介護の転職面接には筆記試験がある?試験内容や対策について解説

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介護士の転職面接では、採用面接の際に筆記試験を行う場合が多くあります。筆記試験があることを知らずに面接に行き、当日になって焦ってしまうことも少なくありません。筆記試験に備えて、面接前に試験の内容を把握し、しっかりと対策しておくことが大切です。本記事では、介護の転職面接で行われる筆記試験の試験内容や対策法について解説します。



介護士の転職面接では筆記試験がある?

介護士の転職活動において、筆記試験を実施している施設は珍しくありません。

職場の人間関係・待遇面・家庭の事情など、さまざまな悩みを抱えがちな介護士は、転職活動を経験する人も多いものです。

しかし、転職活動に慣れていない介護士は、採用までの流れや面接の内容に戸惑う場面も多いでしょう。

介護士が採用に至るまでは、以下の流れで選考が行われるのが一般的です。

入社説明会や見学会に参加する

入社説明会や見学会の後もしくは後日に採用面接を行う

採用面接後、約1週間以内に採用の可否が通知される

筆記試験や適性検査、小論文などの選考がある場合は、採用面接の当日に行われることがほとんどです。

>>>あわせて読みたい「介護士の転職スケジュールとは?介護士の転職に最適な時期を紹介」 

 

介護士が面接で行う筆記試験の内容

介護施設で実施される筆記試験の内容は、介護施設・介護事業所ごとに異なります。

介護業界で行われる筆記試験の一例は、以下の通りです。

介護や簡単な医療的ケアに関する基礎問題

一般教養や社会常識に関する問題

簡単な漢字問題や計算問題

職務適性テストや性格診断テスト

テーマに沿った小論文

筆記試験で出題される問題は、基礎的な知識が備わっていれば答えられる範囲の難易度に設定されていることがほとんどです。

適性テストや性格診断テストは、嘘をつかずにありのままの自分の考えで回答するようにします。

小論文では、応募先の介護施設・介護事業所が出題するテーマに沿って、作文用紙1枚程度で文章を書くことが求められます。

 

採用面接で筆記試験を行う目的

介護士の採用面接で筆記試験を行うのには、以下のような目的があります。

社会人としての一般常識が身についているか確認するため

介護の仕事に必要な知識を有しているか確認するため

仕事に対する熱意がどのくらいあるのか確認するため

採用面接での姿勢や受け答えだけでなく、目で見て分かる文章で応募者の仕事への意欲や人間性をチェックするのが最大の目的です。
介護士は無資格・未経験でも働けますが、社会人としての常識やマナー、仕事への熱意がない人は採用されないのです。

>>>あわせて読みたい「介護職を選んだ理由とは?介護職の志望動機の考え方・例文を紹介」

 

小論文で出題されるテーマとは?

介護士の採用面接では、筆記試験だけでなく、小論文が出題されることも多くあります。

小論文では、介護施設・介護事業所が指定したテーマに沿って文章を作成します。

ここからは、小論文で出題される主なテーマを3つご紹介します。

介護の仕事への熱意

●なぜ、数ある業種の中から、介護の仕事を選んだのか
●介護士として、どのように活躍したいか

介護の仕事を選んだ理由や、介護士としての目標など、介護の仕事に対する熱意を示すテーマの作文を書くことが求められます。

履歴書の志望動機に記載した内容をより詳しく、具体的に書くこともできるテーマです。

これまでの高齢者との関わり

●これまで高齢者と関わった経験について
●介護の仕事を志すきっかけとなった高齢者との関わりについて
●高齢者に対して、日頃からどのような気持ちや思いで接しているのか

介護の仕事を志すきっかけとなった高齢者とのエピソードを書いてもらうことで、採用者は応募者の人間性や介護に対する価値観をチェックします。

また、応募者が高齢者と関わった経験やエピソードを通じて、介護への思い・価値観・熱意などを確認します。

現代社会で課題となっている介護問題について

●高齢化社会の進行についてどう考えているか
●ヤングケアラー問題についてどう思うか

現代社会で抱えている介護に関する課題についての意見を書きます。

ヤングケアラーとは、障がいや病気、加齢などで介護を要する家族を介護する大人がおらず、18歳未満で介護を担う子どものことです。

また、在宅介護に限界を感じている家族介護者についてもテーマとして挙げられることが多いです。

介護従事者として、早急に対策するべき介護問題についての意見や考えを書くことが求められます

>>>あわせて読みたい「介護士面接で受かる・落ちるサインは分かる?受かる人の特徴は?」



筆記試験の対策方法5選

介護士の採用面接で出題される筆記試験には、どのように対策するべきでしょうか。

ここからは、介護士の採用面接で出題される筆記試験の対策方法を5つご紹介します。

一般教養や社会的常識を身につけておく

社会人としてのマナーや常識、時事問題などについては新聞や書籍、インターネットで調べておくことが大切です。

社会人経験が長いという方でも、転職時には情報が新しくなっていることもあります。

特に時事問題は情報が更新されやすいため、入念なチェックが必要です。

筆記試験で出題される一般教養や社会的常識が気になる方は、インターネットで「筆記試験 一般常識」と検索してみてください。

最新情報や豊富な出題例を見ることができます。

漢字や計算を復習しておく

学生時代に勉強した漢字や計算も、社会人になると勉強する機会が減り、忘れてしまいます。

転職する際は、事前に漢字問題や計算問題を復習しておくことがおすすめです。

スマホ1つで学習できるアプリを使えば、通勤時間・退勤時間に電車の中で復習できます。

作文の書き方を復習しておく

小論文では、自分自身の意見や考えを適切な文章で伝えることが求められます。

正しい文章の書き方や、簡潔で分かりやすい文章の書き方などを予習・復習しておくことが大切です。

転職前に、自分で考えたテーマに沿って文章を書けるよう練習しておくことをおすすめします。

「丁寧な字」で書く練習をする

採用面接当日の筆記試験は、時間制限が設けられているため焦って字が汚くなってしまいがちです。

あまりにも字が汚いと、あまり良いイメージを持たれません。

日頃から丁寧な字を意識したり、採用面接までに字を練習したりしておくのがおすすめです。

自分自身の介護に対する価値観をまとめておく

小論文では、介護に対する価値観や考え、介護士としての目標がテーマであることが多いです。

また、近年の介護福祉に関する課題や時事問題に対して、自分がどう考えているか、意見を求められるケースもあります。

転職前に、改めて自分の考えや意見を思い返しましょう

また、限られた時間内で自分の考えや意見を文章で表現できるよう、作文用紙を用意し、小論文を書く練習をしておくことも大切です。

>>>あわせて読みたい「介護士が面接で緊張しない方法は?前日までの準備と当日の心構え」

 

まとめ

介護士の転職面接では、筆記試験や小論文が出題されるケースが多いです。

面接での受け答えを練習しておくだけでなく、筆記試験や小論文の対策もきちんとしておくようにしましょう。

また、応募先ごとに出題される筆記試験や小論文の内容が異なるため、事前にどのような内容が出題されるのか確認しておくことも大切です。

 

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