介護施設でお花見をしよう!室内・屋外別おすすめレクアイデア

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介護施設で春によく実施されるお花見レク。ただ外出して桜を見る以外にも、春を感じられるお花見レクアイデアはたくさんあります。今回は、介護施設でできる室内・屋外別のおすすめお花見レクアイデアや、お花見レクを実施する注意点についてまとめました。

介護施設でお花見をしよう

春に介護施設で企画される代表的なレクとして、お花見が挙げられるでしょう。

桜は地域によりますが3月下旬ごろから咲きはじめ、4月の上旬頃まで見ることができます。
いつでも見られるものではないため、お花見に出かけて鑑賞したいという利用者様も少なくありません

外出に問題のない利用者様であれば外出してお花見ができますが、要介護度の高い方は参加できないということも。
そのため介護施設でのお花見レクでは、全ての利用者様が参加できるおうなアイデアを考えることが大切です。

以下では、介護施設でできるお花見レクのアイデアについて解説します。

【室内】介護施設でできるお花見レク

要介護度が高く外出できない利用者様が多い特別養護老人ホームなどでおすすめの、室内でできる簡単お花見レクを紹介します。

お料理

お花見にちなんだ簡単な料理を利用者様と行うレクリエーション。

座ったまま手を動かすだけでできるお料理は、手先を動かすことから脳トレにもつながります

お花見レクでおすすめのレシピには、以下のようなものが挙げられます。

 ちらし寿司
 桜餅
 三色団子
 練り切り
※クリックするとレシピ動画が表示されます

工作

お花見にちなんで、桜に関連する工作を行うこともおすすめです。

ホールに飾る壁面装飾を作ったり、個室に飾れる小さなものを作ったりなど、アイデアの幅も広がります。

外出できなくても、自分たちで創り出した桜に囲まれてお花見気分を味わうことができるでしょう。

歌・カラオケレク

施設内で盛り上がりやすいレクといえば歌・カラオケレク。

お花見にちなんで、桜や春に関連する歌を歌ってみましょう。
「♪さくらさくら」や「♪花」、「♪春が来た」といった童謡・唱歌がおすすめです。

春に歌いたいおすすめの歌は、以下の記事で詳しく解説しています。

>>>あわせて読みたい「【春の歌】介護施設で歌おう!高齢者におすすめの春の歌16選」

クイズ

桜や春、4月にちなんだクイズもおすすめ。
意外と知らないことも多く、盛り上がること間違いなしです。

個人戦や団体戦にして、得点を競ってもいいでしょう。

〇✖ゲームにしたり三択クイズにするなど、難易度は利用者様に合わせて設定しましょう。

<桜にちなんだクイズ>
Q:桜の花びらは何枚? 【A:5枚】
Q:桜の花びらが一斉に散る様子を何という? 【A:桜吹雪 】
Q:桜の花がデザインされている硬貨は何円硬貨? 【A:100円硬貨】
Q:国指定の天然記念物である「神代桜」樹齢何年? 【A:約2000年】
Q:夜桜を楽しむようになったのは何時代から? 【A:平安時代】
Q:桜はタンポポの仲間である、〇か✖か? 【A:✖ バラの仲間】

俳句大会

春の季語を用いて、俳句大会を開くのもおすすめ。

5・7・5音や季語を考えて俳句を作る作業は、脳の活性化にもつながります。

最後に皆で披露し、投票で最優秀賞を決めるなどの企画につなげることもできるでしょう。

俳句が難しい場合は、季語が不要でより親しみやすい川柳にすることもおすすめです。

俳句:5・7・5の17音に合わせて自然を対象に詠む。季語が必要。基本的に文語体。
川柳:5・7・5の17音に合わせて人事を切り取る。季語は不要。口語体が一般的。

【屋外】介護施設でできるお花見レク

外出ができそうであれば、屋外でのお花見レクを企画してみましょう。

屋外でできるお花見レクのアイデアについて紹介します。

散歩

施設の近隣で短時間であれば、散歩をしながらお花見をすることもできます。

ご自身で歩ける方には補助をし、車椅子の方は介護士が押してあげましょう。

自力で移動が必要な散歩は長時間実施できないため、桜が施設の近隣に咲いているといった場合におすすめです。

おやつの配布

外出先でおやつを配布し、外でいただく時間を作るのもおすすめ。

特別感やお花見気分を味わうことができます。

配布するおやつは、春を感じられるようなものがおすすめ。

先述したお料理レクで作ったものを、持ち出して外で食べるのもいいでしょう。

写生大会

桜や春の風景を見ながら絵を描く、写生大会のレクリエーションもおすすめです。

本格的な絵具でなくても、クレヨンや色鉛筆など、握りやすく描きやすいものであれば何でもOK。
利用者様に思い思いの風景画を描いていただきましょう。

絵を描く時間は集中力や指先の機能向上につながります

外でそれを行うことで、より特別感を感じることもできるでしょう。

フォトコンテスト

外出した先の風景をきれいに撮影する、フォトコンテストのアイデアです。

シャッターを切るだけで記録できる写真は、写生といった作業が難しい方でも参加できます。

カメラは本格的なものでなくても、インスタントカメラやスマートフォンのカメラなど、簡易的なものでOK

誰が撮影したものか分かるように記録しましょう。

撮影した写真は現像して、施設に飾ってもいいですね。

お花見レクを行う注意点

お花見レクを行う際は、いくつかの注意点があります。

安心・安全にレクを実施できるよう、注意点はしっかり理解しておきましょう。

企画は利用者様に合わせる

レクリエーションの企画内容は、利用者様の要介護度に合わせましょう。

要介護度が低い方は外出などのレクに参加することができますが、反対に要介護度が高い方は参加できるレクが限られてしまいます。
「私はお花見の行事に参加できなかった」と利用者様ががっかりされないように、個々でのサポートをはじめ、全員が平等に行事に参加できるよう調整することが大切です。

例えば室内・屋内とレクのグループを分ける、要介護度に合わせて実施日や内容を変えるなど、企画方法を工夫してみましょう。

駐車場・トイレの位置をチェック

遠方に外出をする場合は、駐車場とトイレの位置をあらかじめ確認することが大切です。

駐車場は位置をはじめ、桜を見る場所からどれくらい離れているか、車椅子を広げるスペースがあるかなどを確認します。

トイレは職員が移乗するのに十分なスペースがあるか、車椅子を横づけできる多目的トイレがあるかなどを確認しましょう。

また一般の方も利用する公衆トイレでは、例えば男性用トイレに女性介護士が入って移乗介助をすることがはばかられます。
引率する介護士の男女バランスにも気を付けましょう。

外への持ち物をチェック

外出する際は、外でも介護に困らないように持ち物をチェックしましょう。

屋外でのお花見レクで必要とされる持ち物には、以下のものが挙げられます。

施設とつながる携帯電話
 防寒用の毛布やひざかけ
 予備のリハビリパンツ
 タオル
 折りたたみ椅子
 飲み物とコップ
 ビニール袋やゴミ袋
 カメラ
 レクに必要な道具

まとめ

春に介護施設で行われるレクとして代表的なお花見レク。

外出して桜を見る以外にも、さまざまなアイデアがあります。

利用者様に合わせて適切なレクを企画することが大切です。

本記事を参考に、全ての利用者様に喜んでいただけるようなお花見レクを企画しましょう。

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