介護士が短時間勤務を行うメリットやポイント、求人の探し方は?

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介護士の短時間勤務について解説します。短時間勤務制度とは、勤務時間を短縮して短い時間で勤務すること。家族の介護や子育てと仕事を両立したいという介護士におすすめの働き方です。今回は介護士が短時間勤務をするメリットやポイント、求人の探し方などについて解説します。

短時間勤務制度とは

短時間勤務制度とは、勤務時間を短縮し、通常より短い時間で勤務する制度のこと。

平成21年の「育児・介護休業法」の改正に伴い制度が義務化されており、フルタイムで勤務する職員が一定の事項を満たすことで利用できます。

産休前や育児、介護などを理由に活用するケースが多いです。

また短時間勤務制度は、以下の全ての事項に当てはまる場合にのみ対象者となります。

3歳に満たない子を養育する労働者であること。

1日の所定労働時間が6時間以下でないこと。

日々雇用される者でないこと。

短時間勤務制度が適用される期間に育児休業をしていないこと。

労使協定により適用除外とされた労働者でないこと。

出典:厚生労働省|短時間勤務制度(所定労働時間の短縮等の措置)について

正社員だけでなく契約社員、パート・アルバイトでも短時間勤務制度の適用が可能のため、まずは各事業所に導入の有無を確認してみましょう。

介護士が短時間勤務するメリット

介護士が短時間勤務で働くメリットには、どのような点が挙げられるのでしょうか。

女性が多く子育てへの理解度が高い

介護職には女性が多く、介護労働安定センターの調査によると正規職員の約6割が女性という結果も。

そのため女性の比率が高い職場が多く、その場合出産・子育てに理解度が高いことも特徴です。

子育てを理由に短時間勤務を希望する際に理解を得られやすく、協力してもらいやすいというメリットがあります。

参照:公益財団法人 介護労働安定センター|平成25年度介護労働実態調査

体力に自信がなくても働ける

勤務時間を短縮させることで、体力の消耗を軽減させることができます

そのため体力に自信がなくても介護の仕事を無理せず続けることができるでしょう。

子育てや家族の介護のために、仕事で体力を消耗したくないという方にもおすすめの働き方です。

シフトの融通が利きやすい

介護職はシフト制の勤務形態が多く、さらに短時間勤務の場合はシフトの融通が利きやすいという特徴があります。

勤務時間が6時間と制限されるため、始業時間・退勤時間を家庭の用事に合わせやすくなるでしょう。

家族の介護・子育てと両立できる

短時間勤務でプライベートの時間を多く確保することで、家族の介護や子育てと上手く両立できます。

勤務後すぐに託児している施設へお迎えに行くこともできるため、延長保育料の負担を減らすこともできるでしょう。

休職や退職をせず、働きながら家庭の時間を確保できることは大きなメリットでしょう。

介護士の短時間勤務の働き方

介護士が短時間勤務をする場合の働き方について解説します。

保育園のお迎えの時間まで働く

例えば朝9時に出勤し16時に退勤、そのまま子どもを託児している保育園のお迎えに向かうといった、保育園の時間に合わせた働き方も実現します。

保育の延長料金が心配、長時間子どもを預けたくないという方におすすめの働き方です。

昼から夕方まで働く

昼の12時に出勤し19時に退勤のように、午前中に余裕を持たせる働き方をすることもできます

朝は家族の介護を行ったり、子どもを保育園に預けに行くなどの用事を済ませたい方におすすめです。

派遣社員として働く

短時間勤務を希望する場合は、正規雇用の正社員ではなく派遣社員として働くこともおすすめ

正社員に比べ比較的フレキシブルに働くことができるため、「入社時から短時間勤務を希望している」という場合は、派遣社員として働くことも検討してみましょう。

訪問介護士として働く

訪問介護は、介護を必要とする方のご自宅に向かって介護サービスを提供する事業です。

介護サービスを行う時間は利用者様や事業所によって異なるため、短時間での勤務希望が通りやすいこともあります。

介護士が短時間勤務をするポイント

介護士が短時間勤務を行う場合は、いくつかのポイントがあります。

早めに上司に相談する

短時間勤務への変更を希望する場合は、早めに上司に相談するようにしましょう。

短時間勤務に変更することによって、人員配置やシフトの変更が必要になる可能性があるためです。

産休・育休明けに短時間勤務をすることを検討している場合も、休暇前に話していると復帰後にスムーズに手続きできるでしょう。

職場に理解を得る

家庭の都合で短時間勤務を行うときは、職場に理解を得ることも大切です。

介護や子育てをしている場合、やむを得ない理由で突然休んだり、早退せざるを得ないこともあります。

そういった際に、自分の業務をカバーしてくれるのは周囲の職員です。

普段からやむを得ない事情が発生し得ることを説明し、理解してもらうようにしましょう。

適度に職場や家族に頼る

家族の介護や子育ては、自分ひとりだけで抱えるものではありません。

パートナーや家族、職員の人々に適度に頼ることも大切です。

抱えすぎて心身が限界を迎えてしまう前に、周囲の人々に相談するようにしましょう。

短時間勤務ができる職場の探し方

短時間勤務が可能な職場は、どのように探すのでしょうか。

「短時間勤務OK」の求人を探す

求人サイトで探す場合、「短時間勤務OK」のタグが設定されてあることがほとんど。

短時間勤務制度を取り入れている職場を条件に絞ることができるため、効率よく求人を探すことができるでしょう。

介護求人ラボでは「短時間社員制度あり」の探し方が可能です。

ぜひ検索してみてくださいね。

「短時間社員制度あり」の求人を探す

キャリアアドバイザーに相談する

短時間勤務がOKな職場かどうか分からない、自分に合う職場で短時間勤務制度を導入している職場があるのか効率よく知りたい場合は、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。

自分の希望にピッタリな求人を紹介してもらえるだけでなく、面接対策や転職のアドバイスを聞くことも可能です。

キャリアアドバイザーに相談する

まとめ

短い時間で働ける短時間勤務制度は、家族の介護や子育てと仕事を両立させたいという介護士におすすめの制度です。

退職や休職せずに無理なく仕事を続けられるため、ライフステージの変化でも安心して働くことができます。

介護求人ラボでは、短時間勤務制度を取り入れている求人を多数掲載中です。

ぜひ職場探しに活用してみてくださいね。
 

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