介護施設でクリスマス会を楽しもう!メリットや注意点など解説

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介護施設でも人気のイベントとして行われるクリスマス会。介護施設で楽しい時間を創出させられるだけでなく、脳の活性化やコミュニケーションの促進など、利用者様にとってさまざまなメリットを期待できます。今回は、介護施設でクリスマス会をするメリットや盛り上げるコツ、介護士におすすめの出し物、クリスマス会の注意点について解説します。

介護施設でクリスマス会をするメリット

介護施設でよく行われているクリスマス会ですが、行うことで得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

脳の活性化を図る

クリスマス会を通じていつもとは違う過ごし方をすることで、脳が活性化する効果を得ることができます。

季節独特の催し物やイベントといった非日常体験は、脳を刺激する良い要因

マンネリ化してしまっている日常では経験できないようなことをしたり、感情を発散することで、脳に好影響を与えることができるでしょう。

コミュニケーションを促進する

クリスマスの会を行うことで、利用者様のコミュニケーションを促進することもできます。

普段会話しない人と会話したり、職員とのやり取りが増える機会にもなるでしょう。

またコミュニケーションの促進は、孤独感や憂うつな気分を紛らわす効果も期待できます。

身体を動かす機会になる

クリスマス会のレクリエーションでは、踊ったり体操をしたり、簡単な運動を行うなどの身体を動かす機会があります。

普段あまり身体を動かさないという利用者様でも、クリスマス会という特別な空間を通じて、楽しく身体を動かすことができるでしょう。

なお身体を動かすレクを行う場合は、利用者様一人ひとりの身体能力に配慮することが大切です。

季節を感じられる

クリスマス会を行うことで「もうクリスマスシーズンなんだ」「もうすぐ年末だ」といった、季節について考えるきっかけにもなります。

特に入居型の施設の場合、利用者様は年間を通して室内にいることが多く、季節を感じる機会があまりありません。

そういった方々にも季節の変化を感じてもらうために、クリスマス会のような季節のイベントが行われるのです。

介護施設でクリスマス会を盛り上げるコツ

介護施設でクリスマス会を行う際、より楽しく盛り上がるためのコツについて紹介します。

施設内の飾りつけを行う

クリスマスには、クリスマスツリーやリース、オーナメントなどさまざまな装飾物が飾られます。

施設内でもこういった飾りつけを行うことで、クリスマス会の雰囲気をより演出することができるでしょう。

施設内がいつもと違った雰囲気になるだけでも、楽しい気分になりますね。

利用者様が作ったものを飾る

施設内の装飾物は、利用者様が作った製作物を飾ってみましょう。

そのためクリスマスシーズンのレクリエーションには、クリスマスにちなんだ製作がおすすめ。

自分で作った製作物が施設内に飾られることで、満足感や達成感を感じることもできるでしょう。

クリスマスにちなんだBGMをかける

クリスマスシーズンになると、街中でもクリスマスソングを聴く機会が増えますね。

施設の クリスマス会でも、クリスマスソングをBGMとしてかけるだけでより楽しい雰囲気を演出できます。

なおBGMは、クリスマス会の進行の邪魔にならないようなものを選ぶことがポイントです。



介護士におすすめのクリスマス会の出し物

介護施設のクリスマス会において、介護士におすすめの出し物を紹介します。

クリスマスソングの合唱

クリスマスソングの合唱は、練習の負担も比較的軽くおすすめ。

誰もが知っているクリスマスソングを選ぶことがポイントです。

高齢の利用者様でも楽しめるように、最近のポップスではなく、昔から歌われてきたような歌をチョイスしてみましょう。

<合唱におすすめのクリスマスソング>

きよしこの夜

もろびとこぞりて

ジングルベル

あわてんぼうのサンタクロース

サンタが街にやってくる

楽器演奏

楽器の演奏ができる職員がいる場合、クリスマスソングの演奏を行うのもいいでしょう。

ピアノやギターなどはもちろん、誰でも扱いやすいハンドベルの演奏を披露するのもおすすめ

実際の楽器を見るだけでも大いに盛り上がりそうです。

マジックショー

介護士による出し物のなかでも、特に盛り上がりやすいマジックショー。

派手な装飾を行うクリスマス会にも最適な出し物です。

コインマジックなどの細かいネタは避け、遠くにいる人でも分かるような大きなネタを選ぶようにしましょう。

クイズや脳トレ

クリスマスにちなんだクイズはもちろん、脳トレや〇✖クイズも盛り上がります。

いつもの脳トレレクリエーションよりも少し違った、ジェスチャーゲームやイントロクイズなどがおすすめ

楽しみながら脳トレもできると一石二鳥ですね。

ビンゴ大会

要介護度や身体能力などを問わず、誰でも参加できるビンゴ大会もおすすめ。

早くビンゴできた方向けに、クリスマスプレゼントを用意してもいいでしょう。

利用者様が数字を見逃さないように、職員がしっかりサポートしましょう。

 

サンタクロース登場

クリスマスでないと会うことのできないサンタクロースの登場は、クリスマス会の醍醐味ともいえます。

男性の職員に衣装を着てもらい、サンタクロース役として登場してもらいましょう。

プレゼントやメッセージカード、先述したビンゴ大会の景品贈呈の際の大きなネタにもなりますね。

 

介護施設でクリスマス会を行う注意点

介護施設でクリスマス会を行うときは、以下の点に注意しましょう。

高齢者でも分かるような内容にする

高齢の利用者様のなかには、西洋の文化であるクリスマスに疎い方や、クリスマスのお祝いをしてこなかった世代の方もいらっしゃいます。

また最近のクリスマスソングやダンスなどは、利用者様がよく知らずあまり楽しめないことも。

主役である高齢の方でも分かるような、王道的な内容にしましょう。

利用者様の人間関係に配慮

クリスマス会では、利用者様同士がコミュニケーションを取る機会が普段よりも増えることが予想されます。

そのため席順やレクの内容においては、利用者様同士の人間関係や年齢などに配慮しましょう。

せっかくのクリスマス会で険悪なムードになってしまうのを避けるため、進行中も介護職員が利用者様の様子をしっかり観察していることが大切です。

急な体調の変化に注意

クリスマス会の最中にも、利用者様の体調が急に変化することがあります。

普段とは異なる雰囲気のなかで身体を動かしたり歌を歌ったりするため、それによって具合が悪くなる方がいらっしゃらないか、しっかり観察しましょう。

特にクリスマスシーズンは気温が低いため、暖房の温度など空調設定にも気を遣いましょう

職員も一緒になって楽しむ

利用者様がクリスマス会を楽しむために最も大切なことは、介護職員も心から楽しむことです。

介護士が楽しそうにしている姿を見せることで、利用者様も安心して楽しむことができます

企画の段階で利用者様も職員も両方が楽しめるような企画を立てていることで、準備から本番までワクワクした気持ちで過ごせますね。

仕事ではあれど、まずはクリスマス会を楽しむことを忘れずに過ごしましょう。

まとめ

介護施設でも人気のイベントとして行われるクリスマス会は、利用者様が楽しめるだけでなく、脳の活性化やコミュニケーションの促進などさまざまなメリットを期待できます。

装飾や出し物を行って、忘れられないイベントを演出しましょう。なおクリスマス会進行中でも、利用者様の人間関係や体調には十分注意が必要。

クリスマス会を楽しみつつも、介護業務も臨機応変に対応しましょう。

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