お役立ち情報
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介護施設で人気のレクリエーションとして、ボードゲームが注目されています。ボードゲームは、卓上で行われるゲーム。楽しみながら頭や指先を使えることから、脳トレレクの一環として採用されています。今回は、介護施設でボードゲームがおすすめな理由やおすすめのボードゲーム、ボードゲームをするポイントや注意点について解説します。
■目次
一般的にボードゲームとは、卓上で行われるゲームのことを指します。
専用の盤を用いて行うものやカードを使うもの、サイコロを使うものなど種類はさまざまです。
ゲーム機やPCを必要としないことから、「アナログゲーム」と呼ばれることも。
近年では介護施設におけるレクリエーションの一環として、このボードゲームが多く活用されています。
介護施設でのレクリエーションでボードゲームがおすすめされる理由には、以下のような点が挙げられます。
●ゲーム機やPCが必要ない
●誰でも簡単に遊ぶことができる
●対象年齢の幅が広い
●すぐに導入できる
●利用者様同士のコミュニケーションを促進
●指先を使う機会を増やす
●戦略ゲームで頭を使うことで認知症改善につながる
●脳トレになる
楽しく遊びながら頭を使うボードゲームは、利用者様のQOLの向上と脳トレを目的とするレクリエーションに最適です。
現在ではさまざまな種類のボードゲームが展開されているため、利用者様が楽しめるようなボードゲームを探して導入してみましょう。
ボードゲームには種類がたくさんありますが、介護施設で遊ぶのに最適なボードゲームにはどのようなものがあるのでしょうか。
以下では、介護施設で利用者様が楽しめるボードゲームを10件ピックアップしてみました。
日本人であればみんな知っているリバーシ(オセロ)。
ルールは単純明快で、複雑なルール説明もなくすぐに遊ぶことができます。
専用の盤を購入してもいいですが、段ボールや画用紙などで代用してもいいでしょう。
主に男性の利用者様を中心に人気の高い麻雀。
高齢者の認知症予防としても効果的です。
リバーシや将棋などと異なり一度に4人で遊べることもポイントといえます。
介護施設におけるレクリエーションで圧倒的な人気を誇るのが、囲碁・将棋です。
セットをそれぞれ揃えているだけで、囲碁・将棋はもちろん、五目並べやはさみ将棋で遊ぶこともできます。
遊び方を知っている利用者様が多い場合、大会を開いてみてもいいでしょう。
とび太くんは、木製のコマを動かしながら盤上のコマを取り合う戦略ゲーム。
置いてある場所からひとつ飛ばした場所にコマを動かして、そこにあったコマを奪っていきます。
木のコマを動かすために頭を使ったり、指先を動かすことで脳トレ効果を期待できます。
盤に描かれているイラストと同じイラストのコマを配置する、絵合わせゲームのようなボードゲームです。
「さかなへん」「花・果物野菜」「国旗」の3種類があり、それぞれ違ったルールで遊ぶこともできます。
集中力や思考力、指先訓練を兼ねたレクリエーションとしても効果的です。
日本巡り双六クイズは、介護施設で人気の大人のためのすごろくゲームです。
47都道府県にちなんだクイズが全282問あり、みんなで考えながら盛り上がることができます。
難易度は1~6まで細かく設定されているため、多くの方に参加いただけそうですね。
ペンギンが乗った氷のブロックを、崩さないようにハンマーでくだいていくゲームです。
どの氷を落とすか、どれくらいの力で叩くかを考えるだけの単純なゲームですが、大人数でも盛り上がることができます。
複雑なルールは難しくて楽しめないという方でも、気軽に参加できるでしょう。
与えられたカードの形にハマるようにブロックをはめて、パズルを解いていくゲームです。
解けたら大きな声で「ウボンゴ!」と宣言します。
指先と頭、声を使うゲームで思わず笑いも起こってしまうゲームです。
手元に配られた9つのタイルを自由に動かして、お題通りに並べるだけの単純なカードゲームです。
一見簡単なようですが、タイルを回したりひっくり返さないと同じにならないなど、奥の深さが人気のポイント。
観察力が身に付くゲームです。
配置ルールに従って盤にピースを埋めていき、最も埋められた人の勝ちというパズルゲームです。
配置ルールは「自分がこれまで置いたピースと角が触れている」「辺がくっついていたり離れているとNG」と単純ですが、戦略を練らないとどんどん追い込まれてしまいます。
やればやるほどコツを掴み、ハマってしまう楽しいパズルゲームです。
介護施設でボードゲームを行うポイントには、以下の4つが挙げられます。
❶スタッフがルールを理解しておく
❷全員が理解できるように配慮する
❸リアクションは大きめに
❹結果の記録をつけておく
以下にて詳しく解説します。
ボードゲームをするときは、スタッフがルールをしっかりと把握している必要があります。
率先してルール説明をしたり、ゲームを仕切ることができるように、あらかじめゲームについて理解しておくことが大切です。
まずはスタッフ同士で遊んでみてもいいでしょう。
ルールは全員が理解できるように、説明方法や話し方に配慮しましょう。
ルールがよく分からないままはじめても、上手くできず負けてしまったり十分に楽しむことができず、レクリエーションへの参加に消極的になる可能性があります。
全員がしっかり理解できているか確認してからスタートしましょう。
ゲーム中のリアクションは、大きめに少しオーバーに取ることでより雰囲気を盛り上げることができます。
「勝ったー!」「やったー!」「やられたー!」のような言葉を、利用者様の気持ちを代弁する形で発するのもよいでしょう。
見ている人が楽しそうだと、ゲームをしている本人も安心して楽しめるでしょう。
今後のレクリエーションでも上手く活用できるように、ゲームを行った結果は記録しておくようにしましょう。
要介護度に応じた難易度の選択やゲームのチョイスの参考になります。
またどのようなゲームが認知症の改善に役立ったかなどの、簡単なデータにもなるでしょう。
介護施設でボードゲームを行う際は、以下の点に注意しましょう。
❶複雑すぎるルールは混乱を招く
❷利用者様同士のレベルに配慮する
❸小道具が多い、細かいものは避ける
詳しく解説します。
ボードゲームは種類がさまざまで、なかにはクリアまで数時間を要するものやルールが非常に難しいものも存在します。
あまりにボリュームのあるものや複雑すぎるルールのものは混乱を招くため、避けるようにしましょう。
対象年齢の幅が広く、ルールが単純明快なものがおすすめです。
ゲームを複数人で行う場合、参加する利用者様のレベルをある程度揃えられるように配慮しましょう。
周りとのレベルが合っていないと「なぜ自分だけ下手なのか」と劣等感を感じてしまうことにもつながります。
またレベルに合ったゲームの選択も重要です。
あまりに小道具が多かったり、細かくて掴みにくいものが必要なゲームはなるべく避けるようにしましょう。
利用者様のなかには指先を思うように動かせない方も多くいるため、小道具が多すぎるとゲームの進行にストレスを感じてしまいます。
小道具が少なく、掴みやすいものを使用するゲームを選びましょう。
介護施設でも人気のレクリエーションとして、ボードゲームが注目されています。
利用者様が楽しめるようなボードゲームを選んで、ポイントを踏まえながら進行してみましょう。
ルールや小道具が細かすぎるものを避け、対象年齢の低いゲームを選ぶことがコツです。
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