お役立ち情報
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転職回数が多いことで、「面接で不利になるかも」と不安を抱えている介護士は意外と多いのではないでしょうか。その理由には、介護士の離職率の高さも影響しています。転職回数が多い介護士でも、アピール次第でスムーズに採用されるケースは多いです。転職回数が多い介護士が面接に受かるコツを解説します。
■目次
介護業界は別業種と比較すると、従業員の離職率が高い傾向にあり、必然的に転職回数が多い介護士が増えているという問題を抱えています。
なぜ、早期離職・転職をする介護士が多いのでしょうか。
その原因は以下の通りです。
介護の仕事はベッドと車椅子の間の利用者様の移乗介助や、腰をかがめて行う排泄介助・入浴介助など、体力的に負担のかかる業務が多いです。
また夜勤による生活リズムの乱れや腰痛などの悩みから、日勤のみの職場や介護業界以外の別業種へ転職する人が増えています。
介護の仕事は無資格・未経験から始められ、働きながら資格取得や昇進が目指せます。
そのため年齢や勤務経験、持っている資格などが大きく異なる職員が集まり、派閥争いや人間関係トラブルに発展しやすい傾向にあります。
また認知症の利用者様から心無い言葉や介護拒否を受けたり、ご家族から理不尽なクレームを入れられたりと、人間関係のストレスで悩む介護士は多いです。
介護士を志す人は「高齢者と接することが好き」「人の役に立つ仕事がしたい」という熱意を持って志望する人が多いです。
しかし、実際の介護業務は理想と大きく異なる点が多くあります。
「給料が安く、経済的な不安が拭えない」「家庭や子育てとの両立が難しい」といった不満から、退職・転職を選ぶ介護士が増えています。
介護業界の離職率は高く、転職回数が多い介護士は決して珍しくありません。
しかしいざ転職活動をするとなると、「こんなに転職の回数が多いと、面接で不利になるんじゃないか」という不安を感じる人がいます。
結論から述べると、転職回数が多いことは採用面接で不利になりやすいです。
それは、応募先に「この人を採用しても、すぐに辞めてしまうのではないか」という不安を感じさせてしまうためです。
しかし、慢性的な人手不足を抱える介護業界は別業種と比較すると、転職回数の多さが原因で不採用となるケースは少ないといわれています。
一般的に「転職回数が多い」と判断されるのは、以下のような回数です。
短期間での離職を繰り返していると、「長続きしない」「忍耐力がない」といった悪い印象を持たれてしまう可能性があるため、要注意です。
介護業界は別業種と比較すると、中途採用者の転職回数の多さは採用の可否にさほど大きな影響は与えないといわれています。
しかし、早期離職を繰り返していると、転職回数は増える一方です。
「入社後1ヶ月で離職した」「30代で10回以上の転職回数がある」など、面接で悪印象を与える「無駄な転職回数」を増やさないためにできることを3つご紹介します。
転職活動をする際に大切なのは「自己分析」と「転職の希望条件」を明確にすることです。
自分の強みや特技が、転職先の運営指針・働き方に合っているか。
また、自分が転職先に求める希望条件の中から、優先したいものは何か。
収入の多さ・休日の多さ・夜勤や残業の有無など、転職の希望条件を紙に書き出し、その中から絶対に譲れない条件や妥協できる条件をそれぞれ選びましょう。
介護施設にはさまざまな種類や形態があります。
介護施設の種類・形態ごとの特徴を理解することで、自分が希望する転職条件に合った求人をスムーズに探せるようになります。
「介護施設の特徴」と「転職条件」を以下のように照らし合わせてみましょう。
介護士として入社し、職場が合わないと感じて転職を繰り返しているだけでは、転職回数が無駄に増えるだけになってしまいます。
介護士として働く上で、自身のキャリアアップに関する目標を定めることは重要です。
介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)などの資格取得や管理職への昇進など、キャリアプランの目標を定めることで、仕事のモチベーションアップに繋がります。
介護士の転職では転職回数が重視されないことが多いですが、採用担当者によっては、転職を繰り返した理由について質問する人もいます。
転職回数が多い介護士でも、採用担当者に「採用したい」と思わせることができるアピールポイントを3つご紹介します。
転職回数が多い理由を聞かれた場合は、ポジティブな伝え方を心がけましょう。
例えば、「前職の給料の安さに不満があった」という場合は、「自分の能力を正当に評価してもらえる職場に転職したいと感じたから」
また、「前職では残業の多さに不満を感じた」という場合は、「ライフワークバランスがより充実した職場に転職したいと思ったから」
このように、ネガティブな転職理由も言葉や表現を変えてポジティブに伝えることが大切です。
介護の仕事は利用者様の入居や退去による入れ替わりや、利用者様の体調の変化など、日々さまざまな場面で臨機応変に対応する力が求められます。
そのため、「前職ではこういったスキルを習得できた」「これまでこういった経験をした」という具体的なエピソードを交えて説明すると、採用担当者への説得力が高まります。
どの企業も、採用担当者は長く働ける人を採用したいと考えています。
それは、企業が時間や費用をかけて育成した人材が早期離職してしまうと、企業にとってプラスになることが一切ないためです。
転職回数が多い人でも、転職先では長く勤めたいという意思があることをしっかりアピールできれば、採用担当者に好印象を与えることができます。
転職回数が多い人が介護の仕事に転職する際は、「これまで培ったキャリアや経験、介護スキル」「長く勤める意思があること」をアピールすることが大切です。
2つのケースに分けて転職回数が多い人の志望動機・自己PRの例文をご紹介します。
私はこれまで特別養護老人ホーム、訪問介護事業所、デイサービスで、介護職としてさまざまな種別の介護事業所での仕事を経験してきました。
それぞれの職場で必要な配慮や要介護度が異なる利用者様と関わることで、さまざまな利用者様の心身状態に合わせた介護スキルを習得することができました。
貴施設では職員研修や資格取得制度が充実しているため、さらなる介護知識の研鑽に励めると思い、志望致しました。
今後は貴施設での勤務の中で介護福祉士の資格を取得し、ゆくゆくはユニットリーダーへのキャリアアップを目指していきたいと考えています。
私はこれまで営業や接客業、飲食業での勤務経験があり、これまでの仕事で培ったコミュニケーションスキルを貴施設で活かしたいと思い、志望致しました。
営業と接客業では多くのお客様と接し、コミュニケーションスキルを習得し、飲食業では、一人ひとりのお客様に迅速かつ正確な対応を行う力を養ってきました。
介護の仕事は初めてですが、これまでの仕事で身につけた経験やスキルを存分に活かし、介護福祉士の資格取得を目指して、介護技術を習得したいと考えています。
昨今の介護業界の離職率の高さから、転職回数が多い介護職は決して珍しくありません。
転職活動の際は、過去の転職回数や転職理由を誤魔化すことなくしっかり伝えた上で、これまで培ってきた経験や介護スキルを上手くアピールしましょう。
転職に向けて、志望動機や自分の強みをきちんと整理しておくことも重要です。
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