介護施設でおすすめの冬至の過ごし方|冬至レクやおやつも紹介

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介護施設で利用者様と一緒に楽しめる冬のイベントとして、「冬至」を取り入れてみるのはいかがでしょうか。冬至は利用者様にとっても馴染み深く、関心を持って参加していただきやすいイベントです。今回は、冬至の意味合いや風習、介護施設で楽しめるおすすめの冬至レクリエーションなどについてご紹介します。


 

「冬至」の由来や意味とは?

冬至とは、「1年で最も日の出から日の入りまでの時間が短い日」のことを指します。

その由来は紀元前の中国にあるといわれており、今では日本や中国、ヨーロッパなど世界各国でも祝われる行事となっています。

冬至が1年で最も日が短い日であるということは、冬至の日を境に、翌日から日の出から日の入りまでの時間は少しずつ長くなっていくということになります。

そのため、冬至の日には新たな季節の訪れを祝ったり、自然の恵み無病息災などを願う文化があったのだといわれています。

 

介護施設でおすすめの冬至の過ごし方

介護施設でも取り入れやすい、おすすめの冬至の過ごし方についてご紹介します。

「ん」の付くものを食べる

冬至の日に「ん」の付く食べ物を食べる、という風習はご存知の方も多いでしょう。

「ん」の付くものは、運気が上がる縁起の良い食べ物だという考えに由来します。

中でも、「ん」が2つ重なる名前の食べ物は、運が重なるという意味合いをもつことから、冬至の日には「南瓜(なんきん)」を食べるという文化が今でも根強く残っています。

「冬至の七種」と呼ばれる、「ん」が重なる7つの食べ物をご紹介します。

南瓜(なんきん)

蓮根(れんこん)

人参(にんじん)

銀杏(ぎんなん)

金柑(きんかん)

寒天(かんてん)

饂飩(うんどん)

冬至の日の食事には、「冬至の七種」のうち、食事にも取り入れやすいうどんや野菜などを使ったものを提供してみると、利用者様にも喜んでいただけそうです。

ビタミンや食物繊維などの栄養も豊富で、寒い冬に向けて免疫アップにも期待できます。

柚子湯に浸かる

冬至に行われる風習として有名な柚子湯。

柚子が持つ強い香りには、不要な邪気を払って幸運を呼び寄せる力があると考えられています。

そのため、昔の人は冬至の日には柚子湯に浸かり、体を清めていました。

また、柚子は実が成るまでに長い時間がかかるため、「あらゆる願いがうまく実を結びますように」という願いも込められているといわれています。

柚子湯は、3〜5個の柚子を湯船にそのまま浮かべるだけで簡単に取り入れられるため、介護施設の入浴で実践してみても良いでしょう。

香りをより楽しみたいときは、爪楊枝で柚子の表面に穴を開けてみるのもおすすめです。

本物の柚子を使用するのが難しい場合は、柚子の香りの入浴剤などで代用する方法もあります。

冬至粥を食べる

冬至粥とは、米と小豆を混ぜ合わせて作ったお粥です。

昔から、小豆の赤色には邪気を払う力があるといわれており、赤飯や小豆粥のような小豆を使った料理を食べることは、縁起が良いと考えられています。

普段の食事で提供しているお粥に小豆を加え、冬至粥として提供してみましょう。

小豆は栄養価が高く、血圧を下げる・便秘解消・冷え性改善などの効果もあるといわれているため、寒い季節の利用者様の健康対策にもぴったりです。

かぼちゃのいとこ煮を食べる

冬至の七種のひとつでもある南瓜と、邪気を払う効果があるといわれている小豆を使った料理です。

柔らかく煮たかぼちゃに、小豆の缶詰を入れて煮詰めるだけで、手軽に作れる一品です。

かぼちゃと小豆の優しい甘さが、利用者様にも喜んでいただきやすい味付けになっています。

調理の際は、かぼちゃを食べやすい大きさに切り分け、食べやすい柔らかさになるまでしっかりと煮込むのがポイントです。

 

