【介護士必見】訪問介護へ行きたくないときの対処法4つ

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訪問介護に携わる皆さんは、仕事に行きたくないと思われたことはありますか?訪問介護は基本的に1人で動く介護サービスのため、その分責任や負担など重く感じてしまうこともありネガティブな気持ちを抱いてしまうこともありますよね。この記事では、訪問介護に行きたくない理由や行きたくないときにできる対処法4つ、訪問介護で働くメリットとデメリットについて解説します。

訪問介護とは?

訪問介護とは要介護者の自宅に職員が出向き、身体介護や生活援助を提供することで利用者の在宅生活が支援できるサービスのことです。

また、要支援者は介護予防訪問介護を受けられます。

提供できるサービスは主に身体介護サービス・生活援助サービスに分かれます。

身体介護サービス ・食事介助
・入浴介助
・排泄介助
・移乗介助
・更衣介助
・体位変換
・歩行介助
・清拭 など
生活援助サービス ・掃除
・洗濯
・食事準備
・買い物 など (医療行為は除く)

訪問介護のメリットは、職員が訪問することで利用者にとって住み慣れた自宅で安心して介護を受けられる点です。

また外出できない、外出に抵抗がある利用者にも介護サービスを提供することが可能になります。

訪問介護に行きたくない理由

訪問介護に行きたくない理由とは何があるでしょうか?

よくある4つの理由を紹介します。

1人での対応に不安や緊張がある

訪問介護は介護職員1人で向かうことが多いため、不安や責任を感じることがあります。

教えてもらった通りの仕事がスムーズにできればいいですが、訪問時に利用者がいない、利用者が体調不良で介護サービスが提供できないなど想定外のことが起きる場面もあります。

経験が浅い介護職員や、経験があっても新規の利用者と関わるときなどは多少不安や緊張も感じながらの仕事になるかもしれません。

利用者が介護を受け入れてくれない

利用者自身が介護を受ける必要性を感じていなかったり、認知症で訪問介護の理解が難しくなっていると介護拒否されてしまうこともあります。

中には家にも入れてもらえず全くサービスが提供できないときもあり、そういったことが重なると職員自身が責任を感じ仕事が憂鬱になってしまうでしょう。

>>>あわせて読みたい「【介護士必見】介護拒否されてしまったら?事例や原因を解説」

利用者と相性が合わない

介護のプロといっても利用者と相性が合う・合わないは多少あります

その中でも利用者がサービス外のことを度々依頼してきたり、認知症状によって怒りっぽい、口調が怖いといった方も時々おられます。

職員側が利用者との関わりにかなり気を遣わなければならず、ストレスを感じてしまうことが続くと、訪問へ行くたびに疲れてしまうかもしれません。

家族と相性が合わない

施設で介護サービスを提供する場合は職員と利用者しかいませんが、訪問介護の場合家族が同席していることもあります。

家族が見ている中でのサービス提供自体に緊張する方はいますが、その家族と合わないことがあると訪問が辛くなってしまう場合もあります。

訪問介護に行きたくないときにできる対処法4つ

訪問介護に行きたくない理由をふまえて、できる対処法を4つ紹介します。

何が嫌なのか頭の中を整理する

まずは、なぜ訪問介護に行きたくないのかを考えてみます

仕事に慣れていないからなのか、利用者や家族との関係なのか、もっと別のものなのか頭の中を整理しましょう。

また、自分の身体・精神面の確認もポイントです。

元々のコンディションが悪ければストレスに弱くなっていることも考えられるため、仕事面より体調面をまず整えてもいいかもしれません。

嫌なことに対してできることをしてみる

1人での訪問に対する不安や仕事に慣れていないことが原因なら、もう少し働いてみると次第に利用者とも関係が構築でき気持ちが楽になることもあります。

利用者や家族との関わり方を見直してみたり、今より積極的にコミュニケーションをとってみるなど、少しの工夫で改善されることがあるかもしれません。

特に認知症の方とは、関わる時間が多くなるほど上手い対応方法を掴めてくるため、次第に良い関係が築けることもあります。

過負担にならない程度に、今の自分ができることをしてみましょう。

管理者・同僚に相談する

仕事に対して前向きになれない場合、管理者に相談してみましょう。

管理者にとってはそのことが原因で職員が働けない状態に陥ったり、利用者とのトラブルになることを事前回避できるため、相談することは悪いことではありません

今までの経緯や実際に取り組んでみたことも含め話すことで、働き方や担当の変更など管理者も対応してくれます。

また、同僚に相談することで仕事に対するネガティブな気持ちに共感してくれたり、対処法を教えてくれることもあるため、自分と同じような立場の職員にも積極的に打ち明けてみましょう

別の介護サービスへの転職を検討する

そもそも訪問介護という介護サービスの形態が自分に合わないと思った場合、別の介護サービスへの転職も検討した方が良いでしょう。

訪問介護は基本的に1人で動きます。

ある程度自分のペース・裁量で働くことが向いている人もいれば、複数の職員がいる中で安心して働きたいという人もいます。

介護サービスといっても働き方はさまざまです。

自分に合った働き方ができる介護サービスを探してみることもおすすめします。

訪問介護で働くメリット・デメリット

訪問介護で働くメリットとデメリットを紹介します。

訪問介護で働くメリット

利用者と1対1で関われる

介護施設で働くと複数の利用者に対応していかなければなりませんが、訪問介護は1人の利用者に集中して関われます。

個別援助がしたいという方には訪問介護がおすすめです。

職員間の人間関係トラブルが少ない

介護施設では複数の職員と連携してチームで動くことが必要になります。

それが時にはトラブルになったり、人間関係に悩むことにもなります。

しかし訪問介護は基本的に1人で動くため、そういったトラブルはなく、自分のペースを大切にして働けるでしょう。

訪問介護で働くデメリット

すぐに他の職員を頼れない

訪問介護は1人で利用者宅に向かうため、何かあったときは電話で事業所へ連絡しなければ他職員と連携がとれません。

その場で臨機応変に対応できる力が必要とされます。

時間内にサービスを提供しなければいけない

訪問介護はサービスの提供内容・提供時間が決められています

時間内に終えられればいいですが、利用者のその日の状態によっては長引く場合もあり、その後の訪問予定に響くことがあるかもしれません。

まとめ

訪問介護に行きたくない…と思うことは決して悪いことではありません。

誰もが仕事に行きたくないという気持ちを一度は持ったことがありますし、それを乗り越えていきます。

しかしもし働き方自体が自分に合っていないのであれば、転職で自分に合った職場をみつけることが大切です。

なぜ行きたくないと思うのか、自分を見つめなおしてみてくださいね。
 

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