お役立ち情報
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介護士の就職・転職で必要不可欠ともいえる自己分析。自己分析はなぜ必要で、どのようなことが得られるのでしょうか。今回は、介護士の職場探しで自己分析が必要な理由や、自己分析のポイント、介護士が自己分析結果を活用する方法について解説します。
■目次
介護士の就職・転職をする際に必要といわれる自己分析ですが、なぜ必要なのでしょうか。
自己分析が必要な理由、ひいては自己分析によって得られることについて解説します。
介護業界ではさまざまな種類の介護サービスが展開されており、それぞれが異なった特徴を持ちます。
例えば、訪問介護サービスは利用される方のご自宅を訪問して業務を行う一方で、通所サービスや入所サービスでは常設の施設で業務を行います。
このように、介護サービスによって介護士の働き方は大きく変わってくるのです。
そのため介護士の就職・転職では、自分が従事したい介護サービスを明確にすることが必要不可欠。
自己分析を行うことで、自分にあった介護サービスが何かを知ることができるでしょう。
自己分析を行うことで、職場探しの軸や方向性がかたまり、希望する事業所や施設を絞り込むことができます。
介護サービスにはさまざまな施設形態があり、施設の特徴やケアの方針は事業所・施設それぞれ。
自分はどのような事業所・施設で働く介護士になりたいかという点を、自己分析を用いて考えることで、職場探しがスムーズになります。
自己分析では主に、これまでの自分のことについて振り返るワークを行います。
その過程で、これまでに自分が培ったスキルや経験を再び見つめ直し、整理することができます。
また転職活動の面接では、介護士あるいは社会人としてどのような経験をしてきたのかについて深く聞かれることがほとんど。
こういった際にも、自己分析を行っていればしっかりと自分のことについて話すことができるでしょう。
自己分析では自分の長所・短所を知ることもできます。
長所や短所は書類作成や面接においてよく聞かれる部分。
頭では分かっているつもりでも、なかなか言語化させることが難しいでしょう。
自己分析では、こういった長所・短所やそれに基づくエピソードなどを深堀りさせることができます。
先述したスキルやこれまでの経験、長所・短所は、履歴書や職務経歴書などの応募書類と面接においてよく問われます。
他にも自己PRや志望動機など、さまざまな情報を準備する必要があるでしょう。
しかしこれらは、就職・転職活動においてつまずきやすい部分。
自己分析で自分についての情報を整理することで、スムーズに作成させましょう。
自己分析によって就職・転職の軸をかため、応募する事業所・施設を絞り込むことで、入職後のミスマッチを減らすことができます。
ミスマッチの主な要因は、「自分には向かない気がした」「自分が叶えたい介護ができない」など。
いくら給与や待遇面がよくても、自分と事業所・施設との相性が悪いと長く働き続けることは困難です。
自己分析で「自分がなりたい介護士像はどんな介護士か」について知ることで、このようなミスマッチを防ぐことができるでしょう。
介護士が自己分析を行うポイントについて解説します。
自己分析では、まず自分のこれまでの人生について振り返ります。
いわゆる「自分史」の作成です。
中学時代から現在に至るまでの自分の人生について、「年齢・できごと・そのときの自分の考え」の3つの項目を設けて紙に書き出します。
年表のように横一列での作成がおすすめ。
自分がこれまでの人生で、どんなときにどのように考えて生きてきたのかを知ることができます。
転職の場合は、これまでの自分のキャリアについて振り返ります。
介護職経験者の方は、自分の介護スキルについて棚卸しましょう。
棚卸できる内容には、以下のようなものがあります。
介護業界未経験の場合は、これまでどのような業界のどのような職種で、どのような仕事をしてきたのか具体的に書き出してみましょう。
介護の仕事につながりそうなスキルや経験があれば、深堀りして具体的にどうつながりそうなのかつなげてみましょう。
これまでの自分のキャリアを参考に、自分の弱みと強みを探しましょう。
強みと弱みは、過去にあった出来事を振り返り、「どんな課題があったのか・どう解決したのか・自分の何の力が役に立ったのか」という点に着目することで見えてきます。
自分の強みが何なのかどうしても分からない場合は、弱みを強みに変換することもひとつの方法。
例えば「一人で抱え込みがち」という弱みは、「責任感が強い」という強みに変換してしまいましょう。
自分の弱みや強みを洗い出したところで、就職・転職後にどんな介護士になりたいかについて考えます。
「どのような介護士になりたいか」「そのためにどうすればよいか」の2つの項目を設け、できるだけ具体的に考え、紙に書き出してみましょう。
またその他にも、資格の取得などのキャリアプランについて計画を立てることも自己分析につながります。
他己分析とは、自分以外の他人に自分のことについて分析してもらうこと。
自己分析で詰められないような部分は、他己分析ではっきりさせられることもあります。
また他己分析は、客観的視点から自分を見つめることにつながるため、自分の新たな一面について知ることにもつながります。
自分のことをよく知る家族や友人に、「自分の強み・弱みはどういうところ?」「自分はどんな性格の人?」という質問をしてみましょう。
インターネットで公開されている自己分析ツールを使うことも、ひとつの方法です。
自己分析は実施しただけでは意味がなく、就職・転職活動にしっかりと活用させることが大切です。
介護士が自己分析結果を活用する方法について解説します。
人生・キャリアの棚卸で把握した自分の強み・弱みに、根拠となる具体的なエピソードを付け足します。
ただ「〇〇が私の強み・弱みです」と述べただけでは、信ぴょう性にかけ、相手に伝わりづらくなります。
強み・弱みを裏付けるようなエピソードと、そのときに自分がどう行動したから強み・弱みに感じたのか、といった点まで付け足しましょう。
介護業務は幅広く、介護サービスや施設形態によって行う仕事は少しずつ変わってきます。
そのため、介護士として「これはやりたいけどこれはやりたくない」といった判別を行うことも大切です。
例えば「認知症の方への対応について学びたい」場合は認知症の方を多く受け入れてる施設を探したり、「寝不足だと力を発揮できない」人の場合は夜勤のない施設を探すなど、整理することでおのずと自分の職場探しの軸がかたまってきます。
自己分析で判明した自分の強みやそのエピソード、得意なことやなりたい介護士像は、自己PRや志望動機作成に大いに役立ちます。
自己分析をすることで考え方に一貫性を持たせることもでき、自分がどのような人で入職後どうなりたいかについて、面接官側にしっかりと伝えることができるでしょう。
またより具体的なエピソードがあることで、中身の濃い自己PR、志望動機を書くことができるでしょう。
介護士の就職・転職において、自己分析を行うことは必要不可欠。
自己分析を行うことで、就職・転職の軸を作ることができ、就職・転職成功につながります。
悔いのないような就職・転職ができるように、本記事を参考に自己分析を行ってみましょう。
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