介護施設で土用の丑の日を楽しもう!おすすめの食材やレクを紹介

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介護施設で「土用の丑の日」にまつわるレクリエーションや食事を取り入れてみるのはいかがでしょうか。土用の丑の日は、利用者様にとっても馴染み深い夏の風物詩の一つです。今回は介護施設におすすめの土用の丑の日のメニューやレクリエーションなどについてご紹介します。



「土用の丑の日」とは?



土用の丑の日とは、体調を崩しがちな季節の変わり目に、栄養価の高いものを食べて体力をつけようという考えから始まった習慣だといわれています。

「土用」は、季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の直前の18日間のことを指します。

「丑の日」は、「土用」の期間である18日間を干支に当てはめ、初めから2番目の干支である「丑」にあたる日を指します。

 

介護施設でも取り入れたい!土用の丑の日の風習


土用の丑の日には、どのような文化や風習があるのでしょうか。

よく知られている土用の丑の日の風習についてご紹介します。

土用の丑の日には何を食べる?

土用の丑の日には「丑」にちなんで「う」の付く食べ物を食べるという風習があります。

これは江戸時代から伝わる風習で、「う」の付く食べ物には栄養価の高いものが多いと考えられていたことに由来するそうです。

昔の人は土用の丑の日に、鰻をはじめとした栄養価の高い食べ物を食べることで、夏バテを予防しないようにしていました。

 

夏バテ予防におすすめの「う」の付く食材

土用の丑の日といえばやはり鰻ですが、実は鰻以外にも土用の丑の日に食べたい「う」の付く食べ物は数多く存在します。

介護施設でも取り入れやすい「う」の付く食材の例を紹介します。

梅干し

うどん

そうめん

きゅうり

また、「う」の付く食べ物以外にも以下のような食べ物もおすすめです。

土用餅

土用しじみ

土用卵

高齢者の栄養不足には鰻がおすすめ!

体力を付けるという意味合いで鰻を食べるという風習は一般的にも知られていますが、実際に鰻にどのような栄養が含まれているのかは分からないという方も多いです。

鰻に含まれる主な栄養と効果は以下の通りです。

カルシウム:歯や骨を丈夫にする

たんぱく質:エネルギーの生成

コラーゲン:皮膚や骨を丈夫に保つ

ビタミンA:視覚機能を正常に保つ、免疫力を高める

ビタミンB1:疲労回復、神経機能を正常に保つ

ビタミンB2:皮膚の健康維持、口内の炎症予防

ビタミンE:身体の老化の緩和

高齢者の方に不足しがちな栄養が多く含まれている鰻は、介護施設で提供する食材としても非常におすすめです。

鰻を使用したメニューは普段の食事よりも特別感があるため、利用者様にも喜んでいただけそうです。

>>>あわせて読みたい「介護士も夏バテに注意!暑い夏をバテずに乗り切る対策方法とは」

 



介護施設におすすめ!土用の丑の日の献立7選

介護施設におすすめの、土用の丑の日の献立を7つご紹介します。

鰻丼

土用の丑の日には外せない定番メニューです。

鰻丼以外にも、鰻茶漬けやひつまぶしなどのメニューもおすすめです。

栄養価の高い鰻を食べることで、利用者様や職員の夏バテ予防にもつながります。

土用しじみの味噌汁

夏の土用の期間に食べるしじみのことを、土用しじみといいます。

土用の丑の日には、しじみを使った味噌汁やすまし汁がおすすめです。

しじみは、高齢の方に不足しがちな栄養素を豊富に含んでいるほか、整腸作用もあるため、健康に良い食材として知られています。

きゅうりの浅漬け

夏の暑い日にぴったりのきゅうりの浅漬け。

夏はあまり食欲がないという方も多いですが、さっぱりとしたきゅうりであれば利用者様にも食べていただきやすいです。

きゅうりに塩をもみ込むだけで簡単にできるという点でもおすすめの一品です。

きゅうりの梅和え

「う」の付く食材を2品使用した、土用の丑の日にもってこいのメニューです。

きゅうりの浅漬けと同様、暑い時期でも食べやすいさっぱりとした味付けです。

梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復や夏バテ対策などの効果が期待できます。

牛すきうどん

こちらも「う」の付く食材を2品取り入れているため、土用の丑の日におすすめのメニューです。

また、うどんは高齢の方にも食べやすく、介護施設でも安心して提供することができます

かぼちゃの煮物

ウリ科の食材として、かぼちゃを使ったメニューもおすすめです。

かぼちゃの煮物は、かぼちゃの甘さや柔らかさを最大限に引き出すことができ、高齢の方からの人気も高いです。

利用者様の状況に応じて煮込み時間や柔らかさを調整するようにしましょう。

土用餅(あんころ餅)

小豆の赤色には厄を祓う力があるといわれていることから、土用の丑の日にはあんこ餅を食べる文化が生まれました

土用餅はもち米や白玉粉などで簡単に作れるため、利用者様と一緒に作ってみても楽しそうです。

 

土用の丑の日にまつわるレクリエーション

介護施設で楽しめる、土用の丑の日にちなんだレクリエーションのアイデアをご紹介します。

 

うなぎ釣りゲーム

細長く切った新聞紙をうなぎに見立て、棒状のものですくい上げるゲームです。

時間内にどれだけ多くのうなぎを集められるかを利用者様同士で競い合ってみると、より盛り上がりそうです。

また、身体を動かすことで、指先の運動や頭の体操にもつながります。

「う」が付く食べ物ゲーム

「う」が付く食べ物の名前を順番に挙げていくというゲームをしてみるのもおすすめです。

複数人のグループを組み、より多くの食べ物を挙げられた人が勝ちというルールを設けてみても良いでしょう。

利用者様の様子に合わせて、ゲームのやり方を工夫することが大切です。

挙げられた食べ物の名前をホワイトボードに書き並べていくことで、視覚的にも分かりやすくなり、どの利用者様にも楽しんでいただけるようになります。

 

まとめ

今回は、土用の丑の日におすすめの食べ物やレクリエーションについてご紹介しました。

土用の丑の日の風習は利用者様にとっても馴染み深く、介護施設の季節行事としてぜひ取り入れたいイベントの一つです。

土用の丑の日を通して、体調管理に気を付けながら利用者様と一緒に暑さの厳しい夏を乗り越えましょう。

 

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