お役立ち情報
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介護紹介への就職・転職を考えている方によって、「絶対に避けたい」施設ともいえるブラック介護施設。ブラック介護施設に入社してしまわないためには、求人探しや面接の段階でしっかり見極めることが大切です。今回は、ブラック介護施設の特徴や見極めるポイントについてまとめました。
まずは介護施設の求人を選ぶ際に、ブラック介護施設の特徴を知っていることがポイントです。
以下では、ブラック介護施設の特徴をまとめてみました。
ブラック介護施設の特徴として、労働基準法が守られていないことが挙げられます。
例えば残業代など給与の未払いや労災隠し、不当な時間外労働が常態化しているケースなどは違反に値します。
労働基準法の違反は、もっとも重い場合「1年以上10年以下の懲役または20万以上300万円以下の罰金」の罰則規定が設けられています(労働基準法第117条)。
明確な法律違反となるため、これらの違反が横行している施設はブラック介護施設といえるでしょう。
ハラスメントが横行している施設も、ブラック介護施設といえるでしょう。
性的な嫌がらせであるセクシュアルハラスメント(セクハラ)や、地位や権力を使った高圧的・威圧的な嫌がらせを行うパワーハラスメント(パワハラ)がよく取り上げられるハラスメントです。
これらのハラスメントが行われること自体問題ですが、それらのハラスメントを見て見ぬふりする行為もまた問題。
ハラスメント撲滅に向けての取り組みが行われていないことも、ブラック介護施設の特徴といえるでしょう。
ブラック介護施設の特徴として、問題が発生したとしても精神論で片づけるという点が挙げられます。
例えば、残業時間の削減を訴えても「あなたの気持ちが弱いだけ」「あなたのマネジメントスキルが低いだけ」と精神論で片づけられてしまうのです。
本質的な問題を解決する手段がないため、職場にギスギスとした雰囲気が常態化してしまうことになります。
上司が部下に他責してくるような職場も、ブラック介護施設である傾向があります。
例えば、長時間労働が常態化するシフトが組まれているのであれば、上長がシフトの仕組みを解決する必要があります。
しかしブラック介護施設の上長は、システムなどの変更で経営層と折衝することを避けたがります。
なぜなら、会社の問題点を指摘することで自分の評価が下がる可能性があるためです。
そのため「あなたのタイムマネジメントスキルが低いから残業が常態化している」というように、問題の原因を部下に他責してしまうのです。
ブラック介護施設では、人手不足から介護職員には認められていない医療行為が行われることがあります。
多くの医療行為は本来、医師や看護師のような医療従事者によって行われなければなりません。
しかしブラックな介護施設では、介護職員が禁止されているような医療行為を行わそうとすることも。
このような行為は法律に違反する行為であり、絶対にやってはいけません。
違反行為が常態化している職場は、ブラックであるといえるでしょう。
介護職員が入居者に対して悪態をついてしまうことには、職場の労働環境が悪い、人間関係が悪いなどの職場環境が原因となっていることも。
不満が溜まったまま仕事をすることで、入居者に対して適切なケアができなくなってしまっているのです。
いかなる理由があるにせよ、入居者に対して不適切な態度を取ってはいけません。
また入居者への虐待は、れっきとした犯罪です。
入社する前にブラック介護施設に気が付くには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
見極めるポイントをまとめてみました。
求人募集が常に行われている職場は、採用しても人がすぐに辞めてしまう・慢性的な人不足から激務であるために、常に募集が行われている可能性があります。
入社した人がすぐに辞める職場は、何らかの問題がある可能性が高いのです。
安定して長く働きたいと考えている場合は、常に求人募集をかけている職場を避けることをオススメします。
インターネットを経由しての転職活動が活発になり、それに伴い働いている企業の評判や口コミをまとめるサイトも増えてきました。
そういったサイトでは、働いている当事者がまっとうな意見で書き込みを行っています。
サイトの口コミに「サービス残業が横行している」「上司からのパワハラが常態化している」などの悪い口コミが複数掲載されている場合、その職場はブラックである可能性が高いです。
スタッフに笑顔がない施設は注意が必要です。
職場での業務が充実していれば、人間は自然と笑顔が出るもの。
しっかりとした教育が行われている施設であれば、外部の方が来所された際には笑顔でお迎えし、挨拶を行うように教育が実施されています。
笑顔を作れないということは、社員教育が行われていなかったり、職員の心に余裕がない場合が考えられます。
もし施設を訪問する機会があればスタッフが笑顔であるかを確認することが大切です。
ブラック介護施設の場合、雇用契約書の記載があいまいになっていることがあります。
例えば、年間休日数や残業時間の記載があいまいになっていたり、諸手当の記載が具体的でない場合などが挙げられるでしょう。
さらに、応募時に確認した求人票の記載内容と雇用契約書の内容が異なるというったことも。
雇用契約書は、何かトラブルが発生した際にあなた自身を守る大切な書類です。
そんな大切な雇用契約書をあいまいに記載している場合、何かしらの事情を隠している可能性が高いといえます。
ブラック介護施設に転職・就職しないためには、以下の3つのポイントを実践してみましょう。
近年では、施設で働く職員が投稿する「職場に対する口コミサイト」が数多く展開されています。
施設の環境や人間関係、離職率などの深い情報を知ることができるかもしれません。
気になる施設がある場合は、まずは悪い口コミが投稿されていないか確認しましょう。
また職場に関する口コミ以外に、利用者様やご家族の視点から見た悪い口コミがないかも要チェックです。
職場環境は、実際に目で見てみないと分からないもの。
どういった雰囲気でどんな人が働いているのか気になる場合は、施設見学をお願いすることもポイントです。
実際に働いた場合のイメージも付きやすく、入職することになった際もすぐに順応できるでしょう。
>>>あわせて読みたい「介護の職場で働きたい方は必見!職場見学のポイントについて解説」
ブラック介護施設を見分けることが心配、施設とのやり取りが不安という場合は、転職・就職エージェントに相談して、サポートを受けることもポイントです。
転職・就職エージェントでは、自分に最適な求人を提案してもらえるだけでなく、施設との見学・面接などの日程調整のやり取り、代理での質問も行ってもらえます。
基本無料で利用できるため、まずは登録して相談してみましょう。
転職活動の際は、ブラック施設のポイントを見極めブラックな職場に就職しないことが大切です。
ブラックな環境で体調を崩してしまっては、その後の生活にも影響を与えてしまいます。
働き甲斐のある優良な介護施設は多数存在するため、まずは転職活動をスタートされてみてはいかがでしょうか。
本記事が働き甲斐のある介護施設への転職を実現させるきっかけになれば幸いです。
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