お役立ち情報
お役立ち情報
介護業界では介護士の離職率が高いという悩み・問題を抱えています。介護士の離職防止のために国がさまざまな施策を考えても、離職率は高いまま。介護の仕事はやりがいが大きい分、その大変さも大きいことが実情として挙げられます。本記事では、介護士の離職理由や離職防止方法についてご紹介します。
■目次
介護労働安定センターの調査では、平成30年10月1日から令和元年9月30日までの介護士の採用率は18.2%、離職率は15.4%という結果に。
また半数を超える介護士が「今の勤務先で働き続けたい」と回答していることも報告されています。
介護士の離職率は採用率よりも低く、半数を超える介護士が勤務継続と希望しているのが現状です。
それにも関わらず、なぜ介護業界は介護人材の不足が深刻化しているのか。
今後、介護士の離職率の低さを保つにはどうすればいいか。
介護業界ではさまざまな課題が挙げられます。
参照:公益財団法人 介護労働安定センター|令和元年度介護労働実態調査
公益財団法人 介護労働安定センター|介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書
介護士の離職率は介護業界全体でみると低い傾向にあります。
しかし、各介護事業所では退職・転職する介護士が多いことも1つの現状です。
なぜ勤め先の職場に不満を感じて離職に至るのか、介護士が離職に至る理由や職場への不満を3つご紹介します。
介護士が抱えやすい職場への不満として、「職場の人間関係・チームワーク」が挙げられます。
人間関係の悩みは、介護の仕事以外の別業界・別業種でも起こり得ることです。
しかし、介護の仕事で人間関係やチームワークへの不満・悩みが生じやすいのは、介護士にはチームワークが欠かせないため。
介護士はただ、目の前の利用者に向き合っているだけでは質の高いケアが行えません。
多職種や周囲の職員との報連相、コミュニケーションを行いながら介護業務を行います。
そのため、職場の人間関係の悩みが介護士の離職率に直結しやすいのです。
>>>あわせて読みたい「介護士の悩み「人間関係」…解決策や人間関係が良い施設の探し方」
結婚・妊娠・出産などのライフステージの変化も、退職理由として多く挙げられます。
また育児や身内の介護、引っ越しなどの家庭の事情も離職理由として多く見られる理由です。
介護士は夜勤を含むシフト制の不規則勤務であることが大半。
そのため、結婚や出産などのライフステージの変化が生じると、私生活と仕事の両立に難しさを感じる介護士が多いようです。
また、介護現場の人手不足で産休・育休制度を取得しにくいといった実情も介護士の離職に関係しています。
「職場の経営理念や運営方針に不満が合った」「職場の評価制度に不満が合った」「昇給やキャリアアップに見込みがなかった」
このような職場の方針や従業員の評価への不満は、介護士の離職に直結します。
介護士は自己成長やキャリアアップへの意識が高い人が多いことも特徴です。
そのため、職場への不満や将来への不満がきっかけで、キャリアアップが見込める会社への転職を決める人も多くいます。
介護士の離職理由には、職場や職場の人間関係の不満、私生活の事情などさまざまなものがあります。
介護士の離職を防ぐにはどのようにすればいいか、介護士の離職や介護士が抱える不満・悩みへの対策をご紹介します。
介護の仕事はチームワークが欠かせないため、人間関係のトラブルが生じやすいです。
そのため、以下のような方法で職員同士のコミュニケーションを増やしましょう。
職員が結婚・出産・妊娠・育児・身内の介護などのライフステージの変化で離職。
このような離職を防止するには、以下の方法でサポート制度を充実させることが重要です。
「仕事でのやりがい」や「資格・技能を活かすこと」を望んで入職する介護士が多いです。
そのため、以下のような方法で教育体制や評価制度を整備しましょう。
介護職の離職防止対策として、「職員の満足度を高める」ことが重要です。
介護の仕事は入社前のマイナスイメージが大きいことも1つの課題として挙げられます。
このようなイメージが先行すると、介護の仕事を志望する人が減少してしまいます。
介護現場ができることは、これらのマイナスイメージが間違っていると伝えること。
そして、実際に介護現場に勤務する介護士の仕事への満足度を高めていく必要があります。
介護の仕事のマイナスイメージを打破し、介護現場で活躍する介護士の満足度を上げるのはどうすればいいのか。
介護現場の上司や先輩介護士にできることはたくさんあります。
介護士の仕事に対する満足度を上げるには、職員同士でのコミュニケーションをしっかり図ることが重要。
悩みや意見など職員同士で相互に話し合い、理解し合っているような精神的な充足感が、仕事の満足感に直結するのです。
職員同士のコミュニケーションを円滑にすることで、離職防止につながるでしょう。
介護の仕事では、当然のことながら介護が必要な高齢者に介護サービスを提供します。
そのため移乗介助や体位交換、認知症利用者への対応で心身共に負担がかかることも。
また介護の仕事は身体的・精神的負担が大きいからこそ、離職する人も多くいるのです。
どうすれば介護士の負担を軽減しながら、長期雇用が目指せるか、介護士の離職防止方法として「仕事上の悩みや不安、不満を解消する」ということが重要になります。
介護の仕事は無資格・未経験者でもスタートすることができます。
そのため、基本的な介護業務の手順や技術、認知症の方や寝たきりの方への対応など、分からないことを多く抱えた状態で働いている介護士は少なくありません。
さらに、人手不足に悩まされている介護現場では新人介護士に十分な教員や研修を行えていないケースがあるのが実情です。
入社後数年経っても、自分の介護技術・知識が正しいのか分からない。
そのような介護士の不安を解消するための取り組みには、以下のようなものがあります。
介護士は自己成長や向上心の意思が高い人が多いという特徴があります。
このような思いで入社した介護士が不安を抱えて挫折・離職することを防ぐために、「教育・研修を徹底する」ということが必要になるのです。
介護士が自らの仕事やスキルに自信を持ち、将来のキャリアアップを目指すために欠かせないのが仕事でのモチベーションです。
介護士の離職を防ぐには、教育体制を充実させ、介護士の専門性やモチベーションを高めることが重要になります。
介護士が離職する理由には、「職場の人間関係の悩み」や「将来のキャリアアップに関する不安」など、悩みや不安が多いものです。
だからこそ、職員同士のコミュニケーションを円滑にすることや、研修・適切な評価でモチベーションを上げるなど。
介護士の離職防止には、介護士の精神的な充足感を高めることが重要です。
【介護求人ラボ】では専門のアドバイザーがあなたの希望に合った求人をご提案いたします。職場選びに迷った際はぜひ【介護求人ラボ】へご相談ください!入職までしっかりとサポートさせていただきます。
介護求人ラボ+(介護求人ラボ プラス)は、介護系管理職(管理者・施設長)限定のハイキャリア向け転職サービス。ハイキャリア専門のアドバイザーが、次のステージに挑戦するサポートを提供いたします。「自分の市場価値が知りたい」「現状のキャリアで管理職は可能か?」などの相談からでもOK!まずはお気軽にお問い合せください。
専門のアドバイザーに
相談する