【例文あり】 介護職の志望動機の考え方|志望した理由とは?

更新日:

現在介護現場で働く方たちは、どんな理由があって介護職を志望したのでしょうか?入社当初は高い志を持っていた方でも、多くの介護業務に追われるうちに初心を忘れがちです。また、就職・転職活動中の方の中には「介護職に挑戦したいけど、志望動機がうまく言葉にできない…」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。本記事では、介護職が今の仕事を志望した理由や、志望動機が思いつかない際の考え方をご紹介します。

就職・転職で「介護職を志望した理由」が重要なワケ

介護職の志望動機は、就職・転職時の採用面接で必ず質問されます。

介護の仕事自体を選んだ理由はもちろん、応募先の介護施設を志望した理由についても具体的に答えられる方が好印象です。

ここでは、就職・転職時の採用面接で「介護職を志望した理由」が重要視されるワケを3つご紹介します。

「介護の仕事に対する興味関心の強さ」を確認するため

介護の仕事では、認知症や脳血管障害の後遺症による言語障害がある利用者に対し、丁寧な気配り・配慮をしながらケアを行うことが求められます。

そのため、介護の仕事に対する熱意や興味関心が浅い方は、「利用者との関わり方が分からない」「自分は介護の仕事に向いていない」と挫折しがちです。

介護職の採用面接では、介護の仕事を志望した動機・理由を確認することで、介護の仕事に対する熱意や興味関心の強さを確認します。

「応募先への興味関心の強さ」を確認するため

一口に介護の仕事と言っても、全国各地にさまざまな種別の介護施設・介護事業所があり、職場ごとに経営方針や細かい仕事内容が異なります。

介護職の採用面接では「なぜその介護施設・介護事業所を志望したのか」を質問することで、応募先で働くことを強く希望しているかを確認します。

「応募者の強みを仕事にどう活かせるか」を確認するため

いくら介護の仕事に対する強い熱意があったとしても、応募者に介護の仕事への適性がなければ早期離職につながってしまいます。

採用面接で介護の志望動機を質問することで、介護職として長く働ける人材であるかを確認することができます。

大切なのは、応募者が自分自身の強みや性格的特徴を理解しており、仕事にどう活かせるかを踏まえた上で、介護の仕事を選んでいるかどうかです。

また、「資格取得を目指したい」「介護の専門知識を身につけたい」など、将来のビジョンまで考えて介護の仕事を志望した方は、採用面接時に好印象です。

 >>>求人探しから選考までサポートしてもらうなら『介護求人ラボ』

 

【介護職を志望した理由❶】高齢者と接するのが好きだから

子どもの頃からおじいちゃん・おばあちゃんっ子で、高齢者と接するのが好きだから
昔から近所の高齢者と交流する機会が多く、高齢者と接するのが得意だから

このような理由で、介護の仕事を志望した介護職が多くいます。

また「高齢者と接するのが好きだから」という理由に合わせて、介護経験や家事スキルがあることを伝えることで、介護職への適性がアピールできます。

【志望動機の例文】
私が介護職を志望した理由は、幼い頃から祖父母と同居しており、高齢者と接することが好きだからです。
中学生の頃に祖父母の介護を手伝ったことがきっかけで、将来介護の仕事に就きたいと思い、福祉系高等学校で介護福祉士の資格を取得しました。
8年間特別養護老人ホームで介護職をしていましたが、結婚を機に退職しました。
子育てが一段落し、もう一度介護の仕事がしたいという思いがあり、短時間でも働くことができる御法人に応募いたしました。

【介護職を志望した理由❷】家族の介護を経験したから

祖父が要介護状態になり、在宅介護を経験したことがある
父が病院に入院し、看護師や介護職、リハビリ職にお世話になったことがきっかけで、介護の仕事に興味を持つようになった

こういった経験がきっかけとなり、介護の仕事に興味を持つ方も多いです。

大切な家族の介護を目の当たりにしたり、経験したりすることで、介護の仕事に対する具体的なイメージが湧きやすくなります。

【志望動機の例文】
介護が必要になった祖父に対して、笑顔で丁寧な声かけをしてくださった看護師・介護職員の方を見て、私も介護職に就きたいと思いました。
御法人の見学会に参加させて頂いたとき、声をかけてくださった介護職員の方がすごく親切で優しく、緊張していた気持ちが楽になりました。
御法人に採用いただけました暁には、先輩職員のように、利用者様や来訪者の方々とのコミュニケーションを大切にできる介護職員になりたいと考えております。

