がほとんどありません。
利用者様に安心して身を委ねてもらえるよう、働きながら介護の資格を取得することがおすすめです。
介護士として働く場合、取得したほうがいい資格は主に5つ挙げられます。
ここからは、無資格の介護士におすすめの介護資格を5つご紹介します。
介護職員初任者研修は、介護の入門資格と呼ばれている、最も難易度が低い資格です。
130時間のカリキュラムを通信教育で学び、簡単な筆記試験に合格することで取得できます。
基本的に座学での学習が多いため、実技が身につかない点がデメリットです。
>>>あわせて読みたい「介護職員初任者研修とは?受けるメリットや取得する方法について」
介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修よりも応用力・専門性の高い資格です。
450時間の通信または通学講座で学習します。
基本的に筆記試験はないものの、スクールによっては筆記試験が用意されている場合もあります。
介護福祉士国家試験の受験をする際の受験資格となるため、介護福祉士の取得を目指す方の必須資格です。
>>>あわせて読みたい「介護福祉士実務者研修とは?資格の特徴と取得方法を徹底解説!」
介護福祉士国家資格は、数ある介護資格の中で唯一の国家試験です。
福祉系高等学校または介護福祉士養成施設(4年制大学・短大など)で必要なカリキュラムを学習し、介護福祉士国家試験に合格後、資格取得となります。
働きながら介護福祉士を取得するには、介護福祉士実務者研修の受講と、3年以上の実務経験が必要です。
>>>あわせて読みたい「介護福祉士とは?資格の特徴や魅力をわかりやすく解説!」
社会福祉士は主に介護相談を受け、利用者様やご家族からの困りごと・悩みごとを傾聴し、解決に向けた提案を行うための資格です。
介護現場では、利用者様やご家族とのコミュニケーションだけでなく、介護業務と兼業するケースも多くあります。
一般養成施設や福祉系短大、福祉系4年制大学などで必要カリキュラムを受講し、試験に合格することで資格取得となります。
働きながら社会福祉士の資格を取得する場合、相談援助業務の実務経験が1〜4年以上あることが条件です。
>>>あわせて読みたい「社会福祉士とは?仕事内容や活躍できる場、給与について解説」
介護支援専門員(ケアマネージャー)は、主に利用者様のケアプランの作成や、行政・医療機関との連絡調整を行うための資格です。
「介護福祉士」「生活相談員」「支援相談員」「相談支援員」「主任相談支援員」として、5年以上かつ900日以上従事することで受験資格が得られます。
ケアマネジャーは資格取得後も、5年ごとの資格更新が必要です。
>>>あわせて読みたい「ケアマネージャーとは?仕事の魅力や働き方を具体的に解説!」
すでに介護資格を保有している方の場合、履歴書の資格欄に保有している資格を古い順から書いていきます。
資格名を省略せず正式名称で記載することはもちろん、「取得・合格・修了」の言葉を適切に使用することが大切です。
ここからは、履歴書の資格欄に書く「取得・合格・修了」のそれぞれの使い方をご紹介します。
取得とは、資格・免許が与えられたことを指す言葉です。
普通自動車運転免許や、税理士免許、弁護士免許などに使用されます。
取得した資格・免許は、それがないと業務が行えない「業務独占資格」のことを指します。
介護業界で記載するべき「取得」の対象となる資格・免許は以下の通りです。
年 | 月 | 資格・免許 |
---|---|---|
平成✕✕ | ✕✕ | 介護福祉士国家資格 取得 |
平成✕✕ | ✕✕ |
介護支援専門員 取得 |
合格とは、試験または検定に合格したものの、現時点では合格証が交付されていない資格のことを指します。
例えば、簿記検定や漢検、英検、医療事務などの技能検定・民間検定に対して使用される言葉です。
先ほど「取得」として記載した介護支援専門員や介護福祉士国家資格も、合格証が交付されていなければ「合格」となります。
介護業界で記載するべき「合格」の対象となる資格・免許は以下の通りです。
年 | 月 | 資格・免許 |
---|---|---|
平成✕✕ | ✕✕ | 介護福祉士国家資格 合格 |
平成✕✕ | ✕✕ | 介護支援専門員 合格 |
修了とは、教育や訓練、研修などを受けそれらが完了した際に使う言葉です。
介護業界で記載するべき「修了」の対象となる資格・免許は以下の通りです。
年 | 月 | 資格・免許 |
---|---|---|
平成✕✕ | ✕✕ | 介護職員初任者研修 修了 |
平成✕✕ | ✕✕ | 護福祉士実務者研修 修了 |
介護業界のみならず、保有している資格や免許がある場合、省略せずに正式名称で書くことが重要になります。
しかし、普段略語を使うことが多いとなかなか正式名称が思い出せないという方も少なくありません。
ここからは、介護系資格の略語と正式名称についてご紹介します。
福祉系高校・大学から新卒で介護施設に就職する場合、学歴欄や資格欄の記載方法が中途入社と異なります。
ここからは、新卒入社で介護施設に就職する場合の、履歴書の書き方についてご紹介します。
学歴の欄には、小学校から最終学歴までを記載します。
現在も通学中の場合は、「〇〇県大学附属✕✕高等学校 卒業見込み」のように記載しましょう。
学校名は必ず省略せずに、正式名称で記載することが重要です。
通学していた学科・学部などがある場合、それらもすべて記載するようにしましょう。
また、学生時代のアルバイトを職歴として記載する方もいますが、学校の規則でアルバイトが禁止になっている場合、絶対に記載してはいけません。
学歴や職歴を書いた最後の行の一段下に「以上」と記載することを忘れないようにしてください。
年 | 月 | 学歴 |
---|---|---|
平成✕✕ | ✕✕ | ✕✕市立〇〇小学校 入学 |
平成✕✕ | ✕✕ | ✕✕市立〇〇小学校 卒業 |
平成✕✕ | ✕✕ | ✕✕市立〇〇中学校 入学 |
平成✕✕ | ✕✕ | ✕✕市立〇〇中学校 卒業 |
平成✕✕ | ✕✕ | ✕✕県立〇〇高等学校 入学 |
平成✕✕ | ✕✕ | ✕✕県立〇〇高等学校 卒業 |
令和✕✕ | ✕✕ | ✕✕県立〇〇大学 社会福祉学科 入学 |
令和✕✕ | ✕✕ | ✕✕県立〇〇大学 社会福祉学科 卒業見込み |
以上 |
学生の就職活動は、基本的に学校に通いながら行います。
そのため、すでに「修了」している資格もあれば、これから受験する資格もあることでしょう。
学生の資格欄は以下のように記載します。
年 | 月 | 資格・免許 |
---|---|---|
令和✕✕ | ✕✕ | 介護職員初任者研修 修了 |
令和✕✕ | ✕✕ | 介護福祉士国家資格 修了見込み |
>>>あわせて読みたい「【新卒向け】介護職の職場の選び方は?施設の種類や選ぶポイント」
履歴書を書くとき、資格の欄への書き方は「取得」「修了」「合格」の3つがあります。
持っている資格によって書き方が変わるため、注意が必要です。
また、介護の資格は働きながらでも取得できるものが多いため、焦らず自分のペースで資格取得を目指しましょう。
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