お役立ち情報
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介護施設でバレンタインを楽しめるレクリエーションのアイデアを紹介します。バレンタインといえばチョコレートですが、ただ食べるだけ・配布するだけでは特別感がありません。職員も利用者様も楽しめるバレンタインのレクリエーションを企画してみませんか?そこで今回は、介護施設でバレンタインを楽しむためのレクや注意点について解説します。
■目次
2月に介護施設で行うイベントのひとつとして、バレンタインデーイベントが挙げられます。
新年会のような大きなイベントにはなりませんが、毎年ささやかなレクリエーションを企画するという介護施設は多いでしょう。
バレンタインデーが日本で広まったのは、昭和30年代後半から。
そのため、バレンタインデーにあまり馴染みがない、あるいはチョコレートを贈り合うだけのイベントであると考える利用者様も少なくありません。
介護施設のバレンタインデーイベントは、「親しい人にチョコレートを贈る」など分かりやすいコンセプトを掲げて行うことがおすすめです。
日本チョコレート・ココア協会によると、チョコレートは医療や介護の現場において、主に4つの分野で活用されていると報告されています。
チョコレートに含まれるミネラルなどの栄養分には健康を促進するものもあり、高齢者がチョコレートを適切な量摂取することは効果的であるといわれているのです。
出典:日本チョコレート・ココア協会|Q11 チョコレート・ココアが医療や介護の現場で活用されていると聞きますが、具体的にどのように使われているのですか?
介護施設でおすすめの、体験型バレンタインレクのアイデアを紹介します。
バレンタインのレクリエーションとして最も人気があるのがお菓子づくり。
チョコレートフォンデュは、「マシュマロなどの具材をあたたかいチョコレートに浸すだけ」で完成するため、さまざまな要介護度の方にも参加いただけます。
マシュマロの他にもイチゴやバナナ、パンなどやわらかな具材を使うことが多いため、高齢の利用者様におすすめ。
ただ食べるだけでなくフォンデュに浸す工程が加わることで、レクリエーションとして充実度がアップします。
バレンタインにちなんで、ハートやチョコレートのデザインの工作をするのもおすすめ。
工作は手先や脳を動かすことから、認知症予防にもつながります。
完成品は壁に装飾することで、施設内がパッと華やかになるでしょう。
手作りのチョコレートの配布がはばかられる際は、市販のチョコレートを配布してもいいでしょう。
あらかじめ個包装されているものであれば、配布しやすく衛生面も安心できます。
またサイズや味など豊富に展開されているため、利用者様にとって最適なものを選びやすいこともメリット。
いつものおやつにプラスして配布することで、バレンタインデーという特別感を演出することもできるでしょう。
バレンタインの日にちなんで、いつもお世話になっている利用者様にメッセージカードを贈ってみてもいいでしょう。
メッセージの内容は、いつもご利用いただいているお礼など簡単なご挨拶程度でもOK。
メッセージカードを贈るということ自体に意味があります。
せっかくであれば、バレンタインらしくハートモチーフなどの特別なメッセージカードを使ってみましょう。
介護施設のバレンタインレクリエーションとしておすすめのゲームを紹介します。
バレンタインはもともと海外からやってきた文化であるため、実はバレンタインについてあまり詳しく知らないという利用者様は多いのではないでしょうか。
クイズを通して、脳トレしながらバレンタインについて学んでみませんか?
膨らませた風船を床に落とさないように、全員である場所まで運ぶ風船リレー。
介護施設でもよく行われる人気のレクですが、バレンタインレクではハート型の風船を使ってみましょう。
ハート型の風船はいびつな形をしていることから、どこに飛んでいくか分からないというおもしろさがあります。
グループに分かれてチーム戦にしてみてもいいでしょう。
ペットボトルやホワイトボードを用いて行う的当てゲームも、バレンタインバージョンにアレンジすることができます。
的になる部分にハートのイラストを付け、「ハートを射抜く」つもりでいつも通りゲームを行います。
「男性介護職員のハートを射抜く」という設定にしたり、的をチョコレート菓子にしても盛り上がるでしょう。
チョコレートをかけたじゃんけん大会もおすすめ。
景品は全てチョコレートにして、1等は有名洋菓子店のチョコレート、2等はスーパーのチョコレート、3等は駄菓子のチョコレート…のようにランク付けしてみても盛り上がります。
じゃんけん大会はルールが簡単で、たくさんの方に参加していただける点もおすすめポイントです。
個包装のチョコレート菓子に輪ゴムを貼り付け、フックを垂らした釣竿を使って釣り上げるレクのアイデア。
チョコレート菓子の種類は軽くて釣りやすいものから、重くて釣りづらいものまで多彩に取り入れてみましょう。
また輪ゴムとフックの釣り以外に、磁石を貼り付ける釣り方法も。
難易度は利用者様の様子を見つつ設定しましょう。
介護施設でバレンタインのレクリエーションを行う際は、以下の注意点に気を付けましょう。
医師より糖質やカロリー制限の指示を出されている利用者様に関しては、チョコレートを食べることについてあらかじめ医師や看護師に相談する必要があります。
量や種類など、食べても健康リスクがないことを確認してから提供しましょう。
またチョコレートを食べすぎると、脂質や糖質の過剰摂取につながります。
制限のない方であっても、提供のしすぎには気を付けましょう。
バレンタインデーは本来海外の文化であり、日本で広まったのは昭和30年代後半からと比較的新しいイベントです。
そのためバレンタインデーというイベント自体にピンとこないという方も。
そういったことから、レクリエーションに積極的に参加したがらないという方もいるかもしれません。
そういった方には参加を無理強いせず、意志を尊重するようにしましょう。
なお他の方に配布したチョコレートなどは後で渡すなど、不平等が出ないような配慮が必要です。
チョコレートを食べたり配布したり、さまざまなレクを企画できる介護施設のバレンタインイベント。
高齢者が適切な量のチョコレートを摂取することは健康にもよいといわれているため、バレンタインを良い機会にチョコレートのおやつを提供してみてもよいでしょう。
しかし糖質やカロリー制限のある方への提供には注意が必要です。
本記事を参考に、介護施設で楽しいバレンタインレクを実施してみましょう。
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