お役立ち情報
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介護施設で大きなレクやイベントを開催する際は、企画書の提出が必要な場合があります。特に、準備に時間がかかる大掛かりなイベントを企画する際は、必要な情報を整理したり、計画内容に不備がないかどうかをあらかじめ確認しておくことが重要です。今回は、介護施設で作成するレクリエーション企画書の書き方や注意点について解説します。
■目次
レクリエーション企画書とは、実際にそのレクリエーションを実行するために必要な準備や流れなどについてまとめた文書のことを指します。
レクリエーション企画書を作成する一番の目的は、職員間で情報の認識を共有することです。
イベントを成功させるためにも、まずはそのレクリエーションを実施する目的や、それぞれの職員の役割などについて把握してもらう必要があります。
また、準備するものや予算などの情報を整理しておくことで、当日までの準備を円滑に進めやすくなるのです。
レクリエーション企画書には、どのような内容を記入するのでしょうか。
主な記入事項は以下の通りです。
●レクリエーションタイトル
●実施予定日時
●実施場所
●所要時間
●参加予定人数(対象者の詳細)
●準備するもの
●予算
●人員配置・レイアウト
●レクリエーション内容
●レクリエーションの目的やねらい
●注意事項
基本的には上記の内容をおさえつつ、必要に応じて記入内容は変更するようにします。
記入する際は、誰が見てもすぐに分かるよう簡潔に書きまとめることが重要です。
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レクリエーション企画書の基本的な書き方を、項目ごとに解説します。
実施する予定のイベントやレクリエーションのタイトルを記入します。
タイトルを考える際は、あまりこだわり過ぎたり捻り過ぎたりせず、シンプルで分かりやすいタイトルを考えるようにしましょう。
一目見ただけで、レクリエーションの内容をイメージできるようなタイトルが好ましいです。
企画書作成時点で決まっている日時や場所、時間を記入します。
特に実施場所に関しては、あらかじめ必要なスペースを確保しておく必要があるため、どこで行うのかを明確にしておくことが大切です。
また、予定日時については、万が一レクリエーションが延期や中止になったときに備えて予備の日程を設定しておいても良いでしょう。
当日のレクリエーションに参加してもらう予定の利用者様の人数を記入します。
人数だけでなく、介護度や自立度なども記載しておくと、レクリエーションの準備を進める際に役立ちます。
対象の利用者様についてしっかりと把握し、どの利用者様にも楽しんでいただけるようなレクリエーション内容を考案しましょう。
レクリエーションを実施するにあたって必要なものを記入します。
準備期間やレクリエーション当日になって困ることがないよう、準備物の確認は念入りに行うことが重要です。
特に夏祭りなどの大型イベントを企画する際は、準備に時間がかかる備品などが必要なこともあります。
準備物の確認は、時間に余裕を持って始めるようにしましょう。
レクリエーションにかかる費用をすべて足し合わせた金額を記入します。
また、何にいくらかかるのか、その内訳も分かるようにしておきます。
細かい備品などについても予算額に含め、総額が予算内に収まるようにしましょう。
レクリエーションを行う際の、大まかなレイアウトを記入します。
参加する利用者様の位置、職員の配置、使用する備品の場所などをイラストにすることで、当日のレクリエーションの様子をイメージしやすくなります。
部屋の広さや参加人数などを考慮し、十分なスペースを確保できるようなレイアウトかどうか確認するようにしましょう。
レクリエーションの内容を具体的に記入します。
例えばゲームを行うのであれば、ルール説明や勝敗の決め方、景品の有無などを簡潔に書くと良いでしょう。
また、出し物などのイベントの場合は、演目・発表内容などを書くようにします。
レクリエーションの目的や効果などを記入します。
ほとんどのレクリエーションは、リハビリの一環であったり、コミュニケーションの機会を増やすためであったり、さまざまな目的があって企画されています。
レクリエーションの目的を明確にしておくことで、職員間で考え方の方向性を揃えやすくなり、円滑に準備を進めやすくなるでしょう。
レクリエーションを実施するにあたって、注意しておいた方が良い点を記入します。
注意事項を職員全体で共有しておかなければ、安全にレクリエーションを進めることはできません。
利用者様の健康面に関することや、事故につながる恐れのある項目などを具体的に記載しておきましょう。
介護施設でレクリエーション企画書を作成する際、どのような点に気を付けるべきなのでしょうか。
レクリエーション企画書作成のポイントを解説します。
企画書の内容は、どの職員が見ても一目で内容を理解できるようにします。
不十分な説明や、分かりにくい表現などは避けるようにしましょう。
文字だけで説明するのではなく、イラストや図などを取り入れることで、視覚的にも伝わりやすい企画書を作成することができます。
当日の流れや、レクリエーションの進め方などを具体的に記入します。
すべての職員が当日の流れを把握しておかなければ、スムーズにレクリエーションを進行させることはできません。
円滑に準備やレクリエーションを行うためにも、当日のイメージを具体的に想像できるような説明を心がけましょう。
レクリエーションを行うのには、必ず何かしらの目的があるはずです。
目的やねらい、効果などを明確にしておくことが重要です。
明確な目的があることで、職員間での認識のズレがなくなり、準備や進行を円滑に進めやすくなります。
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レクリエーション企画書の記入例をご紹介します。
必要な項目を記入すると、このような企画書が完成します。
なるべく簡潔に、誰が見ても一目で内容を理解できるように書くようにしましょう。
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今回は、介護施設で作成するレクリエーション企画書について解説しました。
大型イベントやレクリエーションを実施する際は、事前準備の最初のステップとして企画書の提出を求められる場合があります。
特に、準備に時間がかかりそうな内容の場合は、前もって企画書を準備しておくことが大切です。
レクリエーションの計画や準備でお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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