【2024年最新版】兵庫県における介護士の給与・転職市場

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兵庫県の介護士の給与や転職市場について解説します。転職活動を始めるには、まずはお探しのエリアの転職市場について知っておくことが非常に大切です。今回は、兵庫県で介護の仕事をお探しの方にぜひ知ってもらいたい、介護士の給与や転職事情などについて解説します。



兵庫県の介護事情

まずは、兵庫県の介護事情について解説します。

兵庫県の総人口と高齢者の割合

 総人口(千人)65歳以上人口(千人)高齢化率(%)
2023年(令和5年) 5,370 1,609 29.9
2030年(令和12年) 5,145 1,647 32.0
2040年(令和22年) 4,767 1,765 37.0

参照:日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)|国立社会保障・人口問題研究所
参照:人口推計(2023年(令和5年)10月1日現在)|総務省統計局

兵庫県の人口は約537万人で、このうちの約30%を65歳以上の高齢者が占めています

そして、2030年と2040年の推定人口をそれぞれみてみると、総人口は減少しているのに対して、高齢化率は増加していることがわかります。

2024年には兵庫県の人口の約4割が65歳以上になり、高齢化はますます深刻化する見込みです。

兵庫県の介護職員の人数

 必要介護職員数推定介護職員数
2025年(令和7年) 111,416人 99,136人
2040年(令和22年) 134,276人 89,151人

参照:第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数(都道府県別)|厚生労働省
 
兵庫県の介護職員のデータから、2025年と2040年の需要と供給のギャップが明らかになります。

2025年には必要な介護職員数が11万人であるのに対し、推定される実際の職員数は10万人と、約1万人の介護職員の不足が予測されます。

2040年においては、必要な介護職員数が約13万人にまで増加しますが、推定される職員数は約9万人となり、約4万人以上の介護職員が不足する見込みです。

このような人材不足の課題に対処するためには、介護職員への教育・訓練の充実や労働環境の改善など、より多くの介護職員の確保・定着を促進するための施策が必要です。

 

兵庫県における介護士の給与相場

ここでは、厚生労働省が発表しているデータをもとに、兵庫県の介護士の給与事情について解説します。

兵庫県の介護士の給与相場

 男女計男性女性
全国平均 263,600円 282,400円 252,600円
兵庫県 276,100円 296,100円 266,400円

参照:令和5年賃金構造基本統計調査|政府統計の総合窓口(e-Stat)

兵庫県における介護士の給与相場は全国平均よりもやや高めです。

特に男性介護士の給与給与が顕著に高い水準であることが分かります。

介護士の給与は、地域や経験、資格などによっても異なりますが、兵庫県では今後も介護職の需要が高まる中で、給与水準の維持や向上が求められることが予測されます。

関西の介護士の給与相場

 男女計男性女性
全国平均 263,600円 282,400円 252,600円
大阪府 270,600円 292,600円 256,500円
京都府 274,100円 288,500円 262,700円
兵庫県 276,100円 296,100円 266,400円
奈良県 283,700円 297,000円 272,800円
滋賀県 264,900円 282,000円 254,100円
和歌山県 258,800円 282,900円 241,000円

参照:令和5年賃金構造基本統計調査|政府統計の総合窓口(e-Stat)

関西地域の介護士の給与相場について、各府県のデータを比較すると、兵庫県の平均給与は全国平均よりも高いということがわかります。

また、近隣の大阪府や京都府よりも高水準であるという結果でした。

一方で、奈良県の平均給与と比較するとやや低く、これは県の人口に対する労働人口の差が原因ではないかと予測されます。

関西地域では全体的に介護士の給与は高水準であり、地域ごとに差はありますが、今後も高齢化による介護職の需要増加により、介護士の給与も改善される見込みです。

 

