介護士の悩み「人間関係」…解決策や人間関係が良い施設の探し方

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介護士はさまざまな人と密接に関わる仕事であることから、人間関係のトラブルが起こってしまいがち。職員や利用者様、そのご家族との人間関係がこじれてしまったとき、どのように解決できるでしょうか。今回は、介護士が悩みがちな人間関係の問題や人間関係で悩んだときの解決策、人間関係がよい施設の見つけ方について解説します。

介護士が悩みがちな人間関係の問題とは?

公益財団法人 介護労働安定センターの調査によると、介護士の退職理由で最も多かったのが「職場の人間関係に問題があったため」で、その次に「結婚・妊娠・出産・育児のため」と続きました。

この結果から、介護士が人間関係に悩みがちであるということが分かります。

具体的に、どのような人間関係の問題が起こりやすいのでしょうか。

職員との人間関係

同じ職場で仕事をする職員同士の人間関係に悩むことが一番多いようです。

介護士だけでなく、看護師やリハビリ職などさまざまな職種の職員とコミュニケーションを取ることが多く、その中で衝突してしまうことも少なくありません。

また年齢層の幅が広いことから、価値観の違いにより人間関係の構築が難しいことも挙げられます。

利用者様との人間関係

頑固な利用者様や認知症のある利用者様、暴言や暴力を振るう利用者様との関係なども、介護士を悩ます原因のひとつです。

もちろんそうでない利用者様も多くいらっしゃいますが、全員が全員そうではないことは事実。

利用者様との関係構築が上手くいかないことから、介護業務もスムーズにいかず自信を失ってしまいがちです。

ご家族との人間関係

介護職は、利用者様のご家族とコミュニケーションを取ることも業務のひとつです。

特に訪問介護の場合、ご家族とやり取りすることが増えるでしょう。

しかし中には介護士に無理難題を押し付けたり、理不尽な要求をしたり、介護士を見下すような発言をする方も。

自分ではきちんと業務を行っていたつもりでも、ご家族から不満や嫌がらせを受けてしまうと、仕事のモチベーションが下がってしまいます。

介護士が人間関係で悩んだときの解決策

介護士が人間関係に悩んでいるとき、どのような方法で解決できるのでしょうか。

周りの人に相談する

相談できそうな周囲の人に相談することで、解決の糸口を掴めたり、気持ちが軽くなることがあります。

職場で困っていることがあれば、上司や施設長に相談することも方法です。

職場の人にできないような相談は、友人や家族などに相談してみましょう。

施設内での問題の場合は、同法人の他施設への異動やユニットの変更などの対応をしてもらえるかもしれません。

自分の行動を振り返る

人間関係がこじれてしまったとき、自分に原因はなかったか改めて振り返ってみましょう。

自分の行動が常に正しいとは限りません。

特に認知症のある利用者様の場合は、思わぬ行動で利用者様の気分を害してしまっていることがあります。

自分の行動を振り返って、反省点を見つけて改善に努めることも大切です。

相手の言葉を否定しない

人間関係が複雑化してしまった原因の相手に対して、否定したり反論して言い争うことはよくありません。

相手の意見が受け入れられなくても、まずは聞き入れて、冷静に会話することを試みましょう。

自分が冷静になっていることで、相手も冷静さを取り戻すことがあります。

派閥やグループから距離を取る

特に職場の人間関係の複雑化には、派閥やグループができていることがあります。

派閥やグループのなかで悪口を共有したり、敵対しているグループと張り合っていては、いつまで経っても人間関係が修復されません。

派閥やグループに属していることで、対立することのなかった人と対立してしまうことも。

派閥やグループからは距離を取って、自分の意見を持ち続けていることが大切です。

転職前にチェック!人間関係がよい施設の見つけ方

「転職したいけど、人間関係がいい施設ってどうやって見分ければいいの?」と悩んでいる介護士さんのために、ここでは人間関係がよい施設の見つけ方を3つピックアップしてみました。

頻繁に求人掲載していないか

転職サイトの中には、同じ求人が何件も、長期間に渡って掲載されているケースがあります。

何度も同じ施設の求人を掲載するということは、「常に人手が足りていない=給与や人間関係などに問題がある可能性が高い」と考えられます。

反対に人間関係が良く人材の流出が少ない施設は、求人を出す頻度が低くなる傾向です。

そのため、頻繁に求人を出している施設は避けた方がよいでしょう。

運営元の管理体制が整っているか

求人をチェックするときは、運営元の法人の情報もしっかりとチェックしましょう。

運営元の株式会社や社会福祉法人などの公式ホームページを見て、管理体制が整っているか、確認することが大切です。

社員の相談窓口を設けている

マネージャーをはじめとする管理職が現場に視察に来る

定期的な面談がある

他施設への異動が可能

上記のような管理体制がある施設は、人間関係に悩みがあっても、解決しやすい傾向があります。

事前にチェックしてから、面接や見学へ向かいましょう。

施設見学を行う

実際の職場の雰囲気や職員の年齢層を知るためには、施設見学が有効です。

採用された場合一緒に働くこととなる職員の様子を見ることができるため、入職後のミスマッチを防げます。

また施設見学をすることで、自分に合った職場であるかどうかを知ることもできるでしょう。

>>>あわせて読みたい「介護の職場で働きたい方は必見!職場見学のポイントについて解説」

転職サイト・エージェントを利用する

気になる施設の募集状況を知りたい場合は、転職サイト・エージェントを利用してみましょう。

転職サイト・エージェントには、介護転職業界に精通しているプロのスタッフが在籍しています。

希望条件をもとに、ぴったりの求人を見つけてくれるでしょう。

離職率が低い

職員の人数が不足していない

さまざまな年齢の介護士が在籍している

上記のような条件を提示することで、ストレスや人間関係の悩みが少ない施設を紹介してもらえやすくなります。

転職アドバイザーに相談してみる

まとめ

介護士はさまざまな人と密接に関わる仕事であることから、人間関係のトラブルが起こってしまいがちです。

しかしコミュニケーションを取ったり自分の行動を見直すことで、解決させることもできるでしょう。

また人間関係の良い施設へ転職することもひとつの方法です。

悩んでいる方は、介護求人ラボのキャリアアドバイザーに相談してみましょう。
 

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