【新卒向け】新卒介護職の志望動機の書き方|ポイントや注意点

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新卒で介護職として就職を目指している学生さん向けに、志望動機の書き方を解説します。そもそも志望動機とは?自己PRとどう違うのか?といった疑問から、志望動機を作成するときのポイントや注意点についてまとめました。本記事を参考に、施設に志望度や本気度をしっかり伝えられる志望動機を作成してみましょう。

志望動機とは?

志望動機とは、なぜ介護職になりたいと思ったか、なぜその施設に入職したいと思ったのかを示す文章のこと。

簡単にいうと「私は介護職・施設のこんなところに魅力を感じ、こんなところで自分と共通点があります」ということを施設側に示す文章です。

施設側は応募者に志望動機を聞くことで、介護職への熱意や施設への志望度、就職の本気度を図ることができます。

自己PRとの違い

志望動機と混同されがちな文章として、自己PRがあります。

これらはそれぞれ異なる役割を担っており、「全く別物」と考えるべきでしょう。

  • 志望動機:施設を志望した理由。施設のどんなところに魅力を感じたか。
  • 自己PR:自分の強み。入職後に自分が活躍できることをアピール。

上記のように、志望動機と自己PRは伝えるべき内容が異なるため、同じようなことを書いていいわけではありません。

同じ内容を書いてしまうと、志望度が低いのでは?と捉えられてしまうことも。

しかし、志望動機と自己PRは一貫性があることが大切です。

志望動機を作成するポイント

志望動機を作成するポイントについて解説します。

介護職を志した理由をまとめる

なぜ介護職になりたいと思ったのか、新卒で介護職を目指す理由についてまとめましょう。

介護職は人手不足であり、明確なビジョンがある応募者を求めています

介護職を志した理由について、具体的に述べることがポイントです。

<介護職を志した理由例>

人手不足といわれる介護業界で人の役に立ちたい

人の世話をするのが得意

介護実習でやりがいを感じた

介護業界のニーズは今後も高まっていくため、その分やりがいが大きいと感じた

身近な人への介護経験から

その施設でなければならない理由を示す

介護職が働く施設には、さまざまな形態があります。

たくさんある施設のなかからその施設に志望した理由を、具体的に述べましょう。

具体的に示すためには、その施設のPRポイントや特徴、ケアの提供方法、方針や理念についてホームページなどでしっかりリサーチすることが大切です。

「この施設だからこそ志望している」ということが伝わるような、熱意を感じられる文章を作成しましょう。

<その施設でなければならない理由例>

施設のケアの提供方針の一致

特定のケアスキル(例:認知症ケアなど)に注力したい

実習に行った際に利用者様やお世話になった職員の方々の姿に魅力を感じた

>>>あわせて読みたい「【新卒向け】介護職の職場の選び方は?施設の種類や選ぶポイント」

入職後にやりたいことを示す

施設に入職した後に、具体的にどういったことに取り組みたいかを示します。

入職後のビジョンがはっきりと見えていることで、面接官に志望度の高さをアピールすることができます

そのために今勉強していることや取り組んでいることがあれば、一緒に記入するといいでしょう。

<入職後にやりたいこと例>

現在学んでいる認知症に関する知識を活かしたケアをしたい

経験を積んで、介護福祉士の資格を取得したい

できるだけ具体的に書く

志望動機の内容は、具体性を持たせることが大切です。

完成した志望動機を読みかえして、「他の職種・施設でも使えそうな内容になっていないか」を確認してみましょう。

<読みかえすときのポイント>

志望先を他の施設として考えても通じる内容になっていないか

介護職でなくてもいい内容になっていないか

抽象的な表現が多すぎないか

志望動機を作成するときの注意点

志望動機を作成するときは、以下の注意点を押さえて作成しましょう。

抽象的すぎることを書かない

抽象的でざっくりしたような志望動機では、施設側に志望度や本気度を伝えることができません。

それどころか「伝えたいことがないのでは」と捉えられてしまい、かえって評価を下げてしまうことにもつながりかねません。

例えば「貴法人の理念に共感しました」のような、どの施設でも通じてしまうような漠然とした内容で作成することは避けるべき

理念のどの点にどのように共感したのか、具体的に述べることがポイントです。

ネガティブなことを書かない

志望動機にはネガティブなことを書かないようにしましょう。

例えば前職に対する不満や、介護業界に対する意見、他職種を目指していたけど頓挫して介護職を目指したなどの内容は、印象がよくありません。

志望動機には、前向きな内容だけを書くようにすることが大切です。

条件面に触れすぎない

実際の応募理由や条件面であったとしても、志望動機で条件面のことに触れすぎることはやめましょう。

志望動機には文字数が限られており、少ない文字数のなかで条件面のことばかり書きすぎると「施設の特徴などには興味が無いのか」「条件面だけで選んでいるのか」と捉えられてしまいます

志望動機には、介護業務のことをメインに書くようにしましょう。

「学びたい」を強調しすぎない

入職してさまざまなことを学びたいと思うことは大切ではありますが、そのことばかりを強調しすぎることもよくありません。

何故なら介護現場は学びだけをする場ではないためです。

学びの姿勢でいることは大事ですが、学ぶためにどうするか、学んだうえでどうしていくかなど、その先のビジョンまで考えることが大切です。

【新卒介護士向け】志望動機の例文

例文❶

介護職を志すようになったきっかけは、祖父が通所していた施設での介護士の方々の姿です。

祖父が要介護認定を受け家族総出で介護を手伝うようになりましたが、介護に対する経験や知識がないため、全員が歯がゆい思いをしていました。
そこで祖父が通い始めたグループホームで、介護士の方々が献身的に祖父のケアを行ってくださっただけではなく、私たち家族まで丁寧にサポートしてくださったことを覚えています。

介護士の方々がいてくださったおかげで、介護士という職業の社会での必要性や、介護士によって救われる人が多数いることを身を持って実感しました。
私も、当時私たち家族を救ってくださった介護士の方々のように、利用者様とそのご家族にとって支えとなれるような介護士になりたいです。

例文❷

貴所の「利用者様の生活を楽しく」という方針に共感し、志望いたしました。

私は介護士として、利用者様一人ひとりに明るい気持ちになっていただけるようなケアを実施したいと考えています。
施設見学で貴所に伺った際、貴所の職員の方々と利用者様が一緒になって笑顔でコミュニケーションをされていた姿や、一人ひとりと深く関わっていた姿に非常に感銘を受けました。

私も貴所の職員の方々のように、利用者様の生活を明るいものにできるようなケアを提供できる介護士になりたいと思い、志望しました。

まとめ

志望動機は、施設に自分の志望度や本気度、介護職への熱意をアピールする大切な文章です。

作成が難しい志望動機ですが、ポイントを押さえることで施設に熱意が伝わりやすい志望動機を書くことができます。

本記事を参考に、採用担当者に目を付けてもらえるような志望動機を作成しましょう。
 

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