お役立ち情報
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介護施設で初詣のレクリエーションをしようと考えている介護士の方に、おすすめのレクリエーションをご紹介します。日本の伝統文化ともいえる初詣は、施設の利用者様にとっても馴染み深い行事です。良い新年のスタートを切れるよう、利用者様と一緒に楽しめる初詣レクリエーションを計画しましょう。
■目次
初詣とは、前の一年を無事に過ごせたことに感謝し、新たな一年の幸せや健康を願う行事です。
一般的には、三が日の間に行くと良いとされていますが、1月中旬ごろまでに参拝すれば良いとしている地域もあります。
利用者様の中には「毎年家族で初詣に行くのが恒例行事だった」「神様や仏様への感謝の挨拶は欠かさず行いたい」という方も多いものです。
とはいえ、実際に神社に足を運んで参拝するのは難しいという利用者様もいらっしゃいます。
以下では、室内でも楽しめる初詣のレクリエーションをご紹介します。
介護施設内でできる、初詣におすすめのレクリエーションを5つご紹介します。
段ボールと割り箸で作るおみくじです。
六角形の筒を振り、中に入っているおみくじの結果で運勢を占います。
割り箸の先には「大吉」「中吉」などの運勢を書いた紙を貼っておくか、割り箸の先に番号を書き、その番号に応じて紙のおみくじを渡す形にすると良いでしょう。
利用者様自身がおみくじを引いたり、互いに運勢を見比べたりすることで、楽しんでいただけそうです。
神社に参拝する際には必ず目にする鳥居。
作り方は、段ボールに赤と黒の画用紙を貼り付け、組み立てるだけです。
大がかりな作業に見えますが、大きいサイズの段ボールさえあれば、柱のパーツごとに組み立てるだけで簡単に作ることができます。
実際に鳥居をくぐれば、施設の中でも十分に神社のような雰囲気を味わうことができるでしょう。
神社のお参りにはかかせないお賽銭箱も、段ボールで作ることができます。
鳥居やおみくじを併せて作ることで、神社らしさがより強くなります。
お賽銭を納める際は、一年を健康に過ごせたことへの感謝の気持ちを伝えるのが一般的です。
本物の硬貨ではなく、画用紙や段ボールで作ったお金を納めるのも良いでしょう。
簡単に取り入れられる、紙でできた絵馬です。
利用者様には、叶えたい願い事をそれぞれ考えて、絵馬に書いてもらいます。
できあがった絵馬を紙に貼り付け、壁面飾りとして展示するのも良いでしょう。
絵馬を書く際は、油性ペンもしくは筆ペンを用意しておくのがおすすめです。
お正月の縁起物として飾られる破魔矢。
破魔矢を飾ることで、悪い運気や災いを祓うことができるといわれています。
破魔矢を飾る際は、玄関や利用者様が集まる共有スペースなどがおすすめです。
折り紙だけで作ることができるため、利用者様と一緒に作る過程も楽しんでいただけます。
初詣では、出店や屋台が出店されていることもあります。
たくさん並んでいる屋台の中から、何を食べようかと考えることも初詣の醍醐味です。
介護施設でも、初詣の出店や屋台のようなメニューを提供してみましょう。
おすすめの屋台メニュ―の例をご紹介します。
●甘酒
●お雑煮
●焼きそば
●たこ焼き
●ベビーカステラ
●唐揚げ
●フランクフルト
●焼き鳥
>>>あわせて読みたい「介護施設の夏祭りで屋台を出そう!おすすめのメニューは?」
外出ができそうな場合は、実際に神社やお寺に足を運んでお参りするのも良いでしょう。
利用者様と初詣に行く際のポイントをいくつかご紹介します。
多くの利用者様を連れて参拝すると、職員の目の届かないところで事故が起きる可能性があります。
職員の目が離れることのないよう、職員の人数に応じて参加する利用者様の人数を調整すると良いでしょう。
参加を希望する利用者様の人数が多い場合は、一度に参拝する人数を少人数ずつに分けるのがおすすめです。
神社やお寺のお参りには、さまざまなマナーが存在します。
参拝マナーを正しく学び、当日も落ち着いた振る舞いができるように準備をしておくと良いでしょう。
参拝の作法や初詣の豆知識などについてクイズ形式のレクリエーションを行ったり、しおりを作成して配布したりするのもおすすめです。
普段とは異なる環境で過ごす外出レクリエーションは、事前の下調べが非常に重要です。
職員は前もって神社に足を運び、トイレの位置・数や、駐車場の場所などを把握しておく必要があります。
利用者様が安全に参拝できる環境が整っているかどうかも、しっかりとチェックするようにしましょう。
冬の外出レクでは、利用者様が長時間屋外で過ごすことになるため、寒さ対策を念入りに行う必要があります。
温かい服装を心掛け、厚手の上着・手袋・帽子・マフラーなどの防寒着を着用するようにしましょう。
当日の状況に応じて、カイロや温かい飲み物も持っておくと安心です。
>>>あわせて読みたい「【介護士必見】寒さで引き起こされる健康上のリスクと対策を解説」
冬は特に利用者様の体調の変化が起こりやすい季節です。
寒い屋外で過ごすことにより、風邪を引いたり体調不良になったりする可能性が高まるため、普段以上に利用者様の健康状態に意識を向ける必要があります。
参拝中だけでなく、その前後の期間も、利用者様の様子をよく観察し、職員間での情報共有を行うようにしましょう。
屋外でも利用者様が安全に過ごせるよう、あらゆる場面に対応できる持ち物を準備します。
持って行くと良い物として、以下の例が挙げられます。
●携帯電話
●タオル
●ビニール袋
●ばんそうこう
●使い捨てゴム手袋
●ポケットティッシュ
●上着
●飲み物
>>>あわせて読みたい「介護士が外出レクで注意すべきポイントは?車椅子の介助方法も」
今回は、介護施設の初詣におすすめのレクリエーションをご紹介しました。
外出するのが難しい利用者様でも、室内でできる初詣レクであれば、手軽に参加していただけます。
良い新年のスタートを切るためにも、室内・屋外問わず、利用者様と一緒に初詣を楽しもうとする気持ちが大切です。
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