【新卒向け】新卒介護職の自己PRの書き方とポイント|例文あり

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新卒で介護職として就職を目指している学生さん向けに、自己PRの書き方を解説します。そもそも自己PRとはどういうもの?といった疑問から、自己PRを作成するときのポイントや注意点、新卒向け例文についてまとめました。本記事を参考に、施設に強みや長所をしっかり伝えられる自己PRを作成してみましょう。

自己PRとは?

自己PRとは、施設に自分の強みや良さをアピールすること

簡単にいうと「私は入職後にこういった強みを生かして活躍することができます」ということを施設側に示す文章です。

施設側は応募者に自己PRを聞くことで、応募者を採用するメリットや施設とのマッチ度を図ることができます。

そのため、施設の特色に合わせた自己PRを行うことがポイントです。

また施設を志望した理由を述べる志望動機とは異なる文章ですが、これらの2つは一貫性を持たせるとよいでしょう。

>>>あわせて読みたい「【新卒向け】新卒介護職の志望動機の書き方|ポイントや注意点」

介護職の就職で使える自己PR一覧

新卒の学生が介護職の就職で使える自己PRには、以下のようなものがあります。

世話好き

人が好き

体力に自信がある

いつも笑顔でいる

コミュニケーションが得意

ストレス耐性がある

責任感がある

気配り上手

リーダーシップがある

思いやりがある

行動力がある

真面目である

協調性がある

継続力がある

自己PRの書き方

自己PRは、以下のような構成で作成していきます。

  • 【結論】自分の強みを述べる
  • 【エピソード】根拠となるエピソード
  • 【活かし方】入職後の強みの活かし方

それぞれの書き方について、詳しく見ていきましょう。

【結論】自分の強みを述べる

まずは一文目に、結論である自分の強みを述べます。

最初に結論から述べることで、読み手に伝えやすくなるだけでなく、その後に続く文章に説得力をもたせることができるのです。

最初に結論を伝えず突然エピソードから始まってしまうと、最後まで何の話をしているのか分からず伝わりにくくなってしまうことも。

最も伝えたい強みについては、必ず一文目に持ってくるようにしましょう。

書き方の例
私の強みは、継続力があることです。

【エピソード】根拠となるエピソード

結論を述べた後は、それを裏付けるエピソードについてまとめます。

背景にどういったことがあって、なぜそれが自分の強みなのかを伝えられるように、簡潔にまとめることがポイントです。

読み手が納得しやすいように、エピソードは具体的に説明しましょう。

書き方の例
小学生の頃に習い始めたスイミングでは、最初は水に顔を付けることを恐れるほどで全く泳げず、同じ時期に始めた同級生にどんどん抜かされていくばかりでした。
しかし現在に至るまでの12年間努力し続けた結果、今ではリレーの選手として県大会で優勝できるまで成長することができました。

【活かし方】入職後の強みの活かし方

自分の強みが入職後にどのように活きるのかについて、具体的にまとめます。

施設と自分の強みに何らかの共通点がないといけないため、強みは施設の特色にちなんだものを選びましょう

例えば「体力に自信がある」という強みをアピールしても、介助業務がほとんど発生しないサービス付き高齢者向け住宅では活かし方につながりにくいことも。

施設の特色やケア提供方法の方針などをしっかり把握して、強みを選ぶようにしましょう。

書き方の例
この経験を活かし、何事も諦めず積極的に継続し続け、いつしか職員だけでなく利用者様や地域の方々に任せていただけるような介護士になり、貴所の「地域に愛される介護施設を目指す」というビジョンに貢献します。

自己PRを作成するときの注意点

自己PRを作成するときは、以下の注意点を押さえておきましょう。

抽象的なことは書かない

自己PRは基本的に具体性を持たせることを意識し、抽象的なことは書かないようにしましょう。

例えば「PCスキルがある」のような介護職でなくても通じてしまうような内容や、「明るい」といったざっくりしすぎた強みでは、高い評価を得ることができません。

自己PRは介護士でその施設だからこそ活きるものを選びましょう。

複数の強みを羅列しすぎない

ひとつの自己PR欄に、いくつもの強みを羅列しすぎないようにしましょう。

一つひとつの強みに深さを持たせることができないだけでなく、結局何を伝えたいのか分からない文章になってしまいます

一つの記入欄につき、強みは1〜2つまでを目安にしましょう。

他の書類・文章との一貫性を持たせる

志望動機や履歴書など、他の書類や文章と自己PRの一貫性を持たせることも大切です。

それぞれの内容が異なると、結局何を伝えたかったのか分からないという印象を与えてしまいます。

また内容にブレが生じていることから、強みとしていることに軸がないと思われてしまうことも。

かといって全ての欄で全く同じものを書くのではなく、関連性を感じられるように工夫して書くようにしましょう。

施設の方針に合わないことは書かない

強みは施設にとってメリットにならなければなりません。

施設の方針や特色に一致しないような強みをアピールすることは避けましょう

例えばレクリエーションに特化したような強みの場合、特別養護老人ホームなどといったレクリエーションの少ない施設では活かすことにつながりにくいことがあります。

施設の方針や特色を把握して強みを選ぶようにしましょう。

【新卒介護士向け】自己PRの例文

【世話好き】

私は人のためになれるように、自ら進んで行動に移す力があります。

カフェのアルバイトでは、机の上にお薬を出されていたお客様に気付き、すぐにお水をお渡ししたところ「よく気付いたね」とお褒めのお言葉をいただきました。
その後そのお客様とお話したところ、胃腸の病気をお持ちであることを知り、消化が良く胃腸に刺激の少ない材料を使ったメニューをまとめたメモをお渡ししました。

お客様には大変喜んでいただくことができ、現在でも常連客としてよくお越しいただいております。

貴所では私のこのような強みを活かし、利用者様だけでなくご家族の方々にもしっかり気を遣える、思いやりのある介護士になりたいと考えています。

【体力がある】

私は体力に自信があります。

幼稚園の頃からスイミングを習い、小中高はスイミング部に所属し、毎日のようにプールでレッスンを受けていたことから、一日動き回っても元気でいられる持久力を持っています。
またトレーニングは早朝から始まることも多かったため、朝早くから活動するための生活リズムの整え方も身についています。
体調を崩さないために健康管理に気を遣い、その結果学校を病気で欠席することは一度もありませんでした。

貴所ではこの強みを活かし、さまざまな介助業務を率先して行う介護士になりたいです。

【積極性がある】

私の強みは、積極性があることです。

福祉分野を研究していた大学のゼミ活動では、これまで行ったことのないような活動をしてみたいと考え、教授とメンバーに地域のボランティア活動に参加する提案を行いました。
地域社会に貢献できるだけでなく、研究分野について学ぶことができるボランティアは、ゼミ活動として最適だったためすぐに採用され、参加の段取りやメンバー集めなどを中心となって行いました。

その結果ボランティアを通じてゼミの存在を知っていただけ、さまざま福祉施設からお声掛けをいただき、より社会に貢献できるような仕事をしたいと考えました。
貴所では私のこのような強みを活かして、常に積極的に介護業務に従事できるような、前向きな介護士になりたいと考えました。

まとめ

自己PRは、施設に自分の強みや長所をアピールするための文章です。

志望動機と混同しやすく、書き方に工夫の必要な自己PRですが、ポイントを押さえることで施設に熱意が伝わりやすい自己PRを書くことができます。

本記事を参考に、採用担当者に評価してもらえるような自己PRを作成しましょう。

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