お役立ち情報
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介護業界の転職で有利になる資格のなかに、「介護福祉士実務者研修」というがあります。取得することで介護に必要な知識やスキルを獲得でき、またそれらの証明になります。転職活動で評価されるため、新しい職場での積極的なキャリア構築にもつながる資格です。今回は、介護福祉士実務者研修とはどのような資格なのか具体的にまとめました。
■目次
介護福祉士実務者研修は、基本的な介護提供のスキル獲得を目的に設けられている資格です。
いわゆる介護職員初任者研修の上位に位置する資格で、それまでの『ホームヘルパー1級』と『介護職員基礎研修』を一本化した資格として運用されています。
現在の日本では高齢化が進行しており、介護の専門的知見を持つ人材の育成が求められるようになりました。
その結果として、介護人材の専門性向上を目指しす介護福祉士実務者研修の制度がスタートされたのです。
介護福祉士実務者研修と介護職員初任者研修との違いには、どのような点があるのでしょうか。
具体的にまとめました。
介護職員初任者研修では、9科目を130時間受講する必要がありますが、介護福祉士実務者研修では20科目450時間のカリキュラムを受講することが必要です。
そのため初任者研修と異なる点としては、受講する科目と時間が初任者研修に比べ多いことをまず挙げることができます。
介護職員初任者研修の資格を取得したとしても、介護福祉士(国家資格)の受験資格を取得したことにはなりません。
しかし介護福祉士実務者研修を修了することで、介護福祉士の受験資格を得ることができます(条件あり)。
このような介護福祉士の受験資格の有無も、両資格の違いとして挙げられるでしょう。
介護職員初任者研修では医療的ケアについて学ぶことができません。
しかし介護福祉士実務者研修では、医療的ケアについて学ぶカリキュラムが用意されています。
例えば痰の吸引、径管栄養などを学ぶことができる点が特徴です。
介護福祉士実務者研修を取得することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
具体的に下記にまとめました。
介護福祉士実務者研修を取得することで、専門的な知見とスキルを身に着けることができます。
またそれらを資格という形で証明することができるため、職場でもスキルを持つ人材として評価してもらえるでしょう。
有資格者であるということで、職場によっては資格手当の対象になることもあり、収入アップも見込めます。
介護福祉士実務者研修の資格取得後に3年以上の実務経験を積むことで、介護福祉士試験の受験資格を得ることができます。
介護福祉士は国家資格であるため、取得することで介護の世界で働く際のスキルの証明につながります。
国家資格の保有者は長期キャリア形成にもつながるため、まずは介護福祉士実務者研修を取得することで、スキルアップの第一歩を進めましょう。
介護福祉士実務者研修の資格を取得すると、サービス提供責任者として勤務することが可能になります。
サービス提供責任者は、訪問介護事業所では必ず配置しなければならないポジション。
慢性的なサービス提供責任者不足が課題であるため、転職先も見つけやすくキャリアパスを描きやすいでしょう。
介護福祉士実務者研修の資格を取得することで、スキルの証明がされ、転職の際に評価されやすくなります。
専門的なスキルを持つ有資格者はどの職場でも必要とされ、有資格者は求人数も比較的多くなるという特徴も。
転職でキャリアアップを目指したい場合は、資格を取得してみましょう。
介護福祉士実務者研修の資格を取得するには、厚生労働省が定めている450時間のカリキュラムを受講することが必要です。
厚生労働省のカリキュラムに基づいて、さまざまな企業が講座を展開しています。
講座は、通学と通信のハイブリッド型である『通信コース』と通学メインの『通学コース』の2つが設けられています。
通信コースの特徴としては、自宅にいながらWEBツールやテキストを利用して受講するという点が挙げられます。
受講する時間を自由に選ぶことができるため、現職の介護士にとっては受講時間の調整を行いやすい点が魅力です。
注意点としては、通信コースでも一定のスクーリングが必要になること。
スクーリングを必要とするカリキュラムの部分については、住んでいるのエリアで教室を探し、受講する必要があります。
通学コースは、介護福祉士実務者研修のカリキュラムを展開しているスクールに通学しながら受講します。
通学コースのメリットは、講師の指導を直接受けることができるため、不明な部分があった際に質問をしやすいことが挙げられます。
また同じ目的を持つ人と勉強をすることで、モチベーションを維持しやすいこともメリットです。
注意点としては、学習する時間をスクールで講座が行われる時間に合わせなければいけないため、通学の時間を調整する必要が発生すること。
さらに通信コースよりも費用が必要になることが多いため、費用が負担にならないか慎重に検討する必要があります。
介護福祉士実務者研修について、その他のポイントをまとめました。
介護福祉士実務者研修を受講する場合、受講に必要な時間を把握し、逆算してスケジュールを作成することが大切です。
カリキュラム修了に必要な時間は450時間ですが、これは何も資格を所持していない状態からスタートした場合のカリキュラム。
例えば初任者研修を取得しているのであれば、最短約2か月で修了することもできます。
このように保有する資格により受講時間が異なるため、効率的に受講するためにも受講時間の把握は大切です。
介護福祉士実務者研修には、試験の実施義務がないことが特徴です。
そのため講座の内容によっては試験を受けることなく資格を取得することができます。
もし試験が実施されたとしても講座の内容から出題されるため、講座の内容をしっかりまとめれば合格できるでしょう。
働きながら資格取得を目指す場合、仕事と学びの両立に不安を覚えることも多いでしょう。
しかし通信コースを活用することで、働きながらでもカリキュラムを修了することが可能です。
先述の通り試験の実施義務もないため、学習の負担は少ないといえるでしょう。
介護福祉士実務者研修は、介護の職場で働く際に必要な専門性の獲得に有効です。
また取得することで、より上位の国家資格へチャレンジできるチャンスも獲得できます。
資格取得に必要なカリキュラムを受講する際には、自分の生活環境に合わせて無理のない受講を心掛けるようにしましょう。
本記事が資格取得を目指されている方の参考になれば幸いです。
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