壁面飾りで介護施設を彩ろう!夏におすすめのアイデアを紹介

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介護施設で夏を感じるためにおすすめの、壁面飾りの制作についてご紹介します。壁面飾りは、利用者様と一緒に楽しく制作することができるため、レクリエーションとしておすすめです。清涼感のある飾りで施設を彩りませんか?今回は、壁面飾りの効果や注意点、夏におすすめのアイデアについて解説します。

壁面飾りとは

壁面飾りとは、紙をさまざまな形に切りとり、壁面に飾りを貼りつけたもののことを指します。

主に介護施設や保育施設で取り入れられていて、季節を感じられるものや行事をモチーフにしたものが多いです。

壁面飾りを取り入れることで、外出が難しいご高齢者でも目で季節を感じることができます。

壁面飾りの目的と効果

多くの介護施設で取り入れられている壁面飾り。

では、壁面飾りにはどのような目的があり、飾ることでどのような効果が得られるのでしょうか。

壁面飾りの目的

明るい雰囲気づくり

カラフルな紙で作られた作品を飾ることで、施設内の雰囲気をより明るくすることができます。

壁面飾りは季節に合ったモチーフにすることが多く、屋内でも四季を感じることができるため、利用者様に季節を意識してもらうのに最適な方法です。

レクリエーションとして楽しんでもらう

壁面飾りはレクリエーションの一つとして、利用者様と一緒に取り組むことが可能です。

また、身体への負担は少なく、作品を完成させたときに達成感を味わうことができるため、ご高齢者でも十分に壁面飾りの制作が楽しめます。

会話のきっかけづくり

季節に合った壁面飾りを見ることで、利用者様が季節の変化に気づくことができます。

そのため、「もうすぐ七夕の季節だね」「そろそろひまわりが咲く頃かな」のように、利用者様同士の会話のきっかけが生まれることもあるでしょう。

壁面飾りの効果

指先のリハビリになる

壁面飾りの制作ではハサミやのりを使用するため、ご高齢者の指先のリハビリに適しています。

また、手で折る・千切る・丸めるなどのいろいろな動きが必要になるため、制作を楽しむ中で自然とリハビリを行うことが可能です。

認知症の防止になる

壁面飾りの制作を、芸術療法(アートセラピー)として取り入れることもできます。

芸術療法(アートセラピー)とは、芸術活動によって五感を刺激し、脳の活性化や精神の安定を促す非薬物療法のことです。

利用者様の潜在的な能力を引き出すため、自己肯定感を高めたり、認知症の進行を遅らせる効果も期待できます。

また、利用者様の作品から、言葉で表現できない心の状態を調べることも可能です。

>>>あわせて読みたい「認知症ケアにも!介護に役立つ芸術療法(アートセラピー)とは?」

施設に愛着がわく

季節ごとに内容を変えて一年中楽しめる壁面飾りは、利用者様自身がレクリエーションとして定期的に参加・制作を続けることで、施設に愛着がわくという効果があります。

自分自身で作った作品が壁に飾られることにより施設に所属しているという感覚が強くなり、安心感を得ることにもつながります

壁面飾りを作るときの3つのポイント

ご高齢者と一緒に壁面飾りを作る際、気をつけるべきポイントを3つご紹介します。

安全に配慮する

壁面飾りを楽しく制作するためには、安心・安全な環境を整えることが大切です。

スタッフ全員が協力し、事故やケガの防止を徹底することで、利用者様に楽しい時間を過ごしていただけます。

そのためには、利用者様お一人おひとりのペースを尊重し、普段と異なる様子がないか観察を怠らないよう注意することが必要です。

わかりやすいモチーフにする

壁面飾りを制作する際、複雑なものではなく誰が見ても理解できるモチーフにすることで、ご高齢者に興味を持ってもらいやすくなります。

七夕や夏祭りなど一般的に浸透しているイベントや、あじさいやひまわりなどの季節を象徴する花は、壁面飾りのモチーフとしてぴったりです。

簡単に作れるものを選ぶ

シンプルで作りやすいデザインのものを選ぶことも、壁面飾りの制作においては重要となります。

例えば安全ピンのような、小さくて危険度の高いものを使用する作品を選ぶと、床に落ちたときに利用者様が踏んでしまい、ケガにつながる恐れがあります。

ほかにも、細かいデザインのものを作ろうとすると一つひとつの装飾が小さくなり、利用者様が装飾を誤食してしまう可能性があります

このようなリスクを避けるため、デザインは作りやすく、シンプルなものを選ぶと良いでしょう。

 

介護施設での夏の壁面飾りのアイデア

夏におすすめのモチーフ

ご高齢者にもわかりやすい、夏を感じられるモチーフをご紹介します。

花火
お祭り

太陽
ひまわり
朝顔
あじさい
金魚
スイカ
アイスクリーム

壁面飾りの作り方

壁面飾りの作り方をご紹介します。

介護施設での壁面飾りの制作は、ハサミやのり、折り紙や色鉛筆など、少ない道具で簡単に作れる方法で作ることがおすすめです。

つるし飾り

風鈴や金魚、水しぶきなどの飾りを壁につるすことで、施設全体に清涼感を出すことができます。

切る、貼るというシンプルな工程で作ることができるところも、つるし飾りの良さの一つです。

今回は風鈴の作り方をご紹介します。

無地の折り紙や和風のちよ紙など、色や柄を変えることでいろいろな風鈴が壁に並び、見ているだけで楽しい気分になれます。

紙飾り

朝顔やあじさい、ひまわりなどの夏を象徴する花も壁面飾りにはかかせません。

紙を丸めたり切り貼りすることで、ご高齢者でも簡単に作ることができます。

また、今回ご紹介する制作方法は、花びらをたくさん作る必要がないため、簡単に時間をかけずに作ることができます

塗り絵

職員が塗り絵の枠を用意し、ご高齢者が枠内に色を塗るという制作方法です。

配色に迷ってしまうこともあるため、見本を用意するとよりスムーズに楽しく制作することができます。

夏の風物詩である花火は、白い紙で作ることでご高齢者に好きな色で仕上げていただくことが可能です。

花火の飾りは塗り絵だけでなく、色紙で作る方法もおすすめですよ。

>>>あわせて読みたい「介護のレクリエーションって何のため?目的や盛り上げ方を解説」

まとめ

季節に合った壁面飾りには、会話のきっかけをつくる効果や、施設に愛着がわくという効果があります。

利用者様にもリハビリの一環として楽しく取り組んでいただけるため、レクリエーションとしても最適です。

安全に配慮しつつ、利用者様と一緒に施設内を明るく楽しく彩りましょう。

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