お役立ち情報
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介護施設で1月に行われる新年会。新年のご挨拶を行う以外にも、さまざまな目的があります。また、介護施設で簡単に取り組めるレクリエーションも多数。今回は、介護施設で新年会を行う目的やおすすめのレクリエーション、新年会での注意点について解説します。
■目次
介護施設で新年会を行うことには、新年のご挨拶をすること以外にも、さまざまな目的があります。
以下にて詳しく解説します。
そもそも新年会とは、「新しい年の訪れを喜び、気持ちを新たにする」という会。
新年に顔を合わせ、共にお祝いするおめでたい場でもあります。
介護施設で新年会を行うことで、利用者様と職員が一同に集いやすく、改めて新年のご挨拶を行う機会にもなるでしょう。
縁起のいい場であるため、毎年恒例行事として行っている施設が多いです。
新年会を行うことで、利用者様に季節を感じてもらうことにもつながります。
特に入居型施設の場合、施設内で同じような生活を繰り返していると退屈さを感じやすいだけでなく、季節の移り変わりを感じにくくなることも。
新年会という季節の変わり目を実感してもらうことで、利用者様に明るい気持ちで過ごしてもらう目的があるのです。
新年会ではさまざまなレクリエーションが行われますが、このレクリエーションを通じて脳の活性化を図ることもできます。
他の季節の行事に比べて、手先や頭を使うレクリエーションが多く、認知症対策にもつながるでしょう。
新年のご挨拶を行いながら、楽しく脳トレもできる一石二鳥のイベントです。
新年会では新年のご挨拶はもちろん、レクリエーションで利用者様同士・職員とコミュニケーションを行う機会が増えます。
新年会を通じてこのようなコミュニケーションを促進することで、孤独感の解消や充実感を得る効果が期待できるでしょう。
普段話さなかった人と話してみる機会にもなり、利用者様同士の交流も促進できます。
寒い時期は外出も減り運動不足になりがちですが、新年会のレクリエーションを通じて適度に身体を動かすことができます。
普段あまり身体を動かないという利用者様でも、新年会という特別な空間では動かすことができるということも。
なお身体を動かすレクを企画する場合は、利用者様一人ひとりの身体レベルにあった配慮が必要です。
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介護施設の新年会でおすすめのレクリエーションを11件ピックアップしてみました。
絵馬に新年の願いや目標などを自由に書き込んでもらうレクリエーション。
絵馬さえ準備すればすぐに実施でき、企画する職員の負担も減らせられるでしょう。
絵馬は費用がかかってしまうため、厚紙やダンボールなどで自作することもおすすめです。
新年といえば書初め。
書道に馴染みの深い利用者様は多いでしょう。
今年の抱負や好きな言葉、今年の干支など、さまざまなテーマで書いてもらいます。
また大きな半紙を用意し、一人一画ずつ全員で言葉を完成させるのもよいでしょう。
新年初笑いにおすすめな福笑いは、介護施設の定番レクリエーションとして人気です。
完成した顔を見て思わず大笑いしてしまうなど、盛り上がること間違いなし。
単純な遊びですが頭を使うため、脳トレにも最適です。
昔ながらの正月あそびとして、利用者様にも馴染みの深いかるた。
ポピュラーないろはかるたを使ってもいいですが、施設オリジナルのかるたを作っても盛り上がるでしょう。
高齢の利用者様にとって小さな札は見づらいため、なるべく大きめのかるたを準備することがポイントです。
百人一首は少し難易度が高いですが、「坊主めくり」は簡単にはじめることができます。
ルールは簡単で、山札を一人ずつひっくり返していき、坊主の絵札が出たら山札を回収するというもの。
最終的に手元にある札が一番少ない人が勝ちというゲームです。
こちらも正月あそびの定番であり、介護施設で人気のレクリエーションです。
既製品のすごろくを使ってもいいですが、オリジナルで作ったり、「座布団をマスにする」くらい大きな規模のすごろくを考案してみても楽しそうですね。
>>>あわせて読みたい「介護施設のレクでボードゲームをしよう!おすすめのゲーム10選」
初詣に行けない利用者様が、初詣に来たような気分になれるレクリエーション。
小さな紙に運勢を書き、利用者様に引いてもらいましょう。
職員が巫女さんの格好をするなど、シチュエーションにも工夫するとより盛り上がります。
おみくじを職員が作成する場合の内容は、ネガティブなものは避け、なるべくポジティブなことを記載しましょう。
獅子舞は、お正月やお祭りの際に現れる獅子の民俗芸能。
今では少なくなってしまいましたが、利用者様が幼い時代は地域を獅子舞が巡る文化がよく行われていたため、馴染みのある方も多いでしょう。
製品を購入するのは費用がかかってしまうため、余裕があれば段ボールなどで作成することもひとつの方法です。
新年の初笑いにおすすめなレクリエーションとしては、福笑いだけでなく落語もおすすめ。
職員が披露しても盛り上がりやすく、楽しんでいただけます。
職員が披露する場合は、有名で笑えるような演目を選ぶようにしましょう。
新年に向けた抱負などを、短歌や俳句として表す短歌・俳句大会もおすすめです。
投票制にして、最も人気の句を詠んだ利用者様に賞を与えるなどのイベントにするとより盛り上がります。
脳トレとしても最適です。
しめ縄や鏡餅、門松、お正月にちなんだ置物など、お正月飾りを製作するアイデアです。
お正月の製作は華やかなものが多く、作るだけでも明るい気持ちになれそうですね。
ただ作るだけでなく、お正月の期間中施設内に飾ることもできるでしょう。
介護施設で新年会を行う際は、以下の点に注意しましょう。
久しぶりに身体を動かしたことで血圧が上がったり、疲れてしまい体調が悪くなる利用者様が出てくる可能性もあります。
利用者様の体調の変化には常に目を光らせるようにしましょう。
しんどそうな利用者様がいる場合は、無理はせずゆっくり休んでもらうよう促します。
おせちやお餅といったお正月料理は、塩分を多く含むため、食事制限のある利用者様は注意が必要です。
おせち料理を提供する場合は、医師の判断を仰ぐなど成分に気を付けてはいぜんしましょう。
またお餅は喉につまりやすく、誤嚥の危険性も。
細かく砕く、誤嚥の危険性がある方には別の食材を提供するなどの工夫が必要です。
>>>あわせて読みたい「【介護士必見】誤嚥はなぜ起こる?リスクと食事介助時の注意点」
1月は寒さが厳しい季節であり、施設内にいても冷えを感じることもあります。
寒さ対策をしっかり行い、新年会中に利用者様が風邪を引かないように注意しましょう。
また空調は適切かどうか、定期的な換気はしっかり行われているかもチェックポイントです。
>>>あわせて読みたい「【介護士必見】冬の感染症対策とは?寒さで起こる健康トラブル」
介護施設での新年会には、新年のご挨拶以外にコミュニケーションの促進や脳トレなど、さまざまな目的があります。
新年会に取り組めるレクリエーションにはさまざまなものがあるため、本記事を参考にいくつか取り組んでみましょう。
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