柚子茶を飲む

柚子はお風呂に入れるだけでなく、柚子茶としても楽しむことができます。

用意するものは柚子とはちみつだけ

作業工程も少なく、利用者様の人数が多い施設でも比較的提供しやすいのもおすすめポイントです。

柚子とはちみつで体も温まり、風邪予防や疲労回復などの効果も期待できます。

利用者様にも飲んだあとは、柚子の皮の部分も美味しく食べられるため、利用者様にも喜んでいただけそうです。

 

介護施設でおすすめの冬至にまつわるレクリエーション 

介護施設でおすすめの冬至のレクリエーションについてご紹介します。

 

いい湯だな体操

ザ・ドリフターズの「いい湯だな」の曲に乗せた体操です。

座ったままで簡単にできる体操のため、利用者様にも参加していただきやすいでしょう。

体操を通して適度な運動を行い、身体機能や免疫機能の向上が期待できます。

いい湯だな体操をしたあとに柚子湯に浸かることで、より一層冬至を楽しむことができそうです。

「ん」が付く食べ物ゲーム

縁起が良いとされている、「ん」がつく食べ物の名前を挙げていくゲームをしてみるのもおすすめです。

冬至の七種のように、「ん」が2回重なる名前でなくても大丈夫です。

円になって順番に言っていただいたり、思い付いた人から自由に言っていただいたり、利用者様に合わせてゲームのやり方を工夫してみると良いでしょう。

挙げられた食べ物をホワイトボードに書き並べていくことで、視覚的にも分かりやすくなり、多くの利用者様に楽しんでいただけます。

冬至クイズ

冬至の日には、冬至にまつわるクイズを出してみても良いでしょう。

利用者様と一緒に盛り上がれそうな冬至クイズをご紹介します。

Q:冬至とは1年で最も日の出から日の入りまでの時間が長い日のことを指す【A:✖ 短い日】
Q:冬至の日に食べると縁起が良いとされているなんきんは漢字でどう書く?【A:南瓜】
Q:冬至の日にお風呂に入れると邪気を払うといわれている果物は?【A:柚子】
Q:冬至の日に「ん」が付くものを食べるのは、「運」を付けるためである【A:〇】
Q:冬至の日に食べると良いとされている赤い食べ物はなに?【A:小豆】
Q:冬至の日に食べる「ん」が2回重なる7つの食べ物を「冬至の七種」という【A:〇】

>>>あわせて読みたい「【12月のレク】介護施設におすすめ!高齢者向けレクを紹介」



介護施設でおすすめの冬至にまつわるおやつ

介護施設でおすすめの冬至のおやつをご紹介します。

かぼちゃプリン

かぼちゃと牛乳を使った優しい甘さのプリンです。

ゼラチンで固めるため失敗しにくく、オーブンや蒸し器がなくても簡単に作ることができます。

おやつとして提供したり、利用者様と一緒に作るおやつレクとしても楽しめそうです。

上に生クリームをトッピングしてみると、さらに見映えもよくなるためおすすめです。

 

柚子ゼリー

柚子とはちみつをゼラチンで冷やし固めたゼリーです。

さっぱりとした味わいで、食後のデザートとしても食べやすいため、冬至の日のメニューとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

ゼリーの容器は本物の柚子を使用しなくても、デザート容器やマグカップなどでも代用できます

かぼちゃの白玉

潰したかぼちゃを白玉の生地に練り込むと、見た目も綺麗なかぼちゃのおやつの完成です。

利用者様の好みに合わせて白玉の固さを調整すると、安全に召し上がっていただくことができます。

白玉と一緒にゆで小豆を添えることで、さらに縁起の良い冬至にぴったりのおやつになります。

 

まとめ

今回は、介護施設でおすすめの冬至の過ごし方などについてご紹介しました。

日本のみならず、世界的にも古くから親しまれている冬至。

利用者様にとっても身近な文化であるため、介護施設でも、ぜひ冬至らしい過ごし方を取り入れてみてください。

 

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