【介護職を志望した理由❸】手に職をつけたいから

叔母の介護が必要になったけど、何をすれば良いのか全く分からなかった経験から、介護の知識を身につけたいと思った
介護福祉士の資格を取得して、手に職をつけたい

こういった理由から、介護の仕事を志望する介護職が多くいます。

介護職は医師や看護師のように資格が必須の仕事ではないため、無資格・未経験から仕事を始めて、資格取得を身につけることが可能です。

また、介護業界では『介護職員初任者研修→介護福祉士実務者研修→介護福祉士→介護支援専門員(ケアマネージャー)』と、段階的な資格取得ルートが設けられています。

「介護の専門知識・専門技術を身につけたい」「働きながら資格取得を目指したい」という目標を叶えられるため、やりがいが大きい点も魅力です。

【志望動機の例文】
私は以前、小規模多機能型居宅介護支援事業所でパート介護職として5年間勤務しました。
しかし、そこでは利用者のレクリエーションに力を入れており、休日や夜中までレクリエーションの準備に追われることが続いていました。
目の前の業務よりも、利用者様との関わりやコミュニケーションを大切にしている職場で働きたいと考え、御法人に応募させて頂きました。
御法人に採用いただけました暁には、利用者様との関わりやコミュニケーションを大切にしながら、より質の高いケアを提供していきたいと考えております。

介護求人ラボプラスバナー

「介護職を志望した理由」が思いつかないときの対処法3つ

介護業界への就職・転職を考えているものの、介護の志望動機が思いつかないという方は少なくないでしょう。

ここでは、介護職の志望動機が思いつかないときの対処法を3つご紹介します。

自分自身の経歴・仕事に対する考え方を振り返る

介護の仕事を志望した理由が思いつかないときは、以下の点について振り返りを行いましょう。

これまでの職歴や家族介護の経験など、介護の仕事を志すまでの自分自身の経歴

 これまでの仕事や、介護の仕事に対する自分自身の考え方・価値観

 介護の仕事を志すきっかけになった出来事・体験談

介護職の志望動機を考える前に、まずは自分自身がこれまでどんな経験を積み、介護の仕事に対してどのような考えを持っているのか自己分析します。

自分自身の経歴や仕事に対する考え方を振り返ることで、介護の仕事を志したきっかけが見えてくるでしょう。

>>>あわせて読みたい「介護士の就職・転職で自己分析が重要!その理由やポイントを解説」

介護の仕事や応募先の介護施設について調べる

介護職の志望動機が思いつかないときは、介護職の仕事内容や応募先の介護施設の情報を調べることで、志望動機のヒントが得られます。

【例】

「経営理念に書かれているこの言葉がきっかけで、この介護施設に応募をしたんだ」
「父が薬を飲むのを嫌がったとき、ヘルパーさんが薬を飲ませるコツを教えてくれたな。それがきっかけで、介護の仕事に興味を持ったんだっけ」

介護職の仕事内容や応募先の介護施設の情報を詳しく調べることで、このような気づきにつながり、自分自身の志望動機を明確にすることができるでしょう。

自分自身の長所や強みを考える

介護職を志望した理由がうまく言葉で表現できないときは、自分自身の長所や強み、これまで仕事で周りから褒められたことについて思い返してみましょう。

【例】

「初めて会った人と緊張せず話すことができ、営業部の上司から営業成績の良さを褒められたことがある」
「自身のコミュニケーション能力を介護の仕事で活かしたいと思った」

自身の長所や強みから、介護の仕事を選んだ理由や介護の仕事で活かしたいスキル・経歴などを明らかにすることができます。

>>>あわせて読みたい「介護職の転職面接で必ず聞かれる長所・短所のベストな回答例とは」

まとめ

介護職の志望動機は「高齢者と接するのが好きだから」「家族の介護を経験したから」「手に職をつけたいから」など、人によってさまざまです。

介護業界への就職・転職を考えている方は、介護の仕事を志望した理由を思い返してみましょう。

採用面接で1番大切なのは、「自分らしい言葉」で志望動機を伝えることです。

また『介護求人ラボ』『介護求人ラボ+』では、専門のアドバイザーが転職活動をサポートしています。

志望動機や自己PRをはじめとした選考に関することも質問できるため、転職活動が初めての方にもおすすめです。

転職をお考えの方はぜひご相談ください。

【LINEもOK!】無料相談はこちら

 

介護求人ラボの利用者の声

介護士さんの転職サポートは【介護求人ラボ】【介護求人ラボ+】

介護求人ラボ

介護求人ラボプラス

 ★介護求人ラボ公式SNS★
フォロー・いいねよろしくお願いいたします♪