お役立ち情報
お役立ち情報
生活相談員の履歴書に書く、志望動機や自己PRを例文付きで紹介します。介護施設における生活相談員は、利用者様のお悩みや相談を傾聴し、多職種連携を円滑にする役割を担っています。生活相談員のお仕事をお探しの方の中には、志望動機や自己PRの書き方にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、利用者様に寄り添える生活相談員の就職に欠かせない、履歴書の書き方や例文についてご紹介します。
■目次
生活相談員とは、介護施設に入所されている方や、サービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホームに入居されている方の相談や困りごとを傾聴する職種です。
利用者様に寄り添い、多職種の意見を取り入れながら、悩みごと・困りごとを解決するための方法を提案します。
また、利用者様の入居時・退去時の手続きなどの事務作業を行うことも求められます。
利用者様や多職種の職員など、人との関わりが欠かせない生活相談員。
ここでは、生活相談員への就職・転職時に履歴書に書くべき内容を3つご紹介します。
履歴書では一般的に、学歴や職歴、免許や資格について書く欄があります。
生活相談員として働くためには、以下の3つの資格のうちいずれかを取得し、履歴書に記載する必要があります。
しかし、「社会福祉士 資格取得見込み」と記載する新卒の方や、資格を保有しているものの別職種の職歴が長い方などもいます。
大切なのは、自分自身の学歴や職歴、免許や資格に沿った内容の志望動機を記載することです。
この部分がちぐはぐだと、明確な生活相談員への志望動機が相手に伝わりません。
学歴や資格に沿った志望動機の考え方の例
●なぜ大学で社会福祉士の資格を取得し、生活相談員になろうと思ったのか
●なぜ精神保健福祉士の資格を取得後、長年病院で看護助手を続け、生活相談員に転職しようと思ったのか
生活相談員は、利用者様の居室を訪ねて利用者様の相談ごと・困りごとなどを傾聴します。
また、傾聴した内容を記録してそのほかの事務作業をするため、日中の多くは利用者様の居室と事務室で働くことが多いです。
なぜこの仕事をしたいと考えたのか、なぜほかの職種ではなく生活相談員を志したのか、どのようなきっかけがあり生活相談員になりたいと思ったのかについて、きちんと記載することが大切です。
生活相談員は介護施設だけでなく、障がい者施設でも働くことも可能です。
また、高齢化により需要が高まっている介護分野では、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、デイサービスやグループホームなど、さまざまな種類の介護施設があります。
生活相談員は、豊富な選択肢の中から自分が働きたい職場を選べるため、応募先の介護施設・介護事業所を選んだ理由について、しっかり記載することが重要です。
就職・転職時における履歴書では、志望動機で熱意を伝えることが一般的です。
しかしそのように考える求職者は多くいるため、採用担当者の目にとまりやすい履歴書を書くには自己PRで自分自身をアピールすることが大切です。
介護施設で介護職員として働いた経験やスキルは、自己PRとしてアピールできます。
以下のような細かい内容を記載することで、採用担当者の目にとまりやすくなるでしょう。
ほかにも、営業職や接客業など介護分野以外の分野から資格を取得し、転職する方も多くいます。
その場合は、これまで勤めてきた業界・業種の仕事で特に力を入れて取り組んできたことや、傾聴スキル・コミュニケーション能力をアピールすることがおすすめです。
別業界・別業種から生活相談員を目指そうと思った理由を添えることで、より採用担当者の目にとまりやすくなります。
生活相談員の主な仕事は、利用者様やそのご家族の方の困りごと・悩みごと・相談を傾聴すること。
そして、多職種との相談のうえ、解決策を検討することです。
利用者様やご家族が抱えている困りごと・悩みごと・相談を打ち明けてもらうには、信頼関係を築くことが重要になります。
生活相談員として働くうえでどのように利用者様やご家族の方と接していきたいか、信頼関係の構築方法もあわせて記載することが大切です。
