お役立ち情報
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寒さが厳しい冬の時期こそ、介護施設ではレクリエーションの一環として、体操を積極的に取り入れることをおすすめします。冬の介護施設では利用者様の体調不良が増えたり、運動不足によって筋力や免疫が低下しやすくなったりする傾向があります。寒い冬を乗り越えるためにも、利用者様と一緒に体操を行うことで、健康で丈夫な体づくりを目指しましょう。
■目次
高齢者の方にとって、一年の中でも冬は特に健康リスクが増加する季節です。
介護施設で気を付けたい冬の健康リスクについて、いくつかの例をご紹介します。
●手足の冷え
●感染症
●腰や肩の痛み
●関節痛
●血行不良
●ヒートショック
●脱水
●皮膚の乾燥
冬の介護施設では、このように多くの健康リスクが挙げられます。
利用者様の健康を維持するためには、日頃から利用者様の体調管理をしっかりと行うことや、免疫力や体力を低下させないための生活習慣や運動習慣を身に付けることが重要です。
>>>あわせて読みたい「【介護士必見】寒さで引き起こされる健康上のリスクと対策を解説」
健康リスクが増加する時期だからこそ、冬の介護施設で行う体操にはさまざまなメリットがあります。
冬の介護施設で体操をする重要性について、いくつかの例をご紹介します。
適度な運動を行うことで、体を温めたり、血行を促進させたりする効果が期待できます。
高齢になると体温を調整する機能が低下しやすくなるため、寒い冬は特に適切な体温を維持するためにも、体操は効果的だといえるでしょう。
体操をすることで血行も良くなり、手足の指先の冷え解消や関節痛の緩和にもつながります。
感染症が流行しやすい冬は、免疫力を高めることが非常に重要です。
適度な運動を行うことで基礎体力や免疫力が高まり、ウイルスの感染を予防することができます。
過度な運動はかえって体力を消耗させ過ぎてしまうおそれがあるため、運動量には注意するようにしましょう。
寒さのせいで部屋にこもってしまいがちな冬は、運動不足になる利用者様が多くいます。
運動量が不足していると、脳の認知機能も低下しやすくなってしまうため注意が必要です。
運動は脳の活性化につながり、認知機能の維持や向上などの効果があります。
楽しみながら体操を行うことで、心身の活性化にもつながるでしょう。
>>>あわせて読みたい「介護施設でできる冬の寒さ対策|冷えが高齢者にもたらす影響とは」
冬の介護施設でおすすめの体操をご紹介します。
椅子に座ったままできる、全身を使った体操です。
手や足の先まで大きく使った体操のため、寒さで冷えた体も、指先までしっかりと温めることができます。
伸ばすところは思い切り伸ばし、体を大きく動かすことがポイントです。
椅子に座ってできる、冬の童謡に合わせた体操です。
「冬景色」「北風小僧の寒太郎」「お正月」など、一度は聞いたことがある童謡で構成されているため、誰でも楽しみながら参加できます。
冬らしい歌詞に合わせた振り付けもあり、利用者様と共に季節を感じながらできる体操です。
「ジングルベル」「きよしこの夜」「もろびとこぞりて」などのクリスマスソングに合わせた、座ったままでできる体操です。
冬の時期ならではの曲を聞きながら、楽しく体を動かすことができます。
クリスマスのレクリエーションとして取り入れるのもおすすめです。
冷えやすい手足の指先を重点的に温める体操です。
座ったままでできるため、体を動かすことが難しい利用者様にも参加していただきやすく、指先の冷えを解消するのに効果的です。
口腔体操として行われることの多い「パタカラ」と、冬の代表的な童謡である「雪」を合わせた体操です。
冬は寒さによっていつも以上に顔や首、口まわりの筋肉が固まりやすくなってしまうため、食事の前にぜひ取り入れたい口腔体操です。
ふくらはぎや太ももなど、全身を使った運動で凝り固まった筋肉をほぐす体操です。
約3分という短い時間ですが、全身が温まっていくのを十分に体感できます。
利用者様の状態に合わせて、2セット、3セットと回数を増やしてみるのも良いでしょう。
>>>あわせて読みたい「【介護士必見】高齢者向け体操で健康に!おすすめの歌や注意点」
冬の介護施設で体操を行う際に抑えておきたいポイントを4点ご紹介します。
介護施設で体操を行う際には、利用者様に楽しんで参加していただくことを重視すると良いでしょう。
強制的に参加させようとしたり、体操することを押し付けたりすると、利用者様はストレスを感じてしまいます。
あまり乗り気でない利用者様がいる場合は、利用者様本人の意思を尊重し、無理に参加させないようにしましょう。
この体操をすることでどのような効果やメリットがあるのかを、体操を始める前に利用者様に分かりやすく説明するようにしましょう。
理由や目的の説明をせずに体操を始めてしまうと、利用者様はあまり興味を持てなかったり、戸惑ったりしてしまいます。
体操を行う理由が明確になることで、利用者様が積極的に参加しやすい環境を作ることができるでしょう。
体操や運動は、継続的に行うことでより大きな効果を発揮します。
体操を継続するためには、一回一回の体操を利用者様が無理なく参加できる内容にすることが大切です。
体操の内容や時間、頻度などを計画的に考え、利用者様が楽しく続けられる範囲で取り組めるようにしましょう。
体操をする際は、利用者様のその日の体調や健康状態に応じた内容を考えるようにしましょう。
無理な運動をしてしまうと、余計に体調が悪化してしまったり怪我の原因になったりする可能性があります。
利用者様の状況に応じて体操の内容を変更するなど、臨機応変に対応することが重要です。
>>>あわせて読みたい「【12月のレク】介護施設におすすめ!高齢者向けレクを紹介」
今回は、冬の介護施設でおすすめの体操や、抑えておきたいポイントについてご紹介しました。
寒さが厳しくなるにつれて、利用者様の健康に危害をおよぼすリスクが高くなってしまいます。
寒い冬を乗り越え、利用者様に元気で健康な状態で毎日を過ごしていただくためにも、ぜひ本記事でご紹介した体操を取り入れてみてください。
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