お役立ち情報
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訪問介護で働く介護士には、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。利用者様のご自宅での生活をサポートする訪問介護のお仕事。施設での介護業務とは異なる点も多いため、訪問介護で働くことを検討している場合は、事前に訪問介護の仕事についてしっかりと調べておく必要があります。今回は、訪問介護で働く介護士のメリットやデメリット、向いている人の特徴などについて解説します。
■目次
訪問介護で働く介護士は、どのような業務を行っているのでしょうか。
主な業務内容の例をご紹介します。
身体介助とは、利用者様の体に直接触れて行う介助のことを指します。
身体介助の具体的な内容は以下の通りです。
●食事介助
●入浴介助
●排泄介助
●おむつ交換
●整容介助
●着替えの介助
●移動、移乗介助
●体位変換介助
●服薬介助
生活支援とは、利用者様の日常に必要な身の回りの生活のサポートのことを指します。
生活支援の具体的な内容は以下の通りです。
●料理
●掃除
●洗濯
●ゴミ出し
●日用品の買い物
●整理整頓
●ベッドメイク
●薬の受け取り
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訪問介護で働く介護士のメリットを5つご紹介します。
施設での介護とは違い、訪問介護は利用者様と一対一で接する時間が長く、一人ひとりに向き合う介護ができます。
利用者様と時間をかけてコミュニケーションを取れるため、しっかりと信頼関係を築きながら業務にあたることができるでしょう。
利用者様だけでなく、利用者様のご家族様とも話す機会が多く、利用者様についての情報を共有しやすいなどのメリットもあります。
訪問介護は、利用者様によって必要な介助が異なったり、ご自宅の環境が異なったりするため、求められる業務内容の幅が広いという特徴があります。
利用者様のニーズや置かれている環境に合わせた対応をしていくうちに、さまざまな介護技術を身に付けることができるでしょう。
訪問介護は事業所に行かずに直行直帰が可能であったり、数時間単位での働き方ができたりする場合が多いです。
また、24時間対応の事業所でない限り、基本的には夜勤なしで働くことができます。
介護施設のような長時間での勤務や夜勤を避けたいという方には、柔軟な働き方が叶うという点がメリットになるでしょう。
訪問介護の介護士としての経験を積むことで、サービス提供責任者や管理職などの役職を目指すことができます。
サービス提供責任者とは、訪問介護の利用者様の介護計画書を作成したり、ヘルパーの教育や指導をしたりする職種のことを指します。
介護のスキルを身に付けながら、さらにキャリアを積みたいと考えている方にはメリットになるでしょう。
施設で働く場合、ほかの職員とのチームワークが必要不可欠ですが、訪問介護では一人で利用者様の自宅を訪れることが一般的です。
業務をするうえで、ほかの職員と関わる機会が少ないため、人間関係の悩みやトラブルが生じにくいでしょう。
そのため、自分のペースで集中して介護業務に取り組めるというメリットがあります。
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訪問介護で働く介護士のデメリットを5つご紹介します。
基本的には一人で利用者の自宅を訪問するため、何か分からないことがあった際や、トラブルが起きた際に、一人で対処しなければなりません。
どうしても解決できない場合は、事業所やほかの職員に電話で連絡を取ることは可能ですが、あらゆる問題を一人で対処できる対応力が必要になります。
そのため、業務に慣れないうちは仕事に不安を覚えることもあるかもしれません。
訪問介護では、決められた時間内に指定された業務をこなさなければなりません。
利用者の状況によっては業務が思うように進まず、長引いてしまうこともあります。
時間内に業務を終えられなかったり、次の利用者様の自宅に訪問する時間が遅れたりすると、クレームにつながるおそれがあるため注意が必要です。
利用者様の自宅を訪れる際は、車や自転車を使って自分で移動する必要があります。
車の運転に不安がある方や、体力に自信がない方にとっては、移動が多い訪問介護の仕事は負担になってしまう可能性があります。
移動の負担を軽減したいという方は、訪問先のエリアが近い事業所や、施設内の訪問介護事業所を選ぶようにしましょう。
訪問介護では、施設での介護と異なり、ほかの職員が仕事をしている様子を見る機会が少ない傾向にあります。
そのため、自分の間違いに気が付きにくくなったり、介護のやり方が自己流になったりしてしまいます。
利用者様一人ひとりに合わせた介護ができる半面、知識や技術が偏ってしまいがちというデメリットがあるでしょう。
雇用形態によっては、施設の介護士に比べると収入が安定しにくい傾向があります。
特に、非正規雇用の職員は訪問件数や時間に応じて給与が決まるため、利用者様の数が少ないと収入が下がってしまうこともあるでしょう。
また、訪問介護で夜勤がある事業所はあまり多くはないため、夜勤で稼ぎたいという方にはデメリットになります。
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訪問介護に向いている人とはどのような人なのでしょうか。
訪問介護に向いている人の特徴をご紹介します。
●幅広い介護技術を学びたい人
●利用者様としっかり向き合う介護をしたい人
●自分のペースで業務を行いたい人
●責任感を持って仕事ができる人
●臨機応変な対応ができる人
●細やかな気遣いができる人
●柔軟なシフトで働きたい人
訪問介護で働く介護士は、利用者様やご家族様の気持ちに寄り添い、丁寧できめ細やかなサービスを提供する必要があります。
また、一人で業務を全うできる責任感や対応力も必要です。
このような特徴に1つでも当てはまる方は、訪問介護の介護士に向いている可能性があります。
訪問介護で働きたい場合、何から始める必要があるのでしょうか。
訪問介護で働くためにすべきことを解説します。
<必要な資格の例>
●介護職員初任者研修
●介護福祉士実務者研修
●介護福祉士
訪問介護で働くためには、介護職員初任者研修以上の資格が必要になります。
利用者様の体に直接触れる身体介護を行うには、介護職員初任者研修以上の資格を持っていることが条件となるためです。
訪問介護の介護士を目指す方で、まだ介護の資格を持っていないという方は、介護職員初任者研修の資格取得を目指すことから始めましょう。
訪問介護にはさまざまな働き方が存在します。
利用者様のご自宅に直接お伺いする働き方や、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの施設内の訪問介護もあります。
また、正社員やパート以外に登録ヘルパーという働き方もあります。
登録ヘルパーとして働く場合、自分が働きたい曜日や時間を設定し、その時間のみ働くことができます。
自分に合った働き方を考え、希望の条件に見合う求人を見つけられるようにしましょう。
今回は、訪問介護の介護士として働くメリットやデメリットなどについてご紹介しました。
訪問介護は、利用者様と一対一でじっくりと向き合いながら業務に取り組むことができます。
自分にあった働き方や介護観を大切にしながら働きたいという方や、施設での介護で積んだ経験を活かしたいという方は訪問介護の介護士として働くという選択をしてみてはいかがでしょうか。
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