お役立ち情報
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介護職はよく「きつい」「危険」「汚い」の3Kと呼ばれています。さらに近年では他の言葉が追加され4Kや8Kなどと呼ばれることも。介護職がこのように呼ばれる実態には、どういったことがあるのでしょうか。今回は、3Kの意味や実態、改善のためにできるポイントについて解説します。
「3K」というのは、3つのKから始まる単語の総称で、介護業界の実態を表しています。
3つの単語は、以下の通りです。
❶きつい
❷危険
❸汚い
介護職はこういった厳しい労働環境にあることから、人手不足や高い離職率に悩まされることが多い業界です。
近年ではこの3K改善のため、さまざまな取り組みが行われています。
近年ではさらに新たな「K」が増え、最大8Kとまでいわれています。
「3Kだ」といわれる介護職ですが、実際に介護現場ではどのような実態になっているのでしょうか。
「3K」といわれる所以についてまとめました。
介護業務は身体介助や入浴介助など体力を使う仕事が多いだけでなく、多忙や認知症の方の対応などで精神的にも疲弊することが多いといわれています。
介護業務に慣れるまではストレスが溜まることも多く、夜勤シフトで生活習慣が乱れることにより心身に負担がかかってしまうこともあるでしょう。
介護業務中は転倒事故によるケガや感染症への感染リスクが高いことから、介護職は「危険」というイメージが付いてしまっています。
利用者の方には軽い転倒をしただけで命にかかわるケガをしてしまったり、寝たきりになってしまう可能性があるなど、安全管理により一層気を付けなければなりません。
排泄介助やおむつの交換、入浴介助などの業務から、こういったイメージが付いてしまうことも。
これらの業務は介護職であれば避けて通れない業務でもあるため、回数を重ねて慣れていく必要がありますが、特に新人の場合は他人の排泄物や裸身を見ることに抵抗がある方が多く、慣れるまでにどうしても時間がかかってしまうものです。
これらの3Kイメージを払拭するために、また実際の介護現場での3Kを改善するためには、どのような取り組みができるでしょうか。
まずは職員の労働環境の改善が必要不可欠。
残業が常態化していないか、休みはしっかり取れているかを基本に、職員全員が健康に働ける環境づくりに注力することが大切です。
2019年から行われている働き方改革や処遇改善加算により、介護職の待遇も徐々に改善されていますが、より具体的な対策を施設レベルで行う必要があるでしょう。
介護現場にICTを導入することで、煩雑な業務が簡素化され職員の負担が軽減されることがあります。
ICTによって業務効率が向上されると、ケアの質向上にもつながり、職員や関連機関への情報共有もスムーズになることから介護事故の防止にもつながります。
ICTの導入には事前準備が必要となるため、詳しくは下記関連記事をチェックしてみましょう。
>>>あわせて読みたい「介護現場のICT化でどうなる?導入のメリットやポイントを解説」
ストレスチェックを定期的に実施し、ストレス指数を可視化することも大切です。
自分がどのくらいストレスを抱えているのか知ることで、上手く発散したり、業務内容の改善などを図ることもできます。
>>>あわせて読みたい「介護士のためのメンタルヘルスチェック|ストレスの原因と解消法」
施設内の衛生環境を整えることも大切です。
人のメンタルは周辺の環境にも左右されます。
設備を清潔に清掃し、居心地の良い環境を作ることで職員が心地よく働くことができるでしょう。
また排泄介助や嘔吐物の処理を行う際は簡易手袋の着用を義務付ける、定期的にアルコール消毒を行うなどの衛生環境改善に関するルールを設定することもポイントです。
介護業務には危険がつきもの。
業務上での事故などを防ぐためには、施設全体のリスクマネジメントを向上させることが必要不可欠です。
リスクマネジメントの向上に関する具体的な取り組みには、以下のことが挙げられます。
●手すりの設置
●福祉用具の導入
●バリアフリー設備の設置
●職員への研修の実施
●リスクマネジメントに関するマニュアル作成
介護職はきつい・危険・汚いの「3K」などと呼ばれることがありますが、近年ではこれらを改善するためにさまざまな取り組みが行われています。
介護業界全体のマイナスイメージの払拭のために、施設でできることから取り組んでみましょう。
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