生活相談員として採用されやすい履歴書には、志望動機や自己PRの欄に、応募者の具体的な強みやスキルが記載されていることが特徴です。
介護業界の経験を問わず、生活相談員として適したスキルや強みを持っている応募者が選ばれます。
ここでは、生活相談員の履歴書に記載する志望動機や自己PRの例文を状況別にご紹介します。
「私は介護福祉士の資格を保有しており、特別養護老人ホームで3年間、同施設内に併設されている訪問介護ステーションで5年間、勤務してきた経験があります。
訪問介護ステーションで働いていた際に、訪問介護サービスの利用者様からいただいた悩みごとや相談ごとを、生活相談員の方から聞く機会が増えました。
これまでは、ケアプランに沿った内容の訪問介護サービスを提供してきましたが、もっと利用者様のお話を傾聴したい、多職種連携のチームで幅広い視点から解決策を講じたいと思い、生活相談員の仕事を志しました」
「私はこれまで、保険会社の営業職として5年間従事してきました。
仕事をするうえで心掛けていたことは、先々の人生のことや将来のことを考え、不安になっているお客様の心に寄り添った対応を行うことです。
介護業界は未経験ですが、介護を必要とする方の気持ちに寄り添った対応ができる生活相談員の仕事に憧れ、応募させていただきました。
これまでの仕事で得たコミュニケーション能力や傾聴スキル、判断能力を活かすことができればと考えています。」
生活相談員のお仕事をお探しの方の中には「もしも不採用になってしまったらどうしよう」「文章力がないから、採用担当者にうまく自分の熱意を伝えられる自信がない」というお悩みを抱えている方も、少なくないでしょう。
生活相談員として就職するために、失敗しない履歴書の書き方は以下の通りです。
>>>あわせて読みたい「採用率が上がる!生活相談員の職務経歴書の書き方とは?」
生活相談員として採用された際に、自分自身の適職でなければ早期離職につながる可能性があります。
生活相談員の求人に応募する前に、まずは生活相談員に求められるスキルが自分自身に備わっているかを確認することが大切です。
生活相談員の仕事をしていると、利用者様やご家族から対応できない業務をしてほしいと頼まれることや、理不尽なクレームをつけられることもあります。
どんなにややこしいクレームを受けても、生活相談員として利用者様やご家族が納得するまでは一貫して対応しなければなりません。
責任感が弱い生活相談員だと、すぐに投げ出してしまう可能性があるため、責任感の強さが重要になります。
生活相談員は、利用者様やご家族が抱える悩みごと・困りごとを傾聴します。
その際に信頼関係が築けていなければ、なかなかうまく話を聞くことができないでしょう。
利用者様やご家族との信頼関係を築くためには、丁寧かつ安心感を与えるコミュニケーションスキルが必要になります。
また、利用者様やご家族が抱えている悩みごと・困りごとを解決するためには、多職種連携でのチームケアが必要です。
さまざまな考えや価値観を持つ多職種と連携できるよう、協調性をあわせ持っていることも非常に重要です。
生活相談員は利用者様やご家族が抱える悩みごとを傾聴し、多職種との相談のうえ解決策を検討します。
そのため、問題や課題を解決するための想像力・発想力が必要になります。
想像力が豊かな方や問題を解決することが得意な方に向いている仕事といえるでしょう。
>>>あわせて読みたい「生活相談員に向いてる人の特徴5つ|仕事内容ややりがいまで解説」
生活相談員の履歴書では、保有スキルやこれまでの経験をアピールすることはもちろん、生活相談員に向いている性格や強みをアピールすることも重要です。
ネガティブな内容や不安を感じさせるような内容は避け、前向きに生活相談員の仕事に励みたいという意思を伝えることで、採用される可能性が高まります。
ぜひ本記事の例文を活用して履歴書を書き、採用担当者にアピールしましょう。
「介護求人ラボ」「介護求人ラボ+」では、生活相談員の求人を多数取り扱っています。
生活相談員への就職・転職をお考えの方は、お気軽にキャリアアドバイザーにご相談くださいね。
専門のアドバイザーに
相談する