お役立ち情報
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介護施設でイースターにまつわるレクを取り入れてみるのはいかがでしょうか。イースターとは、3月の春分の日を過ぎた、最初の満月の日の次の日曜日に行われる「イエス・キリストの復活祭」です。最近では、イースターをレクリエーションに取り入れる介護施設が増えています。本記事では、介護施設でイースターレクを行うメリットやおすすめのレクネタについてご紹介します。
■目次
イースターとは、「イエス・キリストの復活祭」のこと。
ユダヤ教を批判したとして、十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが、3日後に復活したことを祝うお祭りです。
「イースター」は、古代ゲルマン神話に登場する春の女神「エオストレ」に由来します。
イエス・キリストの復活と、春の象徴である女神のイメージが共通することから、「イースター」として、イエス・キリストの復活と春の訪れを祝うようになりました。
また、イースターのモチーフとなっている「うさぎ」と「卵」には、以下のような意味があるといわれています。
●うさぎ:繁殖力が強いことから「生命力」や「繁栄」を象徴している
●卵:「生命の誕生」を象徴している
ほかにも、「うさぎがイースターエッグを運ぶ」といわれているのをご存知でしょうか。
うさぎがイースターの前日に森の中に卵を隠し、子どもたちがうさぎが隠した卵を探すというゲームをしていたからであるという逸話に由来します。
ちなみに、世界遺産であるモアイ像で有名な「イースター島」は、イースターの日である1722年4月5日に発見されたことにちなんで、島の名前が決定したそうです。
日本の高齢者の方々には、あまり馴染みがないイベントであるイースター。
介護施設のレクリエーションとして取り入れることに、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここからは、介護施設でイースターレクを導入するメリットを3つご紹介します。
利用者様の中には、キリスト教を信仰されている方や、友人知人にキリスト教を信仰されている方がいて、昔からキリスト教に馴染みがあるという方もおられます。
また、イースターレクは、キリスト教やイースターに馴染みがない方でも楽しむことができるレクリエーションです。
桜の壁紙と併せて、可愛らしいうさぎや、カラフルなイースターエッグの小物を飾ることで春の訪れや季節感を感じることができます。
イースターは、日本の高齢者にとってはあまり馴染みのないイベントです。
そのため、「どこの国の行事?」と興味を持ってもらいやすい傾向があります。
イースターをレクに取り入れることで、新しい文化に触れることができるため、利用者様にとっても良い影響を与えることができます。
イースターのレクとしてお菓子作りや創作活動に取り組むことで、認知症がある利用者様の徘徊防止につながります。
春は寒かった冬から一気に気温が上がって暖かくなるため、認知症がある利用者様の徘徊が多い時期です。
イースターレクでは1つのことに熱中して取り組むことができるため、徘徊防止に効果的です。
介護施設で盛り上がるイースターにまつわるレクを3つご紹介します。
ぜひ、イースターの時期に介護レクとして取り入れてみてください。
うさぎやイースターエッグを題材にした壁画を作って、介護施設のフロアに飾るというレクです。
壁画はさまざまな作り方があるため、利用者様の身体機能や介護度に合わせて、適した作り方を選ぶようにしましょう。
壁画の作り方の一例は、以下の通りです。
●塗り絵:大きな用紙を分割し、利用者様が完成させた塗り絵を1つにつなげます。
●ちぎり絵:大きな用紙を分割し、利用者様が完成させたちぎり絵を1つにつなげます。
●ペーパークイリング:画用紙を1cm幅に切って片方の端に両面テープを貼り付けます。爪楊枝で画用紙を巻いて両面テープで留めたものを、大きな用紙に貼り付けます。
利用者様が協力して1つの大きな壁画を作るのも良いですが、個人で思い思いに作成するという方法もおすすめです。
利用者様の得意な方法でイースターの壁画を作ってもらうことで、個性溢れた作品が出来上がります。
イースターといえば、可愛らしい顔や模様を描いたイースターエッグ作りです。
イースターエッグは、キッチン用品を使って簡単に作ることができます。イースターエッグの作り方は、以下の通りです。
①卵に穴を開ける
フォークを斜めに持ち、フォークの先の1本で卵に穴を開けます。
力を入れると穴が大きくなってしまうため、力加減をし、少しずつ開けるようにしましょう。
②卵の中身を取り出す
卵に開けた穴から、ボウルに中身を取り出します。
爪楊枝で黄身を潰すと、取り出しやすくなります。
中身が全て取り出せたら、水ですすいで乾かしましょう。
中身は保存せずに、すぐに加熱調理をしましょう。
③飾り付けをする
最後に、卵の殻に飾り付けをしたら完成です。
サインペンや絵具で絵を描いたり、色を塗ったり、ビーズやスパンコールリボンなどを接着剤で付けると可愛くなります。
もし卵の殻が割れてしまっても、割れた殻を飾りにして再利用することができます。
イースターエッグで取り出した卵の中身を使って、お菓子作りレクを実施します。
調理する際は、利用者様に手伝ってもらうのも良いでしょう。
お菓子が出来上がったら、コーヒーや紅茶、緑茶などの飲み物も準備します。
ティーパーティーと称して、オシャレなテーブルクロスや飾り付けをすることで、普段は水分を拒否する方でも自然と水分補給ができるようになります。
>>>あわせて読みたい「介護施設でのおやつの役割は?高齢者向きのおやつを選ぶポイント」
イースターレクで作った壁画やイースターエッグなどの作品は、利用者様やご家族の方、来訪者が見て楽しめるよう、介護施設のさまざまな場所に飾ることができます。
イースターレクを楽しんだ後はぜひ、作品を以下のような方法で飾ってみてください。
●壁画をフロアや廊下に飾る
●イースターエッグをフロアのテーブルに飾る
●利用者様の居室に卵の殻を使った花瓶や、イースターエッグのツリーを飾る など
イースターレクで作った作品は、利用者様に持ち帰ってもらい、ご自宅でも楽しむことができます。
小さなカゴやバッグを作って、利用者様が作ったイースターエッグを持ち帰ってもらいましょう。
イースターレクは、介護施設とご家族をつなぐ作品を作ることができるため、ご家族の方とのコミュニケーションや信頼関係の構築にもつながります。
>>>あわせて読みたい「【3月のレク】介護施設におすすめ!高齢者向けレクを紹介」
イースターレクと聞いてもあまりイメージが浮かばない利用者様が多いため、工作やお菓子作りなど、利用者様に馴染みがある内容を取り入れることが大切です。
馴染みがない文化に触れることで、利用者様の興味を引くレクを行うことができます。
イースターの時期はぜひ、介護施設でイースターレクを取り入れてみてください。
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