介護職と子育てを両立するには?ポイントやメリット・デメリット

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子育てしながら介護の仕事をしたい、という方は少なくありません。近年では子育て中の人でも働きやすい環境が整備されており、介護の仕事と子育てを上手く両立することも実現できるでしょう。今回は、介護職と子育てを両立させるメリット・デメリット、両立するポイントや両立させやすい職場について解説します。

介護職は子育てと両立できる?

結論から述べると、介護職でも子育てと両立することができます

近年では介護職員の慢性的な人手不足が深刻化されていることから、子育て世代にも働きやすい環境づくりが推進されています。

勤務形態もさまざまに展開された求人が増えていることから、自分に合う介護の仕事を選びやすいことも特徴です。

また資格なし・未経験からでも働ける施設が多いことから、子育てしながらでも介護職デビューも叶うでしょう。

介護職と子育てを両立するメリット

子育てしながら介護の仕事をするメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

子育て経験者が多い

介護職員の平均年齢は45.9歳と比較的高く、現役の職員のなかには子育てを経験しているという方が多い傾向です。

子育てをしながら仕事をするアドバイスをもらえるだけでなく、子育てと仕事を両立していることに理解してもらえることも多いでしょう。

子どもに関する急な欠勤や早退にも柔軟に対応してもらいやすくなります。

参照:公益財団法人 介護労働安定センター|平成30年度介護労働実態調査

職場に女性が多い

介護職は女性が全体の約7割を占めていると報告されており、女性が多い職場であるといえます。

妊娠・出産・産休などを経験した職員が多いことから、特に子育て中の女性にとって働きやすい環境です。

子育てをしている女性同士は相談できることも多いため、精神的な負担も軽減されるでしょう。

参照:公益財団法人 介護労働安定センター|平成29年度 「介護労働実態調査」の結果

シフト制で休みを調整しやすい

介護施設は基本的にシフト制で勤務することとなり、休みを自分のタイミングで取得しやすいという点があります。

子どもの行事や通院などで平日に休みを取りたい場合も、比較的融通が利きやすいでしょう。

また他の職員と勤務日の交換をしやすいことから、突発的な休みにも対応してもらえます。

家事の経験を活かせる

介護業務は掃除や洗濯、食事の提供など家事に通ずる業務が多いです。

そのため、普段自宅で行っていた家事の経験を活かすことができます

介護の仕事をしたことがない未経験者でも、家事経験があることで即戦力になることもできるでしょう。

介護職と子育てを両立するデメリット

子育てしながら介護の仕事をするデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

急な休みを取ることに気が引ける

子育て中は子どもの体調不良などにより、急に休みを取らなければいけない場面も発生します。

しかし介護の現場は基本的に人手不足であることから、急な休みをもらうことに気が引けてしまう場合も。

常日頃から周囲の職員に理解を得ておく必要があるでしょう。

体力を消耗する

介護職は重いものを運んだり、利用者様の体を持ち上げたりと体力を使う仕事です。

一方の子育ても体力仕事。

仕事とプライベート両面で体力を消耗することから、疲労が溜まり体調を崩してしまう方も少なくありません。

介護職と子育てを両立するポイント

子育て中の人が介護の仕事を上手く両立するためには、どのようなポイントがあるのでしょうか。

子育てに理解のある職場を探す

職員の子育てに理解のある職場であれば、急な休日申請やシフト交代にも柔軟に対応してもらえるでしょう。

産休・育休取得実績のある職場や、「子育て中のスタッフ在籍中」の職場を選ぶことがおすすめです。

気になる点は、面接などで質問してみてもいいでしょう。

パートナーに協力してもらう

子育ては自分ひとりで行うものではなく、パートナーと共に協力して行うものです。

介護の仕事でどうしても子どもの面倒を見れない可能性があるときは、自分ばかり無理せずパートナーに協力してもらうことも大切なポイント

介護の仕事は人手不足で休みにくい、自分が担当している利用者様の対応で手が離せない時があるなど、介護の仕事で起こり得る事情についてあらかじめ説明しておきましょう。

周囲の職員に協力してもらう

普段から周囲の職員に子育て中であることの理解を得て、いざというときに協力してもらえるように連携を取っておきましょう。

自分が急遽休まないといけないとき、その穴埋めをしてもらうのは周囲の職員です。

子育てで仕方なく抜けてしまう可能性があることを伝えつつ、カバーしてもらうことへの感謝の気持ちもしっかり伝えましょう

働き方を変える

介護の仕事にはさまざまな勤務形態・雇用形態があるため、子育てに手が離せない間は働き方を変えてみることもひとつの手段。

短時間勤務制度を活用する、雇用形態をパートに切り替える、シフトを減らすなどの工夫を行い、仕事と子育てが両立できるような環境をつくることが大切です。

また施設側はこれにより人材を新たに採用しなければいけない可能性もあるため、働き方の要望は早めに相談するとよいでしょう。

子育てを両立するのにおすすめの介護施設

子育てしながら介護の仕事をするには、どの介護施設で働くのがよいのでしょうか。

訪問介護事業所

訪問介護は基本的に日中の限られた時間のみ対応している事業所が多く、「保育園の時間まで働く」といった働き方が実現しやすいといえます。

また登録制の派遣訪問介護士であれば、自分の好きなタイミングで働くことができるでしょう。

なお訪問介護は基本的に一人で対応することとなるため、もし自分が急に休むことになった際、他の職員に頼めるよう職員数を多く抱えている事業所がおすすめです。

デイサービス

デイサービスは、要介護度の低い高齢者の方々が日中に利用される通所型の介護施設です。

夜勤がなく決められた時間内の日勤で働くことになるため、「朝保育園に子どもを預けて出勤し、退勤後にお迎えに行く」という働き方が実現できます。

また土日休みの施設も多くあるため、保育園が休みのときに仕事を休むことも可能です。

利用者様の要介護度が低く、体力的負担が少ないことも特徴でといえるでしょう。

まとめ

介護職でも、工夫次第で仕事と子育てを上手く両立させることができます。

しかし両立させるためには、周囲の協力が必要不可欠です。

子育て中であることを説明し、普段から連携を取ることで、自身も周囲も働きやすい環境をつくることができるでしょう。
 

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