兵庫県の介護士の転職市場

兵庫県の介護士の働き方や、転職市場について解説します。

介護業界での転職をお考えの方は、転職活動を行う際や実際に働くイメージをする際の参考にしてみてください。

介護士の有効求人倍率

全国平均 3.63倍
兵庫県 3.30倍

参照:都道府県別有効求人倍率(2022年2月)|厚生労働省

兵庫県の介護士の有効求人倍率は全国平均に対してやや低めですが、依然として高水準です。

この数字は、介護士の需要が供給を上回っており、求人数が多い状況を示しています

ただし全国平均より若干低いため、ほかの地域と比べてもやや競争が激しいと言えるかもしれません。

介護士の職場選びにおいては、給与や労働条件だけでなく、求人倍率も考慮すると良いでしょう。

関西の介護士の有効求人倍率

参照:都道府県別有効求人倍率(2022年2月)|厚生労働省

関西地域の介護士の有効求人倍率は、県ごとに少し差があります。

全国平均の3.63倍と比較すると、大阪府が4.09倍、京都府が3.26倍とやや高めですが、兵庫県は3.30倍と全国平均よりやや低い水準です。

一方、奈良県は5.20倍、和歌山県は3.29倍と高い求人倍率を示していますが、滋賀県は2.68倍とやや低い傾向にあります。

兵庫県の求人倍率が全体的に低めな理由としては、介護施設の増加や人口構成の変化が影響しています。

一部の地域では供給と需要のバランスが取れており、介護職員の需要がやや抑えられている可能性があります。

しかし、地域によっては依然として介護職員の不足が問題となっています。

介護士の平均年齢

 男女計男性女性
全国平均 44.4歳 41.8歳 45.9歳
兵庫県 42.9歳 39.6歳 44.5歳

参照:令和5年賃金構造基本統計調査|政府統計の総合窓口(e-Stat)

兵庫県の介護士の平均年齢は全国平均より若干低く、全体で42.9歳です。

男性の平均年齢は39.6歳、女性は44.5歳となっています。

全国平均よりも男性は若く、女性はわずかに平均より高いということがわかります。

介護士の平均年齢が若い傾向にあることは、将来的に長く活躍できる介護職員の人数が多いということが読み取れます。

介護士の平均勤続年数

 男女計男性女性
全国平均 8.2年 8.2年 8.2年
兵庫県 7.6年 7.6年 7.6年

参照:令和5年賃金構造基本統計調査|政府統計の総合窓口(e-Stat)

兵庫県の介護士の平均勤続年数は7.1年で、全国平均の8.2年よりも短いという結果でした。

男性は7.6年、女性は6.9年で、いずれも全国平均よりも下回っています。

兵庫県では全国的にみても、介護士の勤続年数がやや短いということがわかります。



兵庫県の介護士に対する支援・補助制度

兵庫県では、介護業界の人手不足解消に向けた取り組みを行っています。

ここでは、兵庫県が行っている取り組みをいくつかご紹介します。

介護福祉士等資格取得にかかる貸付制度

介護業界で働きたい方に向けて、資格取得や復職に必要な費用を無利子で貸し付ける制度です。

介護福祉士・社会福祉士・介護福祉士実務者研修の受講資金や、再就職準備金、福祉系高校就学資金など、さまざまな方が利用できる支援制度が用意されています。

また、条件を満たした方は、貸付金が全額返済免除になる場合もあります。

参照:介護福祉士等資格取得にかかる貸付制度|兵庫県社会福祉協議会

介護職員等再就職準備金

過去に介護職として働いていた方を対象に、兵庫県内で介護業界への再就職をする際の準備金を貸し付ける制度です。

準備金とは、参考書の購入費や被服費、通勤用自転車の購入などのことを指します。

条件を満たした方は、貸付金が全額返済免除になる場合もあります。

参照:介護職員等再就職準備金|兵庫県社会福祉協議会

兵庫県で介護士として働いてみませんか?

今回は、兵庫県の介護士の給与事情や転職市場について解説しました。

平均給与や有効求人倍率などの情報を正しく知っておくことで、転職活動の際に役立てることができます。

また、介護求人ラボでは転職に詳しいプロが入職までのサポートをおこないます。

兵庫県で介護のお仕事をお探しの方は、ぜひ介護求人ラボのキャリアアドバイザーにご相談ください。

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