介護の仕事に疲れ・悩みを感じる介護職必見!心に残る言葉を紹介

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認知症による暴言や介護拒否がある利用者様への対応や、職員同士の人間関係など、日々さまざまなストレスを感じる介護の仕事。仕事が上手くいかず、落ち込んでいる介護職の方に向けて「心に残る言葉」をご紹介します。介護の仕事がしんどい、辛いと感じている介護職の方は、ぜひ本記事をご一読ください。

 

介護職の心が疲れてしまう原因とは?

介護施設・介護事業所の「虐待通報件数」は、年々増加傾向にあります。

なぜ、介護施設・介護事業所では、利用者様への虐待や不適切なケアが減らないのでしょうか。

原因としては、仕事をするうえで溜まるイライラやストレスが考えられます。

負担する業務量の多さや時間に追われるプレッシャー、職員同士の人間関係トラブルなど、介護職のストレスの原因は数多く存在します。

ストレスが多い仕事内容だからこそ、介護職は息抜きをすることが大切です。

 

仕事に疲れている介護職の心に残る言葉3選

仕事での悩みやストレスを感じたときは、介護職の心のケアになる「心に残る言葉」を見聞きすることで、仕事に対する考え方が変わることでしょう。

仕事に疲れや悩みを感じている介護職の方は、これから紹介する「心に残る言葉」を読んで、明日からの仕事に対する姿勢を見直してみてください。

マザー・テレサの名言

「人間のほほえみ、人間のふれあいを忘れた人がいます。
これはとても大きな貧困です。」

介護の仕事は、朝8時から排泄介助・10時から水分補給の声かけと介助・11時から食事の準備など、タイムスケジュールが決められています。

そのため、決められた時間までに業務をこなすことに追われ、利用者様への笑顔や丁寧な対応ができなくなったと悩む介護士が多いです。

しかし、介護の仕事で大切なのは、仕事を効率よくこなすことではありません。

利用者様への笑顔や丁寧な対応こそが、介護の仕事で最も重要なことです。

目の前の業務に追われ、心の余裕がなくなってきた介護職の方こそ、初心に帰って利用者様との関わり方を見直すことが大切です。

ジョセフ・マーフィーの名言

「人生は自分の思い通りになんかならないと思っている人は、
自らが思い通りにならないことを望んでいる人です。」

認知症による暴言・暴力がある利用者様の対応や、介護を拒否する利用者様の対応など、介護の仕事は介護士自身の思い通りに進まないことが多いです。

また、上司や先輩に注意を受けて落ち込み、「自分は介護の仕事に向いていないのかな」と悩んでしまうこともよくあります。

仕事や人生が思い通りにならないと感じ続けているうちに、気づけばネガティブな感情を持っていることが当たり前になってしまうのです。

さらに、ネガティブな感情を持つことで、仕事や人生が思い通りにいかないということも。

仕事をするうえで大事なのは、今の仕事や自分自身に誇り・自信を持って、明るく前向きな気持ちを持つことです。

アルフレッド・アドラーの名言

「健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わる。
不健全な人は相手を操作し、変えようとする。」

介護職は利用者様やそのご家族、ほかの介護職や看護師、ケアマネジャーなど、多くの人との関わりやコミュニケーションが必要な仕事です。

そのため、合わないと感じる人ともコミュニケーションを取らなければなりません。

介護職が人間関係に疲れてしまったときは、この名言を頭に浮かべてみてください。

仕事の要領が悪い後輩や新人に怒る介護職ほど、自分の力だけでは仕事ができないのです。

自分一人では仕事が終わらないからこそ、まだ仕事を覚えたばかりの後輩や新人に仕事を委ね、うまくいかないからとイライラしてしまうこともあるでしょう。

精神的に余裕がない介護士ほど、自分のことを棚に上げて、相手のことを変えようとしてしまうのです。

>>>あわせて読みたい「介護士でよかった!介護職のやりがいや今後の課題点について」

 

初心を忘れている介護職の心に残る言葉3選

毎日、大量の業務を限られた時間の中で終わらせようと奮闘するうちに、初心を忘れてしまっている介護職が多くいます。

ここでは、初心を忘れてしまい、日々仕事での焦りや不安を抱えている介護職の方におすすめの「心に残る言葉」を3つご紹介します。

井上靖の名言

「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。」

時間内に仕事を終わらせることに焦り、ついイライラしてしまってる介護職の方はいませんか。

疲れやストレスが蓄積されると、後輩や新人の要領の悪さが目についたり、いつも以上にイライラしてしまったりするものです。

そんなときは、他者に目を向けるのではなく、自分自身に目を向けるようにしましょう。

よりよい仕事をするために努力すればするほど、希望が満ち溢れてきます

現在抱えている悩みを解決するための策を講じ、他者への不満は抑えることが大切です。

>>>あわせて読みたい「新人介護士に上手く指導するには?指導のポイントやステップ」

 

