お役立ち情報
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新卒で入職した介護士でも、さまざまな理由で「辞めたい」と思ったことのある方は少なくありません。辞めたいと思う理由にはどのような理由があるのでしょうか。今回は、新卒介護士が辞めたいと思う理由や介護士の早期退職の実態、早期退職するメリット・デメリット、辞めたいと思ったときにすることについて解説します。
■目次
公益財団法人 介護労働安定センターの調査によると、介護職を離職した人の中で勤続年数が3年以上だった割合はわずか35.8%という結果が出ています。
つまり介護士は、64.2%の人が入職から3年以内に離職しているという現状。
早期退職は珍しいことではないのです。
一方での同施設での勤続意欲は年々上昇しており、「今の勤務先で働き続けたい」と回答した割合は60.2%にのぼります。
これらのことから、介護職は他職種に比べ早期退職が多い傾向である一方、近年では勤続意欲のある職員も増えているということが分かります。
出典:公益財団法人 介護労働安定センター|令和2年度「介護労働実態調査」結果の概要について
春に入職したばかりの新卒介護士が辞めたいと思ってしまう理由には、どのような点があるのでしょうか。
職場の人間関係が悪く、居心地の悪さやストレスを感じることから退職を考える介護士さんは少なくありません。
特に新卒の場合、他の職員との年齢差があることや考え方・価値観に相違が発生することで、良い人間関係を築きにくいと思ってしまうことも。
いくら好きな仕事であっても、職場の人間関係が良くないと出勤するのも億劫になってしまいがちです。
利用者様とどうコミュニケーションを取ればいいか悩み、「自分は介護職に向いていないのではないか」と考える新卒介護士さんの声も多く耳にします。
利用者様と自分は孫くらい年齢が離れていることから、下手に会話をつなげられないと悩む方も。
しかし利用者様とのコミュニケーションは、NGワードさえ押さえていれば案外すんなりと進めることができます。
>>>あわせて読みたい「介護職が気をつけたいNGワードとは?使ってはいけない理由は?」
若くて体力に自信はあると考えていても、介護職は思ったより体力を必要とする仕事です。
業務を行っていくうちに体を壊してしまったり、体力に自信を失くしてしまうことで、介護職を辞めたいと思う介護士さんは少なくありません。
業務で体を壊さないために、あらかじめさまざまな対策を取ることが大切です。
>>>あわせて読みたい「介護職が悩む「腰痛」原因は?対策法や改善できるストレッチ方法」
仕事の内容に対して給与や待遇面で不満があるという点も、早期退職につながりやすい点です。
厚生労働省の調査によると、介護職の平均給与は25万2,300円であり平均年収は約360万円という報告も。
資本金2,000万円未満の株式会社における平均年収は425万円であることから、介護職の給料水準は低いということが伺えます。
そのため、他の職種に就職した周りと自分を比べてしまい「辞めたい」と考えることもあるのです。
出典:厚生労働省|令和2年賃金構造基本統計調査
国税庁|企業規模別の平均給与
介護の仕事は多岐にわたり、施設やそのときの利用者様の状況次第で臨機応変に対応する必要があります。
中には介護士として覚えなければならないことが多く、パニックになってしまう介護士さんも少なくありません。
しかし新卒介護士は仕事が完璧にこなせなくて当たり前。
肩の力を抜いて、少しずつ覚えることでおのずと全体の仕事ができるようになってきます。
仕事が覚えられなかったり、スムーズにできない、思うように進まない、注意をよく受けることが多くなると、「自分は施設の人に迷惑をかけている」と思い辞めたくなってしまうことも。
新卒介護士は他の先輩職員のお世話になって当然で、先輩職員も新人の頃は同じ状況だったはずです。
あまり思いつめず、教育してくださっていることに感謝しながら前向きに考えることが大切です。
施設にはそれぞれ経営理念や方針があります。
これに則ってケアの提供方法が決定されるため、施設の理念・方針と自分の考えが一致していないと、居心地の悪さを感じてしまいます。
例えば自分はにぎやかな雰囲気を望んでいても、施設が落ち着いた雰囲気を大切にする方針を掲げている場合、どうしてもミスマッチが生じてしまうのです。
新卒介護士が早期で辞めてしまうメリットとデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
早期退職を考えるときは、メリット・デメリットの両方をしっかりと把握することが大切です。
<メリット>
●若さがゆえにすぐに次の職場が見つかる
●さまざまな施設を経験できる
●本当に自分に合う職場を見つけられる
●悩んで心身に不調をきたすことを避けられる
<デメリット>
●「新卒で早期退職した」というレッテル
●転職活動で退職理由を深く聞かれる
●辞めグセがついてしまう可能性がある
●必ず自分が望むような職場に出会えるとは限らない
新卒介護士が「辞めたい」と考えたときに、まずするべきこと3つについて解説します。
漠然と「辞めたいな」という理由で決断するのではなく、なぜ辞めたいと考えたのかについて理由を明確化しましょう。
その理由が今の職場で解決できそうな問題なのであれば退職は急ぐものではなく、解決できないことであれば退職を視野に入れるべきです。
自分が悩んでいることについて誰かに相談することも大切です。
できれば職場の人以外の友人や家族に相談し、思いを言語化させることで気持ちを整理することもできるでしょう。
相談することで、思わぬ解決の糸口が見つかるかもしれません。
「とりあえず転職サイトへ登録する」ということも一つの方法です。
転職サイトにはさまざまな求人が掲載されており、いつでも応募することができます。
「本当に嫌なことがあったら応募する」という気持ちで転職サイトという逃げ道を作ることで、気持ちが楽になることも。
またキャリアアドバイザーへの相談も無料でできるため、どんな求人があるのか話を聞くこともできます。
新卒介護士が辞めたいと思う理由には、さまざまなものがあります。
本当に辛いと感じている場合は転職することも手段ですが、新卒介護士の早期退職にはメリットだけでなくデメリットもあるということを覚えておきましょう。
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