お役立ち情報
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レクリエーション介護士とは、高齢者のレクリエーションの企画・実施に関する専門知識を有していることを証明する資格です。近年では高齢者の健康維持を目的としたレクリエーションへの注目度が高まっていることから、レクリエーション介護士のニーズも高くなっています。本記事では、レクリエーション介護士の仕事内容や資格取得方法についてご紹介します。
■目次
レクリエーション介護士とは、高齢者の健康増進を目的としたレクリエーションの企画・実施を学ぶ民間資格です。
2014年に一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会が設立した資格で、「1級」と「2級」の2つがあります。
介護業務に必要な専門知識・技術が学べる介護資格は多くありますが、レクリエーションに関する知識が習得できる介護資格はほとんどありません。
また介護の仕事は無資格・未経験でも始めることができるため、一切知識がないままレクリエーションの企画・実施を担当している方が多くいます。
レクリエーション介護士の資格を取得することで、高齢者の持病や生活歴を考慮したレクリエーションの企画・実施ができるようになるのです。
参照:一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会|【公式】レクリエーション介護士
レクリエーション介護士は、高齢者に適したレクリエーションの企画・実施に関する専門知識を有していることを証明する資格です。
「高齢者の健康寿命を延ばす」「高齢者の寝たきり・筋力低下を防ぐ」という目標を掲げている介護施設では、非常に需要の高い職種と言えるでしょう。
ここでは、レクリエーション介護士の仕事内容や活躍できる職場をご紹介します。
レクリエーション介護士の仕事内容は、大きく分けて「レクリエーションの企画・立案」「レクリエーションの実施」「人材育成・後輩指導」の3つです。
それぞれの具体的な仕事内容は以下の通りです。
レクリエーション介護士は資格名であり、職業名ではありません。
そのため、レクリエーション介護士という職業名を募集している求人は存在せず、介護職員として就職・転職することが大半です。
レクリエーションに関する専門知識を持つ介護職員として、レクリエーション介護士が活躍できる職場は、以下の通りです。
上記以外にも、障がい者入所施設や障害者向けデイサービス、病院など、さまざまな分野の職場でレクリエーションの知識を役立てることができます。
レクリエーション介護士には「1級」と「2級」があり、段階的にレクリエーションの企画・実施に必要な知識を身につけることができます。
「1級」と「2級」では、受講内容や受講要件にどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、「1級」と「2級」のそれぞれの受講内容や資格の取得方法をご紹介します。
受講要件 | 年齢・保有資格・介護職としての勤続年数問わず、誰でも受講可能 |
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受講内容 | ・高齢者向けレクリエーションの企画立案・実施に必要な基礎知識 ・介護業務やボランティア活動、家族介護にも役立つ高齢者との関わり方・コミュニケーションの図り方 |
資格取得方法 | 「レクリエーション介護士2級」の資格は、以下のいずれかの方法で取得できます。 ①通信講座 自宅で教材(テキストとDVD)を使って学習し、添削課題の提出と在宅筆記試験への合格で資格取得となる ②通学講座 「レクリエーション介護士認定講座」を行っている大学や専門学校へ12時間(2日程度)通学する 添削課題と筆記試験への合格で資格取得となる |
受講要件 | ・「レクリエーション介護士2級」を保持していること ・体験講座を受講できるくらい、心身が健康であること(年齢・実務経験は問わない) |
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受講内容 | ・利用者一人ひとりの生活ニーズ・持病・生活歴に合わせたレクリエーションの企画立案 ・実施を行うための応用知識・所属する介護施設または介護事業所の運営理念・運営方針に沿ったレクリエーションの企画立案・実施を行うための応用知識 |
資格取得方法 | 「レクリエーション介護士1級」の資格は、以下の手順で取得できます。 ①指定会場で以下の3つの講義を受ける ・アイスブレイク体験 ・講座(座学)の受講 ・フォローアップ研修の受講 ②介護現場でレクリエーション実習を行う ③筆記試験への合格で資格取得となる |
レクリエーション介護士の資格を取得することによって、介護現場での実務でどのように役立つのでしょうか。
ここでは、レクリエーション介護士の資格を取得するメリットを3つご紹介します。
レクリエーション介護士の資格を取得することで、個別・集団・季節など、さまざまな観点からバリエーション豊かなレクリエーションを企画・立案できるようになります。
また、資格取得で得た知識を活かしてレクリエーションの企画・実施を行い、利用者が楽しむ姿が見られることが、レクリエーション介護士の1番の醍醐味です。
レクリエーション介護士の資格取得で身につくことは、レクリエーションに関する知識だけではありません。
利用者にレクリエーションを継続して楽しんでもらうために、コミュニケーションの図り方も習得します。
利用者と接する上でのルールやマナー、利用者への適切な声かけや対話の仕方など、レクリエーションを行う上で欠かせないコミュニケーションスキルが身につきます。
近年日本では高齢化の進行に伴い、高齢者の健康維持や介護予防に力を入れている介護施設が増えています。
そのため、高齢者のレクリエーションに関する専門知識を持っていることは、就職・転職での強みになります。
レクリエーション介護士の資格を取得することで、就職や転職が有利に働くことも期待できるでしょう。
レクリエーション介護士の知識が役立つのは、介護現場だけではありません。
私生活においても、レクリエーション介護士の知識が役立つ機会は多くあります。
ここでは、レクリエーション介護士の知識が仕事以外で役立つ場面を3つご紹介します。
介護の仕事は、「認知症により、同じことを何度も話す利用者への対応」や「介護を拒否する利用者の対応」など、大変なことが多い仕事です。
そのため、介護職員は自身のストレスを自覚し、適切に解消させることが求められます。
レクリエーション介護士の資格を取得することで、自身の趣味や特技を活かしながら、仕事で溜まったストレスを解消するスキルを身に付けることができます。
親や配偶者など、家族に介護が必要になった時も、レクリエーション介護士の知識を活かすことができます。
介護が必要になった家族のリハビリや余暇活動に最適なレクリエーションを提案できるだけでなく、レクリエーションを一緒に楽しむことができます。
町内会の催し物や高齢者と子どもの世代間交流など、地域の高齢者を対象としたボランティア活動でも、レクリエーション介護士の知識を活かすことができます。
安全性を配慮しながら、高齢者が楽しめる企画の提案ができるでしょう。
高齢者の健康維持やQOL(生活の質)向上に欠かすことができないレクリエーション。
レクリエーション介護士の資格を取得することで、レクリエーションの企画・実施や高齢者とのコミュニケーションの図り方を学ぶことができます。
レクリエーションの専門知識を身につけて、高齢者の健康維持をサポートしましょう。
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