デール・カーネギーの名言

「仕事が面白い『ふり』をすると、それだけで仕事が面白くなるから妙だ。
疲れをあまり感じなくなるし、緊張も解け、心配も和らぐ。」

出勤時間が迫るとため息が出たり、「仕事に行きたくない」と考えたりしてしまう方は多いでしょう。

仕事が辛い、しんどいという先入観があると、ますます仕事が苦痛に感じるものです。

普段の仕事で「面白い」「楽しい」と感じることを1つでも見つけるだけで、これまで辛いと感じていた仕事がうんと楽しくなります。

仕事に対する考えを変えるには、まずは先入観から変えることが大切です。

中村天風の名言

「人生あまり難しく考えなさんな。
暗かったら窓を開けろ、光がさしてくる。」

仕事も人生も、難しく考えれば考えるほど思考が空振りしてしまいます。

考え込んでしまうのではなく、利用者様が今どんな状況で、何を必要としているのか、冷静に落ち着いて判断することが大切です。

物事を難しくとらえたり、考え込んだりしてしまうと、仕事が苦痛になってしまいます。

介護の仕事は、時と場合に応じて、感覚や直感で行動することも重要なのです。

>>>あわせて読みたい「利用者様に好かれる介護士の特徴7選|嫌われるNG行動も紹介」


 

介護職の心に一番残るのは利用者様の言葉

心に残る名言を6つご紹介しましたが、やはり介護職の方の心に一番残る言葉は、利用者様から頂いた言葉です。

介護の仕事では、ミスをしたり、上司や先輩から叱責を受けたりと、落ち込むことや自信をなくすことが多いです。

ここでは、介護職の方の心に残る利用者様からの言葉をご紹介します。

「いつもありがとうね。助かるよ。」
「大変なのにすまないね。でも、あなたが来てくれると嬉しいよ。」
「いつも私の体調を気にかけてくれて、ありがとう。」
「今日も1日ご苦労さま。ありがとう。」
「あなたが一番、頼みやすいよ。あなたがいると安心する。」
「あなたの笑顔を見ていると、いつも元気をもらえるよ。」
「あなたが来てくれると安心するよ。辞めないでずっといてね。」

大変さや苦労が多い介護の仕事ですが、その分利用者様から感謝の言葉を頂き、やりがいを感じる機会も多くあります。

特に、「あなたが来てくれると安心する」「辞めないで」といった言葉を頂くと、利用者様からの厚い信頼を感じられるでしょう。

ミスをしたり、怒られたりして落ち込むときがあっても、利用者様から心に残る言葉を頂くからこそ、長く介護の仕事を続けられている介護職の方が多いのです。

>>>あわせて読みたい「介護士の仕事をしていて嬉しかったこと|介護士のやりがいとは?」 

 

介護の仕事では適度な息抜きが大切

近年、日本の高齢化の進行に伴い、介護サービスの需要が高まっています。

それに伴い、介護施設・介護事業所での虐待や不適切ケアも急増しているのです。

厚生労働省が令和3年に公表した「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果によると、全国の介護施設・介護事業所での虐待通報件数は以下のように報告されています。


引用:厚生労働省 令和3年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果

介護の仕事は、不規則勤務による疲れや寝不足、利用者様や職員同士での人間関係のトラブルなどから、ストレスが溜まりやすいと言われています。

虐待として通報されていないものの、不適切ケアに該当するケアを行っている介護職が多いため、虐待通報件数・虐待判断件数はあくまで氷山の一角です。

利用者様に対して虐待行為や不適切ケアを行わないためにも、介護職は自分自身のストレスを自覚し、適切な発散をすることが求められるのです

 

まとめ

介護の仕事をしていると、大変なことや辛いことを多く経験する分、利用者様から心に残る言葉を頂く機会も多くあります。

また、仕事に対するモチベーションが下がったときは、心に残る名言を書籍やネットで読むことによって、仕事に対する考え方や向き合い方が変わります。

本記事で紹介した言葉を参考に、日々の業務を前向きに取り組んでみてください。

 

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