介護士を辞めたいと思う理由|辞めたいと思ったときにできること

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介護士さんが介護士を辞めたいと思う理由には、人間関係や給与問題などさまざまな理由が挙げられます。しかし辞めたいと思う事情は多種多様で、他にもさまざまな理由で「辞めたい」と考える介護士さんが多くいます。今回は、介護士を辞めたいと思う理由や辞めたいと思ったときにできること、退職までの流れについて解説します。

介護士を辞めたいと思う理由

介護士が今の仕事を辞めたいと思う理由には、どんなことが挙げられるのでしょうか。

人間関係が悪い

職場の人間関係がギクシャクしていると、居づらさを感じてしまい辞めたくなることも。

また理不尽に怒られたりハラスメントを受けることでストレスが溜まり、退職してしまうという介護士さんも少なくはありません。

「怖いお局様」がいたり他の同僚と気が合わないと、仕事もまともに手につかなくなってしまいます。

仕事と給与が見合っていない

体力を消耗し、さまざまな技術を駆使して業務を行う介護士。

しかし介護士の平均給与は21.8万円で、他業種よりも水準が低い結果となっています。

そのため、仕事と給与が見合っておらず退職してしまうのです。

長年勤めていても昇給が望めない施設もあり、モチベーションの維持が難しく辞めたいと考える介護士も多いようです。

参照:厚生労働省|令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

介護士に向いていないと感じる

特に新人介護士に多い傾向で、介護業務や利用者様との信頼関係構築が上手くいかな買った際に、「自分は介護士に向いていいないのではないか」と思いつめて辞めたくなってしまう介護士さんも少なくありません。

上手くいかないことを一人で悩み続けても、どんどん自信を失ってしまうばかりです。

その結果より介護業務で悩むという悪循環が生じてしまうことも。

体力的につらい

介護士は利用者様の体など重いものを持ち上げることが多く、体力を消耗しやすい仕事です。

毎日の疲労が蓄積された結果体を痛めてしまい、体力の限界を迎えて介護職を辞めてしまうということも。

体力の限界による退職を避けるには、日頃から自分の体に対するケアをしっかり行う必要があります。

>>>あわせて読みたい「介護職が悩む「腰痛」原因は?対策法や改善できるストレッチ方法」

利用者様と接するのが怖い

利用者様のなかには、認知症の症状で職員にきつく当たってしまったり、頑固な性格の方などさまざまな方がいらっしゃいます。

介護職も利用者様も人間同士のため、「合う・合わない」があることは当たり前ですが、あまりにも合わない、暴力を振るわれてしまったなどの場合は接すること自体が怖くなってしまうことも。

介護職は利用者様と向き合うことが仕事のため、その部分ができなくなってしまうと当然業務に支障をきたしてしまいます。

>>>あわせて読みたい「利用者様から介護職員への暴力…一体なぜ?原因や対処法を解説」

十分に休みが取れない

近年は慢性的な介護士の人材不足が問題となっていることから、十分な休みを確保できず働き続ける介護士さんも少なくありません

介護業務以外にも記録を付けたりレクの準備を行ったりなど、さまざまな業務を行った結果しっかり休めないということも。

プライベートの時間が確保できずにストレスがたまり、休息もとれず体調を崩してしまうこともあります。

施設の方針が合わない

介護施設や事業所にはそれぞれ方針や経営理念があり、施設によって特色が異なります。

そのため、自分の考える価値観と一致していない施設では「理想の介護ができない」と不満が募ってしまいます。

介護士の考え方も多種多様なため、自分がどのような介護をしたいかということを見つめなおすために退職という道を選ぶ介護士さんも。

辞めたいと思ったときにできること

介護士を辞めたいと思ったとき、闇雲にすぐに退職をするのではなく、まずは以下のことについて考えてみましょう。

自分の悩みと向き合う

まずは今悩んでいることとしっかり向き合ってみましょう。

解決策はあるのか、自分で解決できるものなのか、施設全体で取り組むべきものなのか、解決の糸口について考えてみます。

自分で解決できるものであれば解決できるように行動したり、ストレス発散のために好きなことに没頭してみましょう。

施設に改善してほしい点がある場合は、打診したり上司に相談して解決を図ることも方法です。

頼れる人・機関を探す

仕事で辛いことは、自分ひとりで抱えてばかりではよくありません。

周囲に相談できる人や機関を探して、自分の思っていることを話すことは大切なことです。

職場の頼れる上司や同僚、友人や家族に不満を話すだけでも気持ちが軽くなることがあります。

またハラスメント被害によって悩んでいる場合は、適切な機関に相談することも重要です。

転職活動をしてみる

今の職場で介護職を続けられない…と考えている場合は、思い切って転職活動を初めて見ることもひとつの手段です。

転職活動を通じてさまざまな求人を目にすることで、「こんな場所で働きたい」「こんな働き方をしたい」というモチベーションが生じることがあります。

介護の現場は、日本中にたくさん存在しています。介護職を続けられるように、自分に合う職場を探してみましょう。

アドバイザーに相談する

退職するまでのステップ

今の職場を辞めることになった場合、退職までは以下のステップで進行します。

退職の旨を伝える

退職日を決定する

引継ぎなどの作業

職員へのごあいさつ

退職

退職の旨は、引継ぎや人員配置などの事情を考慮して退職の1ヶ月前には報告するようにしましょう。

退職することを決めたら、気持ちが揺らがないように意思を固めることもポイント。

退職した後の自分の業務を他の職員に代わってもらえるように、引継ぎやマニュアル作成などの作業もしっかり行いましょう。

>>>あわせて読みたい「介護職を円満退職するためのポイント|事前準備や当日すること」

まとめ

介護士を辞めたいと思う理由には、さまざまな理由があります。

中でもどうしても自分で解決できない理由の場合、ずっと同じ職場で続けることは難しくなってしまいます。

より自分らしく働くために、転職活動を行うことも一つの手段です。

転職活動に不安がある方は、介護求人ラボのアドバイザーに相談してみましょう